niijiifoxさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.1

諦めずプライドを持ってひたすらに夢を追うこと

みんなが憧れるようなイケてるやつらとつるみオシャレな生活を営むこと

そのへんの理想と等身大の自分との見極めに揺れた20代中盤が懐かしい

自然体でおし
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

1.6

高評価とアングラカルト感が気になって鑑賞
やりたいことが沢山あってそれをモリモリつめ混んでるんでしょうが世界観が苦手だったのか全くハマらず

大味で投げっぱなしのぶつ切りカットが延々切り貼りされててギ
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.3

前半のほんわか楽しげな登山者達の雰囲気やヒマラヤの美しい風景から一転、体力低下した登山者が次々出だし猛吹雪で真っ白にになる後半への展開はホラー映画のような怖さがありました

3D上映された映画のため
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.6

おもしろい。とくにこの映画の原題通り、すでに自分は若くないと自覚し始めたあたりの年代の人にはいろいろ響くと思います

後半の争いは個人的にちょっとドラマチックに行き過ぎて好みじゃない感じもあったけれど
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ウィルソン(2017年製作の映画)

3.6

この映画のレビューでウディ・アレン映画のキャラクターと比較してる人がいてなるほどなと思った

屁理屈で斜に構えていて面倒臭いけど憎めない男、というところは一緒だけどウィルソンの場合はウディ・アレンのキ
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.8

vol.1からメチャクチャやりながらもなんだかんだとハリウッド的に収斂されていくvol.2の終盤まで来ても、自衛本能から猜疑心を持ち続けて鑑賞する人は多いと思います
というのも、今まで何度となくラース
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.5

聞き手の爺さんが文学的やら哲学的やらフィボナッチ数列やらといちいち深読みしてくるので話をしているシャルロット・ゲンズブールもそれに乗ってか訳あり風に語り続けるんだけど、実際は変態2人が各々の興奮ポイン>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.4

初っ端からモッコリネタ炸裂でつかみからして最高です
若干中だるみもあるにはあるけれど、アクションも良くて、特にFPSのように一人称視点でのアクションシーンが楽しかったです

かおりと天誅ハンマーも海坊
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みうらじゅん&いとうせいこう 20th anniversary ザ・スライドショーがやってくる!「レジェンド仲良し」の秘密(2017年製作の映画)

3.8

みうらじゅんの魅力ってなんなんですかね
すごく斜に構えていてずっとふざけてるように見えるけど真面目な男にも思える雰囲気
自意識過剰にも見えるし、周りのことなんて一切気にしてないようにも見える立ち振舞い
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ステラ(1990年製作の映画)

3.8

良い映画でした
母と娘がお互いを必要とし思い合い気遣い合いながら生きていく日々の生活を映し出した多くのシーンにきゅんとしました

父親、父親の新しいパートナー、母親の腐れ縁のようなダメ男友達、彼らがこ
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MERU/メルー(2014年製作の映画)

4.2

面白い映画だった!
絶景の映像や過酷な状況での撮影は素晴らしいし、なによりメンバーを丁寧に追っているので単純に山岳映画としてのみで括りきれないような深みがある
雪山に対する愛だけではなく技術力・体力・
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ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.5

知り合いや遠い親戚ばかりで形成された小さな社会のローカルルールを破ってしまった男を父親に持つ17歳の少女
物語はその娘が父親を捜索する話なのだが、父親を探す大きな理由が家族のためであり、そのためには危
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

4.2

基本的にどこの国でも通用しそうな公務員ネタと自(国)虐ネタが主で下ネタはほぼ無く、誰でも楽しめるし誰も傷つけないハッピーなイタリア映画だった
なんといっても主人公のケッコのキャラクターが最高でセリフも
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

2.8

傑作多いタイムリープ系映画の走りのようで数々の映画に影響を与えた重要作品ということですが映画作品としてはほぼ全編スライド形式という若干反則気味な構成のためか短尺30分弱にも耐えきれず眠くなってしまいま>>続きを読む

サンライズ(1927年製作の映画)

4.1

シンプルでいながらサスペンス、コメディー、ホラー要素まで包括したロマンスを、複雑な移動撮影やオーバーラップ手法など緻密に計算された映像手法で描かれたストーリーは最初から最後まで幻想的で美しかった!
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.1

最近見たピケティの21世紀の資本でこの映画が引用されていたので鑑賞。
行き過ぎた資本主義の結果、超格差社会によって人々は分断される。
本人の努力よりも資本力の差という出生時の運で人生がほとんど決まって
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.4

映画序盤の畳み掛けるようなスピード展開で若干置いてかれるも
中盤からキャッチーな展開に。
完全な善人も、完璧な悪人も出てこない。
人間味あふれるキャラが競い合う電流戦争はなかなか渋かった。
個人的には
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21世紀の資本(2017年製作の映画)

3.1

興味はあるけど多分今後完読しないであろうベストセラー21世紀の資本
映画としては特によくできてるとは感じないけど読まずにこの本の概要を知ることができたので良かった

まあ言われてみたらそうだよね、とい
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.7

ジョジョラビットが面白かったので鑑賞。プロットは両作品よく似ていてピュアな子供目線での展開が今作も面白い。リッキーベイカーの歌とか最高。この監督は今後も追う。

ヤバすぎファミリー 毎日がパラダイス(2008年製作の映画)

2.5

映画の質としてはかなり悪くいろいろと酷いので、この手のやつは嫌悪感すら覚えて最後まで見るのがしんどくなり途中で見るのをやめてしまいがちなんですが、不思議と最後まで見れました。こんなストーリーなのにコメ>>続きを読む

ハードエイト(1996年製作の映画)

3.2

コンパクトにまとまっててスッキリ見れた
みんな若い
みんな美味しそうにタバコ吸ってる

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.0

クローネンバーグの映画は怖いんではなく気持ち悪い。発想が気持ち悪くて素晴らしい。

ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.0

小さなプライドや嫉妬、現実逃避的な欲望の噴出、付いて回る虚無感や孤独。そして愛情。
様々な感情で溢れる驚嘆するほど美しい世界を、あの頃のロンドンの最高な空気感の中で描いている。
いやあ、ほんと映像と音
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

少し落ちてしまった生活レベルを立て直すのも難しく、頑張ろうとすればするほど家族との時間は犠牲にされ借金は減るばかりか膨れていく。そういう人たちの苦しみを自己責任で片付け、いいように使い倒すシステムの上>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

なにこれすごくいい

特に中盤までハリウッド的な予定調和が少なく読みにくい展開で飽きずに楽しめた

子供も見れる戦争映画って素晴らしい作品が多いけどこれもそう
エグすぎず美化しすぎず、大衆心理や戦争の
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.6

完全にコメディータッチの雰囲気からの、狂ったように鳴らされる不穏過ぎる連続ピンポン。そこからの急降下してくスピード感いいですね。
半地下辺りで調子よく浮き出した家族が暗く完全な地下まで落ち込んでっても
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.3

どう撮ってるのかわからない狭い空間などを進み続けるカメラワークが良かった。最近のサム・メンデスはノーランからの影響が伺える作品が多く、これもそう。といったレビューを読んだがまさに。
ノーランのダンケル
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

2.6

コロナで生活が変わって、生き方そのものを改めて考え直す時間が増え、そんな流れで食べることとは?という価値観の見直
しがあった中、この連休で稲垣えみ子「もうレシピ本はいらない」を読んだりしてました。そん
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アラン・デュカス 宮廷のレストラン(2017年製作の映画)

4.0

とても面白かった。
批判ではなく創造的な意見交換、
常に学び教え、独占せずに分かち合う、
といったチームワークやリーダーシップ論もよかった。
我々の仕事はディテールの積み重ねなんだ。
それだ!

アスファルト(2015年製作の映画)

3.3

鑑賞後ここのレビューを読んでたら悪く書いてる人を見つけることができなかった。すごく高い星満点5!とかはほぼないけどものすごく低い星1も見ない。その感じがすごくいい。映画の評価も一緒で、鑑賞後にものすご>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

2.8

もしも、みんなが知ってる正義のスーパーヒーロー的キャラの登場とかをほのめかす演出がどっかであったなら、それだけで作品の評価はだいぶ上がった気がする。生意気なガキを懲らしめたいという観客の欲求に少しも答>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.4

ピータージャクソンの作ったドキュメンタリー映画ということで期待して観ました。一方の視点からの戦争映画なので、まあそういう感じだよねというのはあるとして、だいたいこういった作品は間延びしたり最後の方で飽>>続きを読む

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

2.7

全体的にキラキラしてて中盤まではおもしろかったけど、数年後以降乗り切れなかった。最後も、エンドロール後も。もちょっと仏教感やら突っ込んでく方向に進んだら好みだった。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.2

いろんな意見があるだろうけど、JJ以外の誰かが監督をしたとして、こんだけちゃんと愛と尊敬を込めて、かつ面白くSWに終止符をうてたのだろうか、と思う。続三部作としてシリーズ再始動が決定したときの興奮と、>>続きを読む

ブロンソン(2008年製作の映画)

3.0

この監督ドライブ以外のはいまいちハマらないしむしろ苦手な作品多いんですがこれも観ました。なかなかおもしろかったです。が、器用だし映画とるのうまいんだから、ひたすらかっこいいとか、猛烈に怖いとか、アホす>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.3

ゲットアウトもそうだったけど終盤に向かって怒涛の勢いでアクションぽい描写でオチまで持ってく展開のセンスがシャマランなんかのセンスと比較するとどうもハマらず。そしてこれもゲットアウト同様、前半の不穏な空>>続きを読む