Miさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

音響や画は綺麗だった。とくに後半は静止画としての美しさがあって良かった。

ノーラン御用達の時系列バラバラ演出は今回もあったが、今回それは必要だったのか謎。民間の船が駆けつけるシーンが最大の見せ場であ
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.3

RADWIMPS大好きなんで視聴。予告も良さげだったので、期待も高かったが前評判が不穏。

セットに金をかけた割にCGの作り物感は目立って、なら全部CGでやればいいようにおもった。。物語も粗が目立つ。
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羊の木(2018年製作の映画)

3.5

吉田大八は桐島だけ視聴。
偏見に基づく不信と博愛的な盲信の両方の欺瞞をとりあげたかったのかと。

優香のあんな活用方法があることに驚き。
バンド要素は要らなかったかと。

南極料理人(2009年製作の映画)

3.7

素敵な物語だった。キャラクターも愛おしく思えるし、それぞれが抱える小さく見えるけど本人達にとってはただ事ではない出来事達も、それぞれが笑いと感動のバランスを捉えていて、見やすさと見応えを兼ね備えた良作>>続きを読む

楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

3.3

まどマギやサイコパスなどに代表される虚淵作品は大好きなものが多い。だから、期待も結構高かった。

しかし、感想としては可もなく不可もなくといったところ。正直、あまり思い出されるところがない。AIロボが
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

夢の世界について物語といえば「インセプション」に並ぶか、それ以上の位置づけを持つ作品。夢の描写の独創性は恐らくインセプションを超えていて、奇妙な世界観に引き込まれる。
ただ個人的に許せない展開が物語の
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メメント(2000年製作の映画)

3.4

物語が巻き戻っていき、最後に全貌を捉える構造には初めて出会った。前半、ちゃんと観ないと二回見るハメになると力んでしまったが、最後まで見れば誰でも分かるように作られていた点は良かった。
ただ全体を通して
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.0

マジックの美点は二つあると思う。まず一つにまるで現実とは思えない不思議なことが起こること。もう一つは、それらを現実にしている仕掛けがちゃんとあることだ。この作品には圧倒的に後者が欠けている。マジックに>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.8

前半は演出も展開もテレビドラマぐらいの範疇で退屈だが、後半の畳み掛けるようなどんでん返しは映画的な楽しさが詰まっていた。ミスリードが目立つので、ミステリーとしてはイマイチのように思うが、一つのドラマと>>続きを読む

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

3.6

アンドロイドに入れ込みすぎる若者が急増し、世の中から嫌煙されるという社会の設定の斬新さ、「サカサマのパテマ」に続き、独創性が素晴らしい。(パテマの方が後)無下扱われたり、気持ちがすれ違ったりする、人間>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.6

不朽の名作として名高い。今になって視聴。

本作によくある批判として主人公が偽善的であるという点が挙げられる。最後の展開は、それ結局犯罪やんけというツッコミは確かに鑑賞後に改めて考えると当てはまる気も
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ルーム(2015年製作の映画)

4.5

非の打ちどころがない作品とはなかなか会えない。Amazonプライム加入後、暫定1位の作品。

素晴らしい点は挙げたらキリがない。
子供の成長という普遍的な変遷を、監禁されていたという設定で、よりその世
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チェイサー(2008年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

緊迫感がえぐい。邦画にないものがあることを認めざるおえない。
何より、、助からないのか……という展開。そしてラストシーン、語らずとも伝わる無念さ。今後のふたりの人生はいったいどんなふうになったのだろう
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

3.2

ワイルスピードシリーズ初視聴。
だから、何を言っても否定される気もするが書く。
ド派手なアクションシーンが素晴らしいのは言うまでもないだろう。格闘シーンで、投げられた側の体に合わせてカメラも動く演出に
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.1

お嬢さんに引き続き2作目。
後半で答えが見えてきて、そんなことで監禁されたの?と思ったが、そんなことは犯人は百も承知なのだと、最後に気付かされる。俳優陣の演技の凄まじさも手伝って、その狂気の説得力が常
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.4

キューブリック作品初視聴。
結論から言えば、ハマれなかった。
独自のスラム用語をはじめとする世界観やその見せ方に独創性がある。そこに横たわるのは、現実離れした世界観に相反するようにありふれた欲望だった
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.4

映画化するにあたって、主人公を黒人にして、白人の老人と対象的になるようにしたことについて。人種イメージのテンプレを押し付けているようで、差別的であるという批判があったようだが、それはむしろ作り手が意図>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

エンディングを迎える前に退席すれば、私の中では終わらなくてすむ。このセリフを批判した最後だと思う。

結局彼女は真の意味で息子を1番に考えたと言えるのか。彼女の友人は死刑台まで出向いた。最後の最後まで
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アクションと音楽を合わせること自体はありふれているが、ここまで音ゲーのように合わせる作品は初めて。三割増しぐらいにはアガる。
一番最後が主人公が捕まる展開だったことで、鑑賞後の味わいが5割増しになった
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サカサマのパテマ(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

落下の恐怖というのは万人に通用するもので、それらを上手く煽ることでスリリングな演出が出来ていたと思う。世界観が独創的で、画的な新鮮さも保たれていたし、見せ所のどんでん返しも結構驚かされた。
ただ、細か
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