ちっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ちっち

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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.6


女性の精神的な自立や恋愛を、乗り物に照らし合わせて表現している作品、なんだか好きみたいです。さらに漫画との二重構造が意外と初感覚でした。

漫画のネームを読んで、自分の何気なく言ってしまった台詞や行
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5


やってはいけないことだと思えば思うほどやりたくなっちゃうよね…

主人公、孤独で可哀想だけれど、旦那さんも極悪人というわけでなく、頭を抱えました。
付き合ったのも結婚したのも自分の意思なら、もっと話
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.9


酒を浴びるように飲み、薬を吸ってるうえでよく味がわかるな。
さすがシェフ笑

厨房で調理補助をしていたことがあり感慨深いのですが、各々が自分の役割を明確にこなすことで流動的に場がまわるというのが、撮
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.7


前半はSFかと思わせるフリージャンル、
後半は血で血を洗う西部劇のような作品。

ミッドサマーに近いという意見もあるけれど、ミッドサマーよりも更にジャンルが自由奔放な感じがしました。

暴力的な人間
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5


再婚で本当の母親になろうとする所から歪んでいるように思える。良い母というのは世間にとってではなく、その子供にとってでしかないのに…。

衣装やインテリアの色が信号の色になっていたり、食卓の変化等、細
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.7


生まれた時から上京するまで祖母に育ててもらった筋金入りのおばあちゃんっ子にはあまりにもタイムリーな問題でした。

お仕事だけが生きがいと言えるような祖母でしたが、体がまだ働ける内に年齢を理由に仕事が
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ミュート(2018年製作の映画)

3.4


近未来SFのビジュアルに浸りたくて鑑賞。
あくまでビジュアルのみ楽しみました。

オールド(2021年製作の映画)

3.4


大人も結構変化するよ。

面白い設定なのに、ほぼラストありき。
舞台も同じビーチからほぼ移動しないから短い時間で撮影できそうな分、面白くさせるのも大変だったろうな…。

違和感を感じさせるような不思
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CUBE(1997年製作の映画)

3.5


なぜか引きこまれた。
日本版は見れそうにないと悟りました。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7


兄は足が悪いんじゃなくて頭が悪い。さらには妹と自分の障害に対する怒りとプライドがあるものだから、それをより濃く魅せるために、監督はあえて生活保護等、福祉に頼るようなシーンを挟まなかったのではないかと
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.6


シリーズ好きなので何も考えずに楽しめましたが、ハリポタよりクオリティ落ちている感じが否めず…


ほぼマッツ・ミケルセン祭りの為に観に行きました。素敵マッツがたくさん居て心が踊りました☺️

整形水(2020年製作の映画)

2.8


発想がクレイジーすぎ。
私には何度生まれ変わっても
思いつかないラストでした。

顔の醜さより自己管理の怠慢と心の醜さが圧勝すぎてホラー映画かと…。

両親のこと考えると報われるシーンが1つもなくて
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます


地球滅亡後、生存者がみな全裸で出てくるシーン、ヒエロニムス・ボスの絵画の様で一番好きです。

大統領の死因はブロンテロックだと予測できていたなら、地球の未来は予測できただろうに…

ミンディたちが空
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.3


何度も出てくるヒトデは(無性生殖で再生可能)のモティーフだとして、人間よりさらに進化した種を求めての人体実験と勝手に解釈しましたが、正解はネットの海では見つからないようです。

シンプルに映像が美し
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5


女性の生きづらさを経験している人には更に心に響くだろうと思う。まだ結婚していない自分でも男女の社会的な立場の不平等さに涙が出ました。

日本も育休制度や幼稚園と保育園の統一等、色々謳ってはいるものの
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

村上春樹さんの小説は映像化が難しい。
今までに映画化されてきた作品たちを見てずっとそう思っていましたが、この作品は、まるで1冊読み終えたかのような読了感でした。カメラ目線や抑揚を抑えた台詞が、観る側の
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罪の声(2020年製作の映画)

3.5


説明あり丁寧な作品でしたが、思っていたより話が深く掘り下げられることはなかったです。

主人公が初めてテープに録音された子供の声を聴くシーン、私的に1番の山場に感じました。2度繰り返して聴く、いいテ
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さがす(2022年製作の映画)

4.0


本当によかった。
役者さん皆の芝居が素敵すぎました。

警察の「誰を探してんの?」が終始頭から離れず。先生も親身になってはくれているものの他人の感じ、娘の父親に対する最後も全て、とても生身の人間で、
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0


過去の私が精算された気分。
エドガー・ライト監督、相変わらずテンポと選曲が良く、気持ちがよかったです。

古き良きホラーもサイコもSFも色々なジャンルが共存していて、初めて観るような映画でした。
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EXIT(2019年製作の映画)

3.6


いい意味であまり何も考えずに見れる
エンタメとして楽しめました。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0


北朝鮮の一般人の生活や国交問題等は色々と勉強していたけれど、強制収容所の内情は何も知りませんでした。

悪いのは人じゃなくて国なのに。

ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。(2021年製作の映画)

4.0


方言が懐かしくてふらりと映画館に入ってしまった。

何事も大きな決断をした後は自己責任だけれど、言ってしまえばそこで終わる。その先を、血が繋がっているからというだけの理由で心配できること、会えば変な
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6


マッツミケルセン目当てで観たけれど、
1つのジャンルに縛られない少し挑戦的な映画で楽しかったです。

酔っ払いオヤジ4人組がめちゃくちゃ
可愛いし面白い。

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.1


経済的な困窮、孤立無援と、ネグレクトをしてしまう母親の特徴や段階を忠実に表現しすぎてて、恐い。

なんで見てしまったんだろう。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.7


大好きな小説「1984」はずっと未来の話だと思っていました。

スノーデンが、時々ウィンストンのような台詞を吐くのが印象深い。

現実というのは、やはり頭蓋骨の内部にしか存在しないのか。