1031さんの映画レビュー・感想・評価

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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.9

一見、特撮アニメと思って敬遠されがちだが良い意味で裏切られる映画。演出や構図がセンスの塊でキャラも魅力的。世界観も面白く、青春のキュンとする要素もある。騙されたと思って一度見てもらいたい。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

特撮ではなくVFXなのでアップや臨場感のあるカメラワークでジュラシックパークのような怖さがあった。戦争映画のような重厚感もあり、シン・ゴジラが群像劇の面白さだったのに対しこっちはヒューマンドラマ。ドル>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

深いテーマや設定もあるし、面白い箇所もあるけど、アクションはチープ。昭和感を出すためにあえてそうしてるのか、技術が足りなかったのか・・・。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

スゴイ映画だった。映像表現やアニメーションはさすが宮崎駿って感じだけど、これ80歳を超えるおじいちゃんが作ったの?って言うぐらい瑞々しい創造力が溢れてる
懐かしさもあり、宮崎駿の人生を描いているように
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

特に凝ったストーリーという訳ではないけど、マリオ好きが喜ぶような色んなキャラや仕掛けが出てきて極上のエンタメ映画に仕上がってる。ピーチ姫が強過ぎてビビったw

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

スラダンぐらい感動すると聞いてとつもなく高いハードルがあったのにその噂は嘘じゃなかった。ジャズの映画で「あの花」のような、いわゆる泣かせる映画じゃないのに何故か涙が込み上げてくる感動がある。情熱が伝わ>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.9

今回は海が舞台。趣味で海底探索するジェームズ・キャメロンだけあって海の表現は素晴らしく3Dで見るとまるで本当にスキューバダイビングをしているかのように錯覚する程美しい海の景色を堪能できる。ストーリーは>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.9

アニメというより井上雄彦の絵で動く実写の映画を観た感じ。バスケ時の動きや目線など細かい動きがリアル。ギャグシーンなどは俯瞰で端っこの方でサラッとやる感じ。原作を元に新たな切り口で描いていてかなり新鮮な>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

メッチャ良かった!ジブリオマージュや世界的なブームの日本の古い歌謡曲を取り込みつつ先を読ませないストーリー展開。美しい日本各地の描写や自転車の動きなどの描写の細かさ、綺麗事だけじゃないリアルな人間関係>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.8

個人的には清原果耶に巴を演じて欲しかったが有村架純も意外に良かった。全体的に抑えた音楽と色調で重厚な雰囲気。リアルではないけどエンタメとしてのアクロバティックな新時代の時代劇の集大成という感じ。池田屋>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.7

確かに噂通り、賛否両論の映画だった。ワンピースを題材にしなくても良かった気はするし時々作画が大丈夫?って時あったけど自分は楽しめた。Adoの歌が好きじゃないとキツいかも。この映画はIMAXで観て良かっ>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.7

正直、ヤンキーモノはあまり好きなジャンルではないけど東リベは更にタイムリープや色んな謎、魅力的なキャラを+して原作から好き。この映画はその魅力を損なわず実写化に成功してる稀な例。特に吉沢亮のマイキーは>>続きを読む

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.7

良い意味で予想外!今回はピッコロと悟飯がメインの映画なんだけど、全編フルCGになり、絵の見せ方や音楽の演出方法など全てが一新され、DBの新シリーズが始まった感じ。賛否あるけど自分は肯定派。説明が多く間>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

シン・ゴジラに通づる、科学技術に裏付けられたリアルな特撮+人間ドラマ中心の新しい解釈のウルトラマン。怪獣もオリジナルの設定を再解釈、細かいカット割りは邦画というよりエヴァ的な手法。音楽もオリジナル音源>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.7

リーマンショックの裏でどんな事が行われていたのか実話に基づいた映画。情報としては知っていたけど、実際にどういう事件だったのかよくわかった。くだらないマネーゲームが引き起こす経済不況のせいで大勢の人の人>>続きを読む

劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

3.3

西島秀俊はまだしも綾瀬はるかもかなりアクションは頑張ってた。ただ脚本が凡庸で演出もかなりダサい。テレビドラマとしては見れても、これを映画館で見たいかといえばお金を払ってまでは見たくない。

僕を育ててくれたテンダー・バー(2021年製作の映画)

3.7

自叙伝なのでドラマチックな事は起こらない。ロクでもない父親に捨てられ決して幸せとは言えない人生でも、男の生き方を教えてくれる叔父さんやバーの飲んだくれな常連達、欠陥だらけでも愛に溢れた家族が何が幸せか>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.9

アカデミー賞作品。まるでプーチンのプロパガンダのよう。テロリストから解放するためにイラクへ派遣され市街戦を戦う米軍。武器を持っていれば女子供でも容赦なく撃ち殺す。そうしなければ仲間がやられるから。戦争>>続きを読む

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

3.6

ひたすら優しい世界。まずすみっこで暮らしてる各キャラの設定が面白い(ミルクティーだけ先に飲まれて取り残されたタピオカなど)。ドラマチックな展開はないけど癒されます。最後にBUMPのSmall worl>>続きを読む

イノセンス(2004年製作の映画)

3.9

「花束みたいな恋をした」でも話題になった押井守監督の劇場版・攻殻機動隊の続編。約20年前の映画とは思えない映像美や民族音楽のようなBGM、独特な演出は今見ても色褪せない。ただミルトンやデカルト、孔子な>>続きを読む

コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道(はんどう)(2017年製作の映画)

3.5

中盤の超重要そうなシーン、そんなきっかけで!?ちょっとあまりにも安易過ぎてこれが傑作と呼ばれる意味がわからなかった。。。
うーん、自分には合わない作品だったのかも。映画は総集編で大事な所が端折られてる
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コードギアス 反逆のルルーシュⅠ 興道(こうどう)(2017年製作の映画)

3.6

アニメをまとめた3部作の1作目。ブリタニア帝国にギアスと呼ばれる人を従わせる能力を持ったゼロに率いられたレジスタンスが立ち向かう話。(ちょっと今の時勢に似てる)今のところアニメ史に残る傑作という感じは>>続きを読む

攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(2011年製作の映画)

3.7

テレビ版の特別編で原作、押井版とは違う設定。埋め込み型ARや光学迷彩など現代でも実現していない科学技術、少子高齢化が進んだ社会で在宅で医療ネットにアクセスする全自動介護システムなどまるで未来からやって>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.9

オープニング、日本でもここまでリアルな戦争シーンを作れるとは驚いた。美しい物を見ると測りたくなる数学の天才が主人公。巻尺で戦艦を測り、数学の力で海軍の不正を暴くという変わったテーマが面白い。負ける事が>>続きを読む

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

3.6

アニメの制作現場をアニメ化した作品の劇場版。元々のシリーズはアニメ制作の生々しい裏側をリアルに描いていて、キャラ立ちしたキャラクターも沢山出て群像劇としての面白さもある。劇場版はその4年後の話で各キャ>>続きを読む

つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.8

以前、アカデミー賞にもノミネートされた作品。絵本がそのまま動いてるような不思議な暖かさがある。台詞は一切なくBGMは最小限でほぼピアノのみ。でもその人生を追いかけていくだけで泣ける😭おじいちゃんになっ>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.2

福田監督の映画はギャグがくどくて笑いのツボが合わないと全然面白くないんだけど今回は滑り続けていた気がする。今やってる三谷幸喜脚本の大河はかなりキャストも被っていてギャグテイストが入っていても結構面白い>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.5

前シリーズ(トビー・マグワイア版)に描かれていたヒーローの苦悩やベン叔父さんの言葉の重さなどが薄れてただのアメコミヒーロー映画になってしまった印象。正体をあんな簡単にバラしまくっていいんだろうか?

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

これはスパイダーマンを見た事がない人が見たらただの傑作映画だけど、スパイダーマンファンが見たら今年一番とかそういうレベルではなく歴代トップ5に入るくらいスゴイ、映画史に残る大傑作映画。絶対ネタバレする>>続きを読む

劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

3.7

前半は孤独のグルメの給食版。市原隼人がクソ真面目に心の声でモノローグを語りながら給食を食べるシーンがコミカルでB級コメディ感あるけどメチャクチャ面白い。後半の給食廃止を巡るシリアス展開に関しては特筆す>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

なかなかの胸クソ映画。不協和音や上下逆さまに撮ったり、不気味さを煽る音響などの不気味な演出とは対照的に牧歌的な村が舞台。いかにも平和な村で徐々に異常性が表れてくるがそれが伝統でありここでは正常という狂>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.9

最近のアニメは鬼滅、呪術と作画がものすごいがこの映画も負けず劣らず神作画。もちろんガンダムやSF好きのための映画ではあるがMS(ロボット)はもちろん、人物の動きや芝居が唸るほど細かく描かれておりそれだ>>続きを読む

ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.7

コクリコ坂の実写版のような、ドキュメンタリーのような映画。京都が舞台で非常に身近で生活感があるし、京都の一大学寮生になってその中に入り込んだような臨場感や青春感もある。一見地味な映画だけどその中で人間>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.4

スタジオ4℃という事で背景のCGやデザインは素晴らしかった。同じスタジオが作った鉄コン筋クリートは動きも凄まじかったけど作画に関しては可もなく不可もなくという感じ。全体的にも個人的な感想としては良くも>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.7

ジャガーさんみたいなシュールな笑いと音楽がテーマのアングラな雰囲気漂う映画。(おそらくわざとだろうが)かなり低い作画と演出と隙間だらけの間で一見クソアニメに見えるが音楽への愛が色んな所に散りばめられて>>続きを読む