やさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

や

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空気人形(2009年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命はすべて
そのなかに欠如を抱き
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PicNic(1996年製作の映画)

4.4

精神疾患を持っていたって大人なのにみんな子供みたい。何でも信じるし すぐに影響されるし 全力で感じる。
大人になるにつれて失っていくものを持っていて羨ましい気持ちになった。

オープニングの薔薇を並べ
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

5.0

人の欲望が剥き出しで気持ちがいい

お金を稼ぐためであれ、前向きにがんばる姿は元気が出る

君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

流れる彗星や木漏れ日がとても綺麗で印象的だった。

三葉が手を握りしめて"これじゃ名前わかんないよ"って涙するシーンがすき。

お互いを知っていくうちに強くなっていく2人がよかった。

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

"何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない"

タツヤが僕に、僕がタツヤに、お互いにかけた時間が手間が絆になる。そういうものが親友。

お母さんからの手紙で、やり
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

5.0

アスペルガー症候群のシモン。

音楽を聴きながら見る景色がMVみたいっていうシーンと、最後にシモンがニコッと笑うシーンが好き。

北欧特有のインテリアや町並みがとっても素敵。

海街diary(2015年製作の映画)

4.2

桜のトンネルで2人乗り、雨上がりの石畳、縁側で飲む手作り梅酒、モノクロの浴衣、鎌倉の海辺、1両だけの古い電車

日本の美しさを感じる映画だった。古き良きもの。

アリスのままで(2014年製作の映画)

4.4

自分が自分でいれる最後の夏、という表現が切なかった。

忘れるのではなく失っていく恐怖。記憶を失っていくことにすら気づけないなんて。

努力して掴んできた知識も今までの記憶もすべて失ってしまう現実を受
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

4.3

ラブホテルっていろんな人の複雑で強い想いが集まる場所だなと思った。

韓国人カップルが浴室で身体を洗い合うシーン、最後の犯罪者が時効を迎えて喜ぶシーンがよかった。

一見汚い人間ばかりだけれど、それぞ
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闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

4.4

大人でも子供でもない、少女のお話。ロリータ。

抽象的すぎて掴めなかったけれど、怪しくて美しい世界観が最高。

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.6

まったりと流れて様々な経験をして成長していく。たいしたことはないけれど、これがリアル。

成長していく中で変わっていくこと、変わらないこと。大人になる頃にはそれが個性になる。

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

5.0

"先生は13歳の女の子じゃないもの"

思春期の女の子の脆くて儚い存在。

きっと誰かに分かってもらったり認めてもらいたい訳じゃなくて、彼女達の思い描くファンタジーのような理想を母親に押し込められる現
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

4.3

ジュリエットの家へ毎日貼られるたくさんの手紙。恋する女の子へ宛てられる返事の手紙にはたくさんの女性が救われているのだろう。改めて手紙っていいな

仕事のことばかりでソフィの話を聞いてくれないシェフの彼
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バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!(2012年製作の映画)

3.4

高校の同級生仲良し4人組の1番冴えない子が先に結婚。残りの美少女3人組は次から次へとハチャメチャなことをやらかす。

度が過ぎた行動がコメディ映画らしくて逆に清々しかったかも。
大人になってこんなにバ
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.8

ジブリ作品らしい青空に原っぱへ気持ちよさそうな風が吹くシーンから、海の見える時計塔のある街へ。どのシーンを切り取ってみてもうっとりするほど綺麗。

なんの不安もなくただワクワクした気持ちで出発したキキ
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バレエ・シューズ(2007年製作の映画)

3.8

1930年代のロンドン、ドレスやお洋服が可愛い。三女のポージーのバレエも美しかった。

視覚的に楽しむ映画。

同級生(2015年製作の映画)

4.6

まじめに、ゆっくり、恋をしよう

ふたりがお互いをきちんと見て、感じて、考えている姿が尊くて。
恋愛ってこういう風にピュアなものだったよなあ、と。

目や指先の動きだったり、サイダーが弾ける音だったり
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.6

たくさん働いて、たくさん悩んで、たくさん楽しもうと思える前向きな映画。

人生経験が豊富な人の言葉は大切にしようと思った。

ベンのような大人になれたら素敵だなあ

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

4.2

"傷付くのは努力したからこそだ"
"消えない傷はない"

生きていく上で心に置いておきたいような、いい言葉がたくさん。

ゆっくり、丁寧に、大切に

急ぎ足で生きてきたけれど、一度止まって自分を見つめ
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

4.6

ジュリアは取り柄も特技もなくて、劣等感を感じながら毎日をただ流れるように生きていた。けれど、趣味としての料理に目標を設定し取り組むことを決めた。

好きなことを趣味として楽しむだけではなくて、目標を設
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

3.5

兄のアオは自分にも他人にも厳しいんだろう。少しずつ心を開いていく、そうやって周りを見ることで自分を取り巻く環境が少しずつ変わっていきワイン作りにも成功した。
自分に厳しくすることは大切でも、それによっ
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ロリータ(1962年製作の映画)

2.5

「ずいぶんダマしたけど、人生ってそんなものよ」

ロリータの行動や仕草がかわいい。(庭で日光浴、階段を駆け上がってハグ、ホテルでヒールを脱ぐ、ペディキュアを塗らせるところ等々)

リトルプリンス 星の王子さまと私(2014年製作の映画)

4.3

原作の世界観を尊重しつつも、現代よりのファンタジーを追加して、原作をよりよく魅せてくれる相乗効果が素晴らしかった。

いけないのは大人になることではなく忘れること、と大人を否定していなかったことに救わ
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繕い裁つ人(2015年製作の映画)

4.0

「お洒落は自分の為にするもの
でもとっておきの服は、たったひとりの誰かのために着るもの」

たくさんのものが消費され、情報が溢れすぎている世の中で、本当に好きなもの、一生着れる服を見つけるのは難しいか
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.8

画や構図、雰囲気に懐かしさや儚さを感じた。

面白いなあと思わせるストーリーではなかったけれど、思春期の繊細な心をいい意味で主張しすぎずに丁度よく描いていたと思う。

蒼井優のバレエのシーン、すごく綺
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