hydrangeaさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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アランフエスの麗しき日々(2016年製作の映画)

2.1

ヴィム・ヴェンダースとレダ・カテブとあっては、見ないわけにはいかない。

ドイツ人作家は突然炎のごとくのジュールを彷彿とさせる。

自然が豊かでど田舎かと思えば、そうではなくてパリ郊外。つまりこの家と
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.8

突っ込みどころは満載なんだけど、映画づくりのセンスが良いから、引き込まれて熱心に見た。可愛いカップルの物語。二人の暮らす家がいい感じ。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.4

退屈だった。
主演の2人に魅力を感じなかったし、女優さんはまさに大根(!)という感じで…
二つのサクセスストーリーにも深みがない。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.4

悪くはないけど、そんなにいいかなぁ?という感じ。
芸達者揃いで、ときに過剰な演出があってもやすやすと演じ切ってしまうので、ちょっとした違和感を随所に覚えた。

少年はふと見せる表情がかつての柳楽ゆうや
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柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

3.2

柄本明さんのトークショー付きだった。
「この映画見ると、俺って嫌なやつだね」的なことをおっしゃっていて、ご本人的には確かにそうかもしれないと思った。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.2

神様沈黙してない。
原作でも沈黙してないんだけど。

間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.0

牧畜を営む夫婦が、あんなにオシャレで小綺麗なのはちょと不自然…

「私は田舎者だから」というブリジッドが、上京すると誰よりもパリジェンヌらしくて粋な風格。

まあ、映画というファンタジーっていうことか
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

2.0

社長の奥さんが美人でスタイル良くて、喋り方が可愛い。

他に見所は、特にないかな。

笑いのツボが違うんだろう。

スラングのお手本みたいなフランス語は、それなりに楽しめたけど。

私の男(2013年製作の映画)

2.7

シチューぶっかけて、ナイフで刺して殺しといて、お咎めなし?

血がつながっていようがいまいが、そんなことどうでもいいんじゃ?もう、ただただやりたいだけというか。父親とやってる、娘とやってると思うとさら
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.2

なんだかんだ言って、最後はハッピーエンドっぽいホームドラマ。
フランソワ・トリュフォーの延長線にあると感じた。
不穏な女をやらせれば世界一のユペールが、安定の演技を見せてくれる。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.1

菊地成孔がラジオで絶賛してたから見に行った。
確かにグッドミュージックが次から次へとかかって、ベイビーやじいさんの音楽愛に胸がキュンとなった。
老人ホームの玄関での録音シーンも泣ける。
ベイビーは、ム
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静かなる情熱 エミリ・ディキンスン(2016年製作の映画)

2.9

洗剤でピカピカに洗われたような光、闇、影。

抽象的で多くの余白をはらんでいた詩が、一気に生々しく現実的になってしまった。

鑑賞者は少々居心地の悪い思いをするかもしれない。

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

スタイリッシュを目指すあまり、ちょっとあざとすぎる、というか、わかりやすすぎる。

色使い(白と赤)、構図(横たわる4人、町工場のある川沿い)、小物使い(オルガンや、昭和な調度品)…

こうやって作り
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ヒポクラテス(2014年製作の映画)

2.8

レダ・カテブがなかなかいい演技をしている。

検査機器が足りなくても放置って、まずこの状況をなんとかしてほしい思ってしまう。フランスって医療先進国じゃないのか?

ヒューマニティーがいくらあっても、機
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愛と死の谷(2015年製作の映画)

3.3

オカルトっぽい話なんだけど、主演の二人が名優すぎて、リアルに感じられた。場所の力も大きかった。

鑑賞中、ジェラール・ドパルデューの亡き息子ギヨームのことが頭から離れなかった。
ドパルデューの役名ジェ
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.2

色調がペドロ・アルモドバルっぽいなと感じた。
ドランは、スザンヌ・クレモンの顔が大好きなんだろう。
メルヴィルをこんな風に演出できる監督は、フランスにはいない。

オシャレだろー、センスいいだろー、感
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

4.0

最終的にはちょっと都合よすぎるハッピーエンド。しかし、そこにたどり着くまで、ジェニーの息遣いを感じながらドキドキする時間に、損した気はしない。
事件の発端となる呼び出しブザーを無視したことに罪の意識を
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

3.0

ダンサーや女優の卵たちがみんな老け顔なんだけど、当時のメイクなのか?

娘役の女の子が良い。
自宅のリビングで父親の彼女と踊るシーンが素晴らしい。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

2.0

母親が子供の部屋をガサ入れしたり、コソコソ後つけたり、先回りしたりってどうなの⁉︎
せっかく自立しかけてたのに、妙なハートウォーミング物語になってしまった感あり。
老人がおじいさんだって、早い段階でネ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.6

一番感情移入したのは、義理のお姉さん。はるみちゃんがああいう死に方をして、私ならすずとは一緒に暮らせないだろう。最終的に彼女がすずに謝るところ、切なかった。

のんは、本当に、化け物のように才能がある
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陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

3.0

オチがわかってからが、妙に長い。なかなか終わらない。

上野樹里のニットが猫っぽくて良い。

幼児のすむマンションのベランダに踏み台になるような物を置かないでよね、お母さん!

冬の猿(1962年製作の映画)

3.0

最後に列車の中でジャン・ギャバンが語る中国の冬の猿の話にグッときた。

ギャバン妻のファッションが、さりげなく良い。

隣の女(1981年製作の映画)

3.2

ファニー・アルダンの下着がとっても良い。色気は付けている下着に左右されると思う。
対してドパルデュー妻は、身に付けるナイトウェアがコットン。どうしたって女性の成熟度が低く見える。

グーグーだって猫である(2008年製作の映画)

2.4

猫一匹のために、(飼い主だけならわかるけど)たくさんの人間があーだこーだ大騒ぎするの、変だなぁと思う。だいたい、戸外に放しといて、いちいち居なくなったて心配するのバカバカしい。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.5

リアルタイムで見たので二度目。
クリスティーナ・リッチがフリークスに見える。というギャロの演出が秀逸。

アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生(2014年製作の映画)

2.9

この人たちは、もともとオシャレで強烈な個性の持ち主だったんだ。高齢になっても健康と経済力があったので、"自分らしさ"を保てているのである。

甘い罠(2000年製作の映画)

2.9

イザベル・ユペールのざあますフランス語に身の毛がよだった、という意味では名演出。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

2.9

クリエイティブ至上主義な芸術家って、本当にやだねー。
ダサいセンスのペインティングより、幼稚園の先生のほうが断然知的なのに。
唇半開きでボーっとしてるときは頼りないアデルだけど、子供達を指導する時は凛
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ベニシアさんの四季の庭(2013年製作の映画)

2.6

旦那さんの、偽りのなさが良い。
残酷な現実が、生々しく伝わる。

アイデン&ティティ(2003年製作の映画)

3.0

麻生久美子は、製作に携わったサブカル男子全員の妄想の女神でしょう!

その後10数年経って、奇跡の人で蘇る二人という現実自体が、エピソードとして面白いのだ。

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

4.0

アーレントが書いた記事は、真実だ。しかし世界中のユダヤ人は、それを真実と受け止めないばかりか、アーレントを糾弾する。その様子は、集団ヒステリーであり、彼女の怖れる大衆主義や全体主義につながるのだった…>>続きを読む

(2000年製作の映画)

4.0

見るたびに傑作だと思うが、今回、スピード感に欠けるなぁと思った。時代のリズムにフィットしてないのかも。

俳優、全員、とってもいい。
名優しか出てないから当たり前かもしれないけど。

とりわけ、
中村
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紙の月(2014年製作の映画)

2.9

ポスターに品のないのが残念かな


おどおどしてるのにふてぶてしくて、華奢だけど妙にエネルギッシュ。

エンディングにベルベットアンダーグラウンドのファム ファタールって、どの方面のウケ狙いなんだろ
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

1.9

前半はエロくて後半はカオス。

沢尻エリカ、顔ちっさ、スタイルいい、バービーみたい、でも髪型が変。

ファッション、ポージングに、往年のグラビア文化へのオマージュが感じられた。でもその分古臭い。

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神聖なる一族24人の娘たち(2012年製作の映画)

4.5

ヨーロッパでもアジアでもない奇妙な人種。

おしゃれで可愛くて小さな物語が次から次へと綴られて、飽きる暇なし。
いつまでも、ずーっと見ていたい楽しい映画でした。

しかしこの感じ、狙ってるのかな〜?そ
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