ちっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ちっち

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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.7


信じてもらいたいならまずは自分から他人を信じなければいけない。

ルースはたしかに頭が良すぎて普通ではなかったけれど、怖い人間には思えなかった。ものすごく寂しい人間だった。誰からも心から信用されず、
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.9


自粛を経て、久しぶりに映画館で観れた映画がこれでよかったです。primeもHuluも入っているけど新宿シネマートさんの好きな雰囲気の中で観れたことに感謝。これからもたくさん足を運びます。

広州事件
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操作された都市(2017年製作の映画)

3.4


チ・チャンウクが見たかっただけなので目的は果たせたけど内容が淡白すぎる。何も考えずにアクションを楽しんだほうがいい。

なぜ隊長がそこまで慕われているのかとか、母親の最期とか、仲間たちが能力はあるの
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.7


不思議な空気感と、少しづつおかしい登場人物たちのバランスが良い。現実と妄想との境界が曖昧な物語好きなんだけど、フライヤーと実際の映画の中身があまり合ってなくて笑いました。もっと落ち着いたフランス映画
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7月22日(2018年製作の映画)

3.8


テロリストの親や弁護側の立場なんかはほぼ考えたことがなかったので、初めて考える立場と感情で胸がいっぱいでした。特に、苦しみながらもそれをお首にも出さず職務をまっとうする弁護士の姿は必見でした。こうい
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.7


騙されました…
色々なジャンルの映画を見るけれど、騙された!という感情を味わいたくて定期的にサスペンスやミステリーに戻ってきてしまいます。人間の性なのか私の性なのか…

この作品、あまりにも伏線が無
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.7


普段はあまり陽気な映画は観ないのですが、インド映画は1回観た方がいいと聞いていたので観ました。もう次のインド映画を漁っています。

カットのつなぎであれ?笑って思う所が度々あったり編集が独特だったり
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.6


およそ10年前の作品には思えない。
パンデミック映画の中では特別リアリティを追求している作品。今だからこそ観て良かったし、評価されるべき作品でした。

最近は、家にいるためにDVDや動画配信サービス
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.6


リリーフランキーが大好きなんですけど、サスペンスだとどうしても1番に疑ってしまいます。本当に好きです笑

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.6


薬と無縁そうに見えて頭はキレる男と危険視されている売人の男の二人組が海外ドラマの「ブレイキングバッド」を思い出しました。食傷気味なところはあったけど、わずかに青春風味な部分とポップな編集が楽しめまし
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.6


森加計問題での官僚の自殺や東京新聞の望月記者の原本など、実際の出来事をモティーフにした社会派エンターテイメント。

一人の人間が追い込まれて亡くなられたことで私はやっと関心をもつことができるようにな
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.5


悲惨な事件を、架空の少女たちをつくりだすことで綺麗なストーリーに仕立て上げたという印象なのだけれど、イタリアの内部事情を知識としてしか知らないため、なかなか頭が追いつかなかった。

イタリアのギャン
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.8


今回FF7リメイクを買ったついでにレンタルしました。実話と聞いて驚き、優しさで溢れる素敵な作品でした。

自分の父親もこんな感じだったなと思いながら見ていたけれど、何を考えているか分からないのは家族
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ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.7


マイフレンチフィルムより。

自分も不眠症で大変な目に合ったので、主人公に少しだけ共感してしまいます。あとは単純に睡眠に纏わる話が好き。かわいいメイドさんが渡してきた睡眠薬、水色だったからハルシオン
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美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

3.5


マイフレンチフィルムより。
ポップな編集がかわいいしフランスらしい。

映画はストーリー重視なので、短い尺に複雑な話を詰め込めないショートフィルムは少し苦手です。だから、内容の充実度よりもいかに視覚
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いざなぎ暮れた。(2019年製作の映画)

3.6


旅先で田舎の街並みを良いと思いシャッターを切っても、なかなか思うような写真を撮ることができないのを思い出しました。この映画のカットはどれも街並みの魅力と空気感がよく伝わってきました。構図がかっこいい
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.9


子供のときからすきだったけど
歳をとってから見ても良い映画というのは
大衆的な映画の良さを感じます

海外旅行の時に、ひとり、焦燥感に駆られながら空港を駆け回ったのを思い出して切なくなる。

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.8


愛すべきドランの作品を劇場で観るたびに、今年も生きていて良かったなあと思える。新作の予告もあったので、また生きる糧が増えました。

テーマはお馴染みの母親と子、LGBT。
小さな子供の抱える問題と、
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6


この日、なにも考えずに白いシャツと白いワイドパンツ、さらに白のベストという同一色コーデをして行ってしまいました…1人ミッドサマー恥ずかしかったです…。

「絶望の冬から狂喜の夏へ」

人の人生を季節
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

4.0


各々の目的はないまま、帰ることができない=死?へと向かう船に強制的に乗せられて、船の上では生活と生殖を行い、最後は虚無=永遠?へと向かう。一見かけ離れた話に見えるけれど、これって私たちの生きる現実と
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.4

再見。

オリジナルより見易くなっている。
内容を上回るダンスの美しさ。

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.6

再見。

舞台芸術。あの漫画をここまで夢のような映画にするのはすごい。

玉城ティナちゃん可愛さだけでも適役だし、演技のぎこちなさは、監督がOK出したんだから敢えてってことで割合。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7


恋愛に限らず、他人同士が生活をすることの大変さとか、明瞭な説明ができない相手への不満とか、リアルすぎて痛々しいくらい。

スカーレットヨハンソンかっこよすぎるな。

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.8


好きなタイプの邦画だった。

ただのストーカーの話かと思っていたら、なんか色んな気持ちにさせられて、やっぱりストーカーの話ではあった。なんだこれ。

高良健吾さんがもっと好きになれました。
大石圭さ
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アス(2019年製作の映画)

3.7


ゲットアウトですでに作風を知っていたので、
最初から社会勉強!笑という気持ちで鑑賞しました。面白かった。

今作は黒人差別ではなく格差社会が大まかなテーマで、Us(私たち)と作中の「私たちはアメリカ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6


同時上映されている「9人の翻訳家」を見てからミステリーに飢えて鑑賞。

ミステリーとしては王道。
原作がアガサクリスティだと観賞後に知って納得できるユニークさとキャラクターの個性でした。
途中すごく
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.9


なんとなく犯人が分かったあたりで疑うことをやめてしまったので、一捻り二捻りまんまと騙されました。悔しい〜。

読書は好きだけれど、ここまで本を愛したことはないしできない気がして、主人公やおじいちゃん
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.7


個人的にはpicnicやスワロウテイルのような古い作品が変態チックで好きなのですが、時代が変わっても変わらない岩井俊二監督の優しさを感じる作品でした。

岩井俊二監督の作品を見ていると、
どれも少女
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