Miさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

3.7

噂を聞きつけて観てる時点で、こんな映画だったとは、、にはならない。なんでこの映画を観ようと思ったのか。事実、観てる間、息が止まるほど集中していた。私たちには人の尊厳が、人生が踏み躙られる瞬間を目撃した>>続きを読む

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

3.7

いつか科学が宗教を反証するだけでなく、証明する日がくるならば、その存在は認めざる得ないけど、崇める気はない。ただ、その先の新しい世界は見てみたい。

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.3

原作は正直嫌いで、映画版も結局嫌い。露悪的なだけで気持ち悪い。

ただ、雪景色と血で染まる山田杏奈という画だけで観た甲斐はあった。

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.8

ファンタジー部分の不思議さがちゃんと愉しさになってた。猫かぶる映画もそうだったけど岡田監督ファンタジーが結構いい。

ゴリゴリのセカイ系だったら乗れるかなぁと不安に思ってたけど、メッセージの射程が恋愛
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.3

工藤Dドッカで見たことあんなと思ったら、ベイビーわるきゅーれでヤクザの用心棒にしばかれてたアイツだ!こういうの楽しいよね。

次回から面白くなるという噂なのでまだ期待しています。

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.7

驚く事に、今から十数年前に別れを告げて以来会ってない(存在も忘れてた)友人の事を思い出した。もうその人の名前も覚えてないし、別れ際にくれた鈴は暫く大事に引き出しにしまっていたのに失くしてしまった。  >>続きを読む

天使のたまご(1985年製作の映画)

3.3

流石にちょっとやり過ぎカルト映画。
女の子が卵を運ぶ話。押井守の虚構を許さない主義が垣間見える。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.9

10年間見返さなかったことが信じられない。愛で理を蝕むなんて痺れるほどロマンチックだね。

僕らのようなオタクは、好きな作品の続編を生きる理由と言う。避けられない決別の日を目撃できるその日まで、絶対に
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

門脇麦の箱入り娘演技が最高とか、山下リオの女の最高の女友達感が最高とか、服装で表現されるキャラクター性が最高とか、作品の外装部分だけでも観てられる。

いろいろ話せる内容は無数にあるけどキリがないので
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.7

最近陰鬱な恋愛映画ばっかだったのでマドンソク兄貴に悪党をフルボッコにして貰いました!!!!

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.7

俺も海底でコロコロ転がる貝殻だから、ジョゼに会ったら、元気してる?ぐらい話しかけたい。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.5

転職を機に1ヶ月の休みを取った1日目。いま観なきゃ一生観れない気がして鑑賞。うだる暑さとやたら長い梅雨があった今年の夏にはまった内容だったかもしれない。

『ウエストサイドストーリー』的な、不安定な社
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.6

伊澤彩織さんが薦めていたので観てみた。

俺も余命一週間とか言われたら車盗んで走りだしたりするだろうか。たぶんしない。
でも、あとちょっと生きたいと思いながら親友の横で死にたいなとは思う。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

草薙素子も知らねぇような奴に不幸なんて言われる筋合いねぇよな!!わかるぜ、あんたも俺も全然可哀そうじゃねぇ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アホ面インコに心をギュッと掴まれた。

大叔父さまが駿って解釈でいいと思ってる。意外というか少し悲しいとも思ったのが、大叔父様が作った世界で繁殖したペリカンが新しい命であるワラワラを喰らっているという
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千年女優(2001年製作の映画)

3.8

虚実が入り乱れる回想にちゃんと人生の厚みがあった。全作で1番今敏らしさが希望に転じた作品だなと思った。

老いて死するも旅の途中にすぎない。誰かを愛した時間が時間を超えて自分を照らしてくれる。素敵な気
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Cosmetic DNA(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり好きじゃなかったです。

エンタメの飛躍が現実の果たし得ない救いになる場合はあると思うし、それがフィクションの力だと思う。この物語の飛躍も気持ちいいレベルでぶっ飛んでていいと思う。

たださぁ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

あまりに感情移入し過ぎて、観終わってまず思ったのが、ソフィー後悔だけの過去にしないで!だった。

掬いきれなかった父の心があったんだとは思う。だけど、貴方が人生最高だと言った夏休みは彼にとっても最高だ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.8

こんなの真似できるかいな、、のレベルだった。圧倒的量と質の違いを感じる。

ストーリーに関しては、三作目次第としかいいようがない。二者択一を両方選ぶという結論以外を提示してくれ。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.7

2分ループというワンアイデアを飽きさせない為に無数のアイデアが盛り込まれていた。低予算映画を高予算映画の廉価品とは言わせない作り手の技がある。

題名が好き。

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.4

曰く、過去はやり直しができると。その心意気は好きです。

でも全体的なノリは苦手です。

怪物(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

とても綺麗だと思った。ただそれはこの物語の性質とは関係しない。彼らの想いは劇的に美しい。

それすらも消費というなら、はっきりと言うが、映画とはそういうものだと俺は思う。もし加虐性を自覚すべきとするな
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.9

未解決である限り愛が完結しないだなんて、どうしようもなくロマンチックだと思うし、身の毛がよ立つほど怖いよ。

『オールドボーイ』の次ぐらいに好き。

「A」(1998年製作の映画)

3.7

あいたたた〜公務執行妨害だ!ってリアルにやる奴いるんだな。
色んな人が出てくる。この人間模様がなんだか人ぽくて良いなと思った。良いだなんて言うほど綺麗なものでもないけど。

この映画について語るには、
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

完全に終わっちゃってるが、それでも終われない二つの人生が摩擦して火花を散らす様は映画観てる感ビシビシ感じて痺れた。主演2人がとにかく良くて、キモい綾野剛がやっぱり僕は好き。

ただ、ラストのタイトルが
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.7

2期以降の不満点の最も大きかったところは、一期で保留にしたシステムの是非を数年間も放置したことだった。その面で今回の劇場版はちゃんとそこやりますよ!と啖呵をきった様にみえたので、嬉しかった。4期楽しみ>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

モンハンの音楽ですら、という終幕かと思って嫌だなと思ったが、クラシック(権威)に解き放たれた場所として、の最後なら確かに飲み込める。今、作品と製作者の人間性を切り離して語ることは難しいとも思いつつ、冒>>続きを読む

名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.6

最近のコナン映画と明らかに違うのは、良い意味で子供向け映画として作っていること。ちゃんと子供達の冒険譚になってるし、子供に向けた寓意も込められていた。

スマイル(2022年製作の映画)

3.1

脅かせ方の反則感が嫌。理屈ぽくなった割に、スマイル自体に説明がないのも嫌。抜け道を用意した割に最後の展開に全く絡んでこないのもダメ。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.5

序盤から?が止まらなかったが、それも極まればエンタメ。メインテーマと共に発動されるコナンの宝具解放演出に声が出た。スピッツがいいね!

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.7

前半は苦笑いしつつキューブリックらしさを満喫していたが、後半からはわりかしハードな戦争モノ。普通に戦争モノとしての出来の良さにキューブリックぽくない気もしたけど、ジョーカーについて考えぬくとやっぱりキ>>続きを読む

BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

3.7

20年前にこんな話が書けたのは流石の弐瓶勉って感じ。2045年のシンギュラリティは来るのか。キャラの描写は薄めで物足りなかったが、世界観はやっぱりすげぇ

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

もうウンザリしてる。最高だ。
なんて言えること人生であんのかな。全然わかんないけど、いつか言えたらいいな。