観るのが嫌で、でも観たかった作品。
どちらの家族も普通にいそうで、どちらの父親の意見も普通にありそうで、でも、ひとりっ子の父と何人かの兄弟の父という差が愛情の表現にも差を生んでしまったんだな、と。
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落ちぶれた男を演じるジョン・トラボルタが本当に情けなくて、それでも小さな灯火のように燃える命が、スカーレット・ヨハンソンの登場で明々と強くなる様がよかった。
敵か味方か、何が何だかわからなくなるところもあり、だけど爽快感がたまらない。
どうしてかな。
日本のものより、バシッと決まる気がする。
何も考えずに観られるのに、最後には何かが得られる。
その何かはいまだにわからないけど。
何かが変われば、涙の、又は胸をすく物語になったでしょうに。
それとも、私がまだ至らないのか。
バカなことを真剣に楽しそうに、でも時々ハッと我に返りながら、やり遂げる。
何度も笑ってしまった。
ネイサンが1番大人だった。
そして一途にパパを信じる姿が愛おしかった。
人種差別は良くなっているのか。
それとも知らないうちにやっていしまっているのか。
長い夜を凝縮して、出来上がったものは心臓を鷲掴みにされるようないたみ。
こわい。
やりたくないのにはじめなきゃいけないジレンマと、終わらせられるかの恐怖。
幼い頃観て震えたのを憶えてる。
日本人がやったら鈍臭いだろうな、というところもかっこいい。
滑らかなトランスフォームに目が釘付け。
ドリュー・バリモアが愛らしく見えるのはなぜだろう。
作り上げた歌も素敵。