niijiifoxさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.5

観てから数日経ったくらいで思い返して、いい映画だったなと思う。
ダルデンヌ兄弟の映画みたいに、大き目の不運をきっかけに小さな幸せが淡々と映し出される。

ルーシーのとこ。
あの人に挨拶だけでもすればよ
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ボーンズ・ブリゲード(2012年製作の映画)

3.8

スケボーに少しでも興味のある人ならば面白く観れると思います!
ドキュメンタリー映画。

この映画の監督ステイシー・ペラルタがメンバーだったZ-Boys以降の、ボーンズ・ブリゲードを軸にした80年代あた
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たまの映画(2010年製作の映画)

3.0

さよなら人類での柳原陽一郎と知久寿焼のコーラスを初めて聞いたときの衝撃が忘れられません

怖いような気持ち悪いような可愛いような、変な歌詞と美しい歌声の二人

この映画でもやはりいちばんの盛り上がりは
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.1

素朴で牧歌的な土地と人々に浄化されるように、過去の栄光や失敗を見直し次章に進んでいくストーリーと、この映画の簡素でわかりやすい雰囲気がマッチしてなんだか愛嬌のある作品でした。

バート・レイノルズの映
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.0

クローネンバーグのグロさが足りなくて残念だけど、こういった癖のある監督の、らしくない映画というのもなかなかいいものですね
好きな監督のそういったスタンスにある作品で例えるとサム・ライミのギフト、ピータ
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アメリカン・ハードコア(2006年製作の映画)

3.3

80年代USハード・コアパンクについての映画

特に衰退していく雰囲気を当時の当事者たちが語るあたり、ムーブメントってこういうものだな、という感じで興味深い
その時その時にはまる表現方法
50年代のビ
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フレンチ大作戦 灼熱リオ、応答せよ/OSS 117 リオデジャネイロ応答なし(2009年製作の映画)

3.2

くだらなくて面白かったです
ストーリーはほぼどうでも良くて、不穏な空気感と主演のジャン・デュジャルダンの表情で笑えるのでそれで満足です
本当に60年代あたりの映画なんじゃないかと錯覚するほどの作り込み
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れいわ一揆(2019年製作の映画)

3.5

最近観た 「なぜ君は総理大臣になれないのか」が面白いかった→原一男の新作 →都議選、という流れで鑑賞。安冨歩という方を知りませんでしたが面白い人でした。その他にも強烈なキャラクターが出てきて飽きずに見>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

前作のザ・ライダーが非常にハマったクロエ・ジャオ監督。今作も映像が綺麗だし、アメリカ人の心を揺さぶるテーマ選びからしてセンスが凄い。
現代の問題に立ち向かい抗う人々に共感でき、その問題提起もわかりやす
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偽りなき者(2012年製作の映画)

3.3

園長先生が無能過ぎて胸糞、ルーカスも息子のことを想うならもっと賢く動いて欲しかった。最後までムカムカしますが、閉ざされたコミュニティーで狙われたらどうしようもないのかも。原題の通りですね。マッツ・ミケ>>続きを読む

そして友よ、静かに死ね(2011年製作の映画)

3.4

「あるいは裏切りという名の犬」が面白かったので同監督の面白そうだったこの作品を鑑賞。渋いですね。若い頃からつるんで成り上がった悪いおじさん達の熱い友情話。面白い。

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.3

彼女との接触に進歩がある度にエモーショナルに彼女がいかに素晴らしいか、自分がいかに愛されているかをこちらに訴えてくるその熱意に笑っちゃいます。

しかし、ただタコの生態を観察するだけじゃなく、タコとの
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ブレインデッド(1992年製作の映画)

3.3

フォロワーさんのレビューでまさかあのサイトに上がってた、というのを知ってすぐに鑑賞。
サム・ライミぽいグロいユーモア全開、オリジナリティ溢れるアイディアも盛り沢山で最後まで楽しい。
これ作った約10年
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トールマン(2012年製作の映画)

3.9

パスカル・ロジェということでビクビクしながら鑑賞。でも怖くないし気持ち悪くもなかったです。
同じ話をいろんな角度から眺めて、何が正しいのか訴えてくるパスカル・ロジェの映画ってやっぱり面白い。

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

2.6

素晴らしき映画音楽たちの方が高揚感があって好きでした。
映画音響は映画音楽ほど突出した才能も必要無さそうに見えたし、楽しそうで羨ましかったです。
ここでも革新的な意味でスターウォーズが凄いです。

悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.2

怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

ってう、さっき見たサヴィエジャン監督のコールドスキンと
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コールド・スキン(2017年製作の映画)

3.0

文学的で悪くないんですが、重みがなく、B級感が抜けないのはサヴィエジャンの力量が関係してるのでしょうか。
やりたいことはデルトロと大きく違わないけれどオリジナリティが若干不足してるのかもしれません。
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.1

不穏な違和感がミッドサマーぽい。
途中、ロバート・ロドリゲス風の若干陳腐なSF感があって一気に楽しくなってきます。
スカッとするバイオレンスはタランティーノ風。
フロムダスクティルドーンぽい。

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.3

パッケージデザインが秀逸ですね。異様で怖いんだけど気になる。
映画を見てみたら、ほんとポスター通り、そのまんまな感じの映画でした。
渋めの俳優達の演技良い。映像も寓話的雰囲気があった良い。でも長い。長
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おもかげ(2019年製作の映画)

3.5

美しい景色の中、親子の愛情と恋愛感情が重なりかけたり引き戻されたり、セクシャルで危なっかしい揺れが楽しい。
綺麗事だけでキラキラさせず、エグい所まで突き進んだ結果、ね、美しいでしょ?て投げかけられる感
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はちどり(2018年製作の映画)

3.6

子供の呼び掛けが聞こえないほど疲れ切った母親、親からの期待でストレスを抱える兄。居場所が見つからず苦しく寂しい現実からの逃避先として居心地の良い家族を空想し描くウニ。彼女の周りの登場人物達も同じように>>続きを読む

あるいは裏切りという名の犬(2004年製作の映画)

3.3

知り合いのフランス人に教えて貰った映画。ノワール。ハードボイルド。確かに面白い映画でした。実話を基にしてるとか。とんでもないですね。

ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.0

テレンス・マリック作品。相変わらず映像は美しく心地よいので見続けられる。けれど脚本はイマイチだし、演者達の楽しげな演技も終始滑ってました。
作中スマホチェックしてる人が見当たらず。素敵な生活にスマホは
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フロンティア(2007年製作の映画)

3.2

ニューウェーブフレンチホラーという括りで語られる4作品の一つ。
マーターズ→ハイテンション→フロンティアと追っています。これもハイテンション同様、そんな怖くもないし胸くそでもなかったので普通のスプラッ
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.0

アレクサンドル・アジャということで鑑賞。お父さんがずっと間抜けで、映画終わる頃にはズタボロになってたり、ワニに噛まれて謎にローリングされてるときの走馬灯のようなイメージがタイトルと繋がってたり、色々フ>>続きを読む

ジェイク・ザ・スネークの復活(2015年製作の映画)

3.5

昔ビヨンド・ザ・マットを観て衝撃を受けましたが、これもかなり面白かったです。
インタビューされてても、日常を切り取ってても絵になるデカくて愛嬌のあるオッサン達。レスラーって根っからのエンターテイナーな
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ホーンズ 容疑者と告白の角(2013年製作の映画)

3.2

強引に突き進んでく感じは嫌いじゃないです
すごく面白いわけではないけどユーモアがあっていいですね
アレクサンドル・アジャは基本的に辻褄合わせる気がないのかもしれません
角が生えて医者に行くところ辺りま
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

2.0

高評価ですが自分には響かず。
最近ありがちのやつで、そこに乗っかってみた感が。
演出も、うーん。みんな好きなのになんでこんなに駄目なんだろう。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

寝る前に何気なく見始めたドキュメンタリー。なかなかガツンと来ました。この映画を見る限りとても魅力的で応援したくなる人間性の政治家。応援演説に駆けつけた慶應義塾大学教授の言葉もパワフル。凄い人はいるもん>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.8

養子縁組を受けた側がメインの話かとおもって見出したので映画がはじまって早々、ハイソな夫婦の雰囲気に違和感と嫌悪感を抱いてしまい苦手な感じだったんですが、この作品は養子を出した側の少女視点がメインで面白>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

面白いし良い映画でした。聴覚障害の演出もすごい。個人的に最近耳の調子悪くて耳の検査何度かしてもらったりしてたのもあってか、凄くリアルでした。

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.3

なかなか面白いけど長いです。金の亡者みたいな人達ばかりなのに、時間をかけまくってて無駄な画策をしまくる。アダム・サンドラー、アル・パチーノぽかったです。でもアル・パチーノ主演ならもっと面白い映画になっ>>続きを読む

私というパズル(2020年製作の映画)

3.2

決して性格が良いわけでもなさそうな主人公の女性と、出産時から無能感が出てた軽い旦那を中心に、強烈キャラのお母さんが絡まって、各々ゲスい感じで自己主張し合うのはいいんですが、助産婦さんを訴える構図が胸く>>続きを読む

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.1

逞しくかっこいい人たち!スタントウーマンの歴史や裏方の仕事がどんなものかわかって楽しい。欲を言えばもうちょっと影の部分など含め多角的に見たかった。弱くてかっこ悪い部分や、家族の意見、スタントウーマン同>>続きを読む

ハイテンション(2003年製作の映画)

3.4

ニューウェーブフレンチホラーと言われるムーブメント内で語られる今作。マーターズがトラウマになるほど恐ろしかったため、ハイテンション、屋敷女、フロンティアなど気になる作品はたくさんあるけれど手が伸びずい>>続きを読む

パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

3.5

周りの人から幸せにするタイプ。みんなを愛しみんなに愛される。こういう人にわたしはなりたいです。