映画として素晴らしい細部に溢れ、単純に面白いのだがしかし…一回観ただけではきっと物語を追えないだろう。はっきり言って何が何やら分からない。明らかにぶっ飛んでる。にも関わらず、確かに凄まじいものを観てし>>続きを読む
素晴らしいの一言!
この映画における李闘士男監督の手腕は堂々たるもので、あの酷い出来映えの『デトロイト・メタル・シティ』の監督などとは到底思えない。今作でその才能をまざまざと見せつけている。これは紛>>続きを読む
こういう作品こそ真面目に観られるべきである。
時にコント的だったり、演劇的だったり、テレビ的だったりする画面の多くは、ことごとく反映画的なセンスで撮られている。例えば、クレーンを使ってゆっくり上昇する>>続きを読む
傑作。
嬉々として繰り返されるトラッキングに成瀬の若さや実験精神を見た気がする。
血の出ている親指→穴の開いた靴下→炭で黒く塗る親指…などイメージの連想に代表される、悉く映画的な細部が素晴らしく、>>続きを読む
淡路恵子という「大物」女優のスタンドプレーによって映画が壊されるというのは本当に悲しい瞬間だった。
この映画は「声」の映画。
主人公である永作博美と石橋蓮司以外の登場人物は、オフ(画面外)の声の主と>>続きを読む