hydrangeaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

2.6

松岡茉優の微妙な神がかりっぷりに透明感は感じられるが、芸術家としての説得力はない。本選の演奏で着る青いドレスはスカートがキラキラしていてとてもゴージャス。
音楽の真髄に迫ろうとしてるのはわかるけど、否
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もうひとりの息子(2012年製作の映画)

2.9

ファンタジーだなと思った… 実際にこのようなことが起きたら、状況的にも精神的にももっと大混乱に落ちるだろう。パレスチナ家庭のヤシンがパリで学生をしているせいか、一番洗練されていて、堂々としているのが興>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

2.0

毒キノコで死ぬ人を初めてみた。エイミー、グッジョブ!
衣装は可愛いし森の空気感もファンタジック。でもそれだけの映画だった。

望み(2020年製作の映画)

3.5

親の気持ち映画だった。
望みって、どっちの望みだろうって、ずっと考えていた。たとえ殺人の加害者であっても生きていること?それとも、被害者側で死んでいること?選べないことだが、結果としてこの結末で良かっ
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

5.0

最高すぎた。
マチュー・アマルリックやジャン=ユーグ・アングラードが冴えないおっさんで、でも練習してキレッキレのパフォーマンスを披露してくれるだけでも嬉しいのに、あの、あのシャレオツ音楽家青年だったフ
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彼女(2021年製作の映画)

1.0

細野晴臣の音楽は良いのだが、肝心の映画が駄作すぎる。
さっさと心中でもしてくれって気持ちになる。女性二人がちっともきれいに見えない。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

タフで美しくて可愛い。孤独と親しめる人。憧れる。

ムッシュ・アンリと私の秘密(2015年製作の映画)

2.8

フランスのハートウォーミング映画。
コンスタンスがこれまで合格しなかったのは、彼女が実力を発揮できなかったからではなくて、実力がなかったからだと思う。
アンリは、彼女が今回も不合格だってことを知ってい
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.7

死者も生者も実は同じ空間にいるのかもしれない。時と場合によって、出会えたり出会えなかったり。

海辺のホテルにて(1981年製作の映画)

2.5

パトリック・ドゥヴェールの自殺一年前と知って見ると、それなりの見方もできなくはないが、普通に見ると、正直つまらない。カトリーヌ・ドヌーヴはカラフルな衣装が似合っているけど、始終表情がなく、麻酔科医とし>>続きを読む

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.0

主人公の表情がしみじみと良い。馬との交流もグッとくる。リハビリ中の友達や障害のある妹への声かけが優しい。妹の歌声も素直でいい。カウボーイファッションも素敵だ。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

あれじゃまるで映画を終わらせるための三上の死。
三上はそもそも境界性パーソナリティ障害。必要なのはアンガーマネージメントを習得すること。
周りの人達が優しくて親切なのは救いだけど、もっと専門家が関わっ
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マドモアゼルC -ファッションに愛されたミューズ-(2013年製作の映画)

3.2

彼女の仕事はスタイリッシュだけど、この映画はスタイリッシュじゃない。彼女の魅力が細切れに伝わってくるだけにもどかしい。

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

2.5

なんだか見ていて、色んなことが小っ恥ずかしくなる映画。石田ゆり子の舌ったらずなフランス語も恥ずかしいが、日系人役の伊勢谷友介も恥ずかしい。原作を読んだ時にダサい展開と思ったが、映像化するとさらにダサい>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.2

アマンダが母親と踊るシーンがとてもよくて、彼女が母親からたっぷり愛されていることがわかる。その愛があったからこそ、事件後のアマンダは、苦しみながらも、なんとか耐え抜いているのだと思う。ダヴィッドも、重>>続きを読む

GOGO(ゴゴ)94歳の小学生(2020年製作の映画)

1.9

ドキュメンタリーかと思って見に行ったが、ドキュメンタリーではなかった。ファンタジックに演出されたお伽噺だった…

真実(2019年製作の映画)

3.8

日本のドラマをフランス人が演じている感じ。実際のフランス人はもっと感情的で、あんな穏やかな時間の流れ方はしない。それが悪いというわけではないが。

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.8

のどかな介護映画。家族の愛情がたっぷり描かれている。はるひ野駅前でのロケを、通りがかりに見ていたことを思い出した。松原智恵子さんが麗しかった。

麗しき日々(2013年製作の映画)

2.0

ファニー・アルダンの化粧が濃い。品もないし、残念感漂う。
老いることは恥ずべきことじゃないのに、どうも卑屈っぽくて、惨めに見えてしまう。もっと普通に堂々としてればいいのに。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

2.0

締まりのない、だらっとした映画。主人公の身勝手さは確かに滑稽だけど、テンポが悪くて苦笑いすらできない。助手のアラブ人は存在感がある。随所に四角形が出てくるが、象徴的でもなく、ああまたかという感じ。

エヴァ(2018年製作の映画)

2.0

魅力的じゃない男と魅力的じゃない女の魅力的じゃない話。
役者の無駄遣い。Arteが製作してるのが謎…

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

アジア独特の、共通の感性を感じた。西洋人にはこんな微妙な我慢の仕方、ありえないだろう。
登場人物たちの着ているニットやコートが暖かそうだった。

Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密(2014年製作の映画)

3.7

アメリカ人は肉を食べ過ぎ。
いきなり完全菜食主義になるんじゃなくて、肉を3分の1、魚を2分の1、あとは植物性タンパク質で、ぐらいの感じが良いと思う。

ダブルフェイス 秘めた女(2009年製作の映画)

3.5

疲れたソフィー・マルソーと疲れたモニカ・ベルッチ。2人並べるとモニカの美貌が際立つ。
2人の子供時代、ソフィー役は笑顔なのにモニカ役は真顔で影のあるのが気になる。

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

4.0

ラ・ポワント・クールトという南フランスのトー湖に面した小さな漁村で撮影された映画。村の人々の場面はドキュメンタリストとしてのヴァルダが本領を発揮し始めていると感じる。若い夫婦は会話がデュラス風で、当時>>続きを読む

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

3.9

レダ・カテブとヴァンサン・カッセルの熱演が素晴らしい。
とはいえ、現実的なことを考えると、無資格のヘルパーがケアする無認可の障害者施設ってどうなんだろうと考えてしまう…熱意や情熱だけでは立ち行かなくな
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ファブリックの女王(2015年製作の映画)

3.2

演劇の舞台を作る過程を映画にしたような作品。主演女優が役作りを模索する様子が好ましい。

シビルの部屋~ヤング・エマニエル~(1976年製作の映画)

3.5

赤いコートもブルーのスキーウェアもかわいい。美人じゃないけど、シビルは味わい深い。

ルージュの手紙(2017年製作の映画)

3.8

ドヌーヴのうらぶれても貫禄のある女っぷり。フロの地味だけど情熱を内に秘めた人間味。どちらも良かった。

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

1.0

外に出した猫があんなにじっとしているなんて、あり得ないんだけど…

危険なプロット(2012年製作の映画)

3.9

ファブリス・ルキーニがウッディ・アレンに見えて仕方なかった。

グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

4.0

被害者3人の人生や家族との関係が良く描かれていた。虐待神父と教会に罪はあっても、神に罪はない。一度は信仰を持った彼らの内なる神との対話が聞きたかった。それにしても、赦しを乞えば赦されるカトリックって、>>続きを読む

その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.5

原理主義は、尊師が言ったこと、アラーの神の言葉、コーランに書いてあることが全てを支配する。絶対的な真理を強要し、それが殺人やテロにつながる。そこはわかるんだけど、ここに登場する尊師はカリスマ性もないし>>続きを読む

アンティークの祝祭(2019年製作の映画)

3.8

過去と現在のバランスが絶妙で、クレールのボケ具合にハラハラしつつ、アンティークにうっとりするのだが、ラストは身も蓋もなかった。カトリーヌ・ドヌーヴって、化粧であの顔になってるんだってことがわかった…

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.8

女子高生→おばさんのファンタジーミュージカルコメディ。山本舞香の女子高生っぷりが冴えていた。