これが底辺なのかはわからないけど
下流社会を生きる人たちの物語。
親は新しい男に夢中で
こんな田舎出て行きたいけど
出て行くお金がなくてどこにも
行けない少女。
薬を売る親子。
"頭が足りない"息子>>続きを読む
人間界の食物連鎖を見ているよう、、
命を使い捨てながら
生きていく人たち。
優しさを持ったら生きていけないような
みんな警戒しながら
常に臨戦態勢でいるような
そんな世界で、心を痛めたり
誰かを思い>>続きを読む
映像演出キレッキレでカッコいい!!
昔のものなのに全然新しい。
富裕層と貧困層の決して埋まらない溝。
個人ではどうにもできない構造。
どうしようとできなくて
どうしようもなく抗いたいラスト。
でも、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
悪はこの世界にボールみたいに
その辺に転がってたり浮いていたり
していて、誰かが跳ね除けたり
避けたりしたら四隅の壁にでも当たって
今度は違う誰かに回っていく。
まさに英題の"悪の出口はない"。>>続きを読む
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全体通して"生きている"を
撮るのがうますぎる。
肉体とか呼吸とか、体温や肌触りまで
伝わってくるようだった。
映像で語るって
こういうことなんだと思った。
雄弁で余韻がしばらくまとわりつく映画。>>続きを読む
女の情熱の行方が描かれた作品。
誰かの妻になることも
母親になることも
なんて虚しく張り合いがないものかと
彼女のケアと労働を通して思う。
その中で煮えたぎる怒りとか
ふと顔を覗かせる攻撃性、
そ>>続きを読む
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冒頭から彼が拠り所にしている言葉は
かつて唯一受け取った娘の思想だった。
恋人を作って家族と別れた父。
娘はそんな父への愛情、寂しさ、悲しみを
消化しきれていない。
相反しながら入り混じる内心の
破>>続きを読む
すっごいエンタメしてるけど
潜入捜査官2人の潜入が
自傷行為のような痛みを伴うことで
人種差別の切実さが伝わる
秀逸なストーリー。
人種差別の果てしなさ、
ラストの憎しみに居場所なし
の言葉が響く。
つらい、、
負の歴史を背負って生きた人たちが
巡り合って自分の罪と向き合う。
それが見事にサスペンスに昇華されてる。
なんとなく読めてしまったけど
色んな仕掛けがうまい。
悲しすぎる、、
恋を濃密に描ききっているからこそ
そこにある愛がマイノリティのもの
だろうとマジョリティのものだろうと、
何も差異はないのだと突きつけている。
一方で、彼らが置かれてる状況には
確実>>続きを読む
映画の世界、
しかも若松さん周辺の世界
がベースということで
閉じた世界の物語かと思いきや
とても開かれた作品でびっくりした。
とても気さくで軽快で楽しい。
音楽の入れ方もセンスを感じる。
ぐっと>>続きを読む
面白かった。
ヤクザに生きる人たちの暮らしを通して
人権を問いながらも、
ヤクザの反社会性も映せる限りを
映し出していて。
最後、川口さんが言った
ヤクザでしか生きていけない
みたいな言葉、その言葉>>続きを読む
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大義のために死ぬことが
正義とされた戦争時代。
家父長制の犠牲になったさよちゃん。
弱き者を踏み潰してる人間が
未来を語る。
そんな「未来を語るな!」側の人間の
未来の利益のため、繁栄のために
生>>続きを読む
田村健太郎演じる夫のダルさが秀逸。
夫婦なのに息苦しくて
夫婦だからどこまでも他人で、
不倫だけどドライで
不倫だから自由でって感じの男女関係。
私たちは大人もそうだったけど
恋愛は何かを犠牲にし>>続きを読む
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母の死を受け止めきれない少年が
無自覚の加害(父権)に晒されて
悪意を宿す。
アオサギに導かれたあの場所は
悪意を宿し、そしてそれを自覚している
人だけが惹かれるんだろうか。
その世界で生まれること>>続きを読む
寝ている間に乱暴された
女たちが男たちと戦うか
村を去るか、赦すかを
ひたすら話し合う。
本当にひたすら話し合う。
だけど小さな村の話は社会の話で、
男と女の分断に帰結しない
スケールの大きさを持っ>>続きを読む
色んなことへの解像度が
決して高い訳ではないのに
ファンタジックな設定で
成立してしまうの上手い。
バービーやケンの描き方が
表層的で、でもまぁ人形だからって
ことで許容範囲って感じ。
フェミニズ>>続きを読む
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仕掛けも演出も面白かったけど
後半の感情的なシーンたち
なんか薄ら寒かった。
タイムループから抜け出したくて
必死、という名目でギリ許容範囲だけど
善意の暴力に冷めて
あんま乗れなくなってしまった
見終わったあとの
消化不良感としんどさ、、
母親パート、教師パート、
子どもパート、それぞれが
交差しながら物語は姿を変えていく。
(子どもパートがめちゃくちゃよい。
とてもしんどいし痛いけど
子役>>続きを読む
結婚しないでいられるのは
デキる女だけ。
とか、面倒ごとが嫌で
男と結婚しちゃった、とか。
結婚しないでいられることが
女性にとって特権になっているのは
日本も変わらなくて、その根源である
社会構造>>続きを読む
ひとごとに思えない世界。
お年寄りは集団自害とか
言ってた人は、これを見て
どう思うんだろう。
お年寄りっていう記号としか
見なさない世界観の中で、
個人の寂しさや孤独、美しいものを
美しいと思う心>>続きを読む
しんどさのスパイラル…。
貧困と、強者に都合のいいルール。
期待して裏切られて
ルールに弾かれて
弱者に寄り添うものなんて
まるでないような社会の理不尽。
色んな描写が過剰というか
あざとく感じ>>続きを読む
"届ける"って熱意に突き動かされる
気持ちのいい映画。
柄本佑&吉岡里帆、
尾野真千子&中村倫也、
それぞれのプロデューサー&監督の
コンビがめちゃくちゃよい。
ブルーバレンタインを
思い出すような構成で
物語の運びが巧み。
彼女の妊娠を巡って
これまで誤魔化してきた歪みが
浮き彫りになるカップルの話。
ただそれだけなんだけど、
まーーーきつい、、
所々、>>続きを読む
やっぱり吉田恵介さんって
こういう人間の意地汚さみたいなの
描くのめちゃくちゃうまいよなぁ。。
全てをコンテンツとして
消費するYouTubeって場を舞台に、
承認欲求の泥試合。
自分のためじゃな>>続きを読む
めちゃめちゃ面白かった〜!
結婚式に参加する人たちの思い思いが
交差して巻き起こるエンタメ!
最高〜
多様性が叫ばれる時代に
不自由な性癖をどう描くんだろう
って思って鑑賞。
「心とは一体なんなのでしょう」。
多様性からこぼれる、倫理や道徳に
反する欲望を持つ主人公のそばに
心を見つめ続けるカウンセ>>続きを読む
種明かししていく順番が巧妙すぎる!
面白かった〜
搾取への立ち向かいって思わせておいて
その裏には人間ドラマがある仕掛け、秀逸
面白かった〜〜〜
カン・ドンウォン演じる詐欺師が
最後まで正義感とか持ち出さず
ダメ男のままのらりくらりと
ゴールに向かう徒然なる関係性が
なんか心地よかった。
ヤンさんも正義感ありながら
自分のた>>続きを読む