たな会No02さんの映画レビュー・感想・評価

たな会No02

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峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

2.5

長く感じます。江戸の長岡藩邸の宝物を売っぱらったお金で下落した米買いまくって北海道で売り捌いた大金でフランスから武器買いまくって新政府軍と戦うんですが、その過程がまったく描かれてなくて肩透かしです。商>>続きを読む

遊撃 映画監督 中島貞夫/遊撃〜「多十郎殉愛記」外伝〜(2021年製作の映画)

4.0

『多十郎純愛記』のメイキングドキュメンタリーです。巨匠というと少し印象と違ってしまいますが、長きにわたって最高の映画を撮りまくった中島貞夫を追いかけます。個人的には昔話をもっと聞きたかったですね。当時>>続きを読む

ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

5.0

前半は前回のダイジェスト、後半はその後を描いています。もうダメですね。90過ぎたじいさんが片道一時間かけて、妻のお見舞いに行くだけで泣けてしもてたまらんでした。

ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

3.5

前半の日常に侵食してくる心理戦から、後半の女性同士の肉弾戦まで、見どころ多いですね。復讐劇というか逆恨み劇です。

メークアップ・アーティスト(2021年製作の映画)

4.0

メイクを勉強したい妻、家にいて欲しい夫を映したドキュメンタリーです。そこに夫をかばうその母親や、友人などが相談相手として出てきます。会話がすごくおもろいですね。何というか忖度なし、言いたいことを言う感>>続きを読む

十字架(2018年製作の映画)

4.0

チリで起きた軍警察による虐殺を追ったドキュメンタリーです。インタビュー映像も、当時の映像もなく、ただチリの自然と街が描かれるなかで、声だけが当時を証言します。この土地がそうさせたかのような、あるいはこ>>続きを読む

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.0

ある農場を追ったドキュメンタリーです。ゼロから農場を作るというより、そらそうなんですが、生態系を作ってます。自然のままに、それぞれの自然の役割に任せて農業や畜産業を運営しています。生態系の様子をテンポ>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

3.5

異種との友情ってわりとだめなほうなんですが、これは別ですね。お兄さん実はええやつでよかったです。コスプレもいい。

少年(1983年製作の映画)

4.0

予感は画面のそこかしこにあったんですが、
ラストの悲劇はほんと唐突すぎて驚きました。あんなにいい父親なのにね。おかん、なんでやねんって話ですよ。

童年往事 時の流れ(1985年製作の映画)

5.0

ほんとうに素晴らしい映画でした。親の死を看取るということと、これまでの家族の解体を静かに描きます。ショットの素晴らしさ、光の美しさ、グアバのうまそうな感じ、もう一度見たいですね。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

こんなん泣くに決まっております。このアニメ映画を作ったのが原作者であることに驚きです。アニメの凄み、ストーリーの素晴らしさ、キャラクターの良さが最高でしたね。

野性の証明(1978年製作の映画)

3.0

後半のどんぱちはいまの日本映画ではぜったい見られないでしょうね。ド派手な演出を支える当時の最新兵器には笑っちゃいましたね。なんの話か途中からどうでもよくなります。

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.5

映画における音楽の効用がよくわかります。オーケストラを残すのは映画音楽だということに驚きましたが、そういうことなんでしょうね。ドキュメンタリーなんかは音楽がないほうが好みですが、確かに音楽でぶち上がる>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.0

ネットとヒトラーの親和性のよさに、妙に納得してしまいます。劇映画ですがところどころドキュメンタリーな箇所もあり、こわくもなりましたね。どこまで織り込み済みなんでしょうか。

渋川伴五郎(1922年製作の映画)

3.5

『舊劇 渋川伴五郎 霧島山蜘蛛退治の場』。弁士付きで観ました。共和国から本も出している片岡一郎氏でした。土蜘蛛との対決シーンが見どころとあっておもしろくありましたが、ラスト近くのロケシーンも迫力があっ>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.0

画面はとてもきれいで湿地の風景になんとなくネガティブなイメージがあったんですが、それがなくなりました。出てくる男は全員クソでした。花火の日に待ってたのにこなかったクソ野郎が、地味にいちばんしんどいなと>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

最初の階段のシーンはすごいですね。アニメならではの映像体験ではないでしょうか。娘と見ましたが、結構楽しんでいて成長を感じましたね。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

耳が聞こえない主人公がボクシングに打ち込んでいます。その練習音の響きが印象的でした。耳が聞こえないということは話もできないので、自ずとセリフが少なくなり、映像の強度が増すような気がしました。

氷の微笑(1992年製作の映画)

3.0

エロティックな雰囲気に引っ張られますが、まじで最後まで誰が犯人かわからないスリリングな王道サスペンスでした。

蝿の王(1990年製作の映画)

3.5

かなり胸くそ悪いですね。子どもたちが無人島に流れついて、そこで凶暴化というか野生化して野蛮になっていくさまは見てられないです。人間の本質ついてるのかもしれませんし、子どもの残虐性を指摘してるんでしょう>>続きを読む

ホブスンの婿選び(1954年製作の映画)

4.0

まじこのおっさんしばきたくなるくらい家父長を煮詰めて抽出したようなやつでして、娘たちの反抗は痛快なのですが、それをコミカルに皮肉たっぷりに演じてみせる俳優がすばらしいですね。まんまとむかつきました。

ロビンソン漂流記(1954年製作の映画)

3.5

知っているようでちゃんと話の筋を知らなかったので普通におもしろかったです。ブニュエルらしく、宗教に対する冷静な視点や、哲学的な問答が響く作品だったように思います。

街の灯(1931年製作の映画)

4.5

傑作でした。好きな人の笑顔をどうしてもみたいんですね。ボクシングシーンはコントのようでして、ベタながらおもしろいし、動きが計算されててリズミカルで楽しかったです。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

ソマリアの内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮が脱出を試みようと協力をします。ラストはやはり切ないですね。国をとるのか人命をとるのかを迫られなければならないなんて、そもそもおかしな話なんですよ。ラスト大使館>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

5.0

ルパンがクラリスの部屋に入ってから花と旗を出すまでのシーンは何度観ても最高です。演出がどれも最高でして、アニメでしか表現できない映像に興奮と感動ですよ。娘と終始楽しく、ときに状況を説明しながら観ていま>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

恐ろしくてずっと釘付けでした。これ実際起きたんじゃないか、あるいは起きるんじゃないかというほどリアリティがありました。よく考えればありえないんですが、まぁ世の中ありえないことばかり起きますからね。全く>>続きを読む

満月の夜(1984年製作の映画)

3.5

満たされない毎日のせいで浮ついた気持ちが出てきてしまい、結局は大切な人が自分から離れていきます。パリと郊外を行き来し、本命と別のボーイフレンドのあいだを行き来する姿にややイラつきましたね。共感もできて>>続きを読む

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.5

ソマリア海域で船が乗っ取られます。船長役のトム・ハンクスの演技がすごくて途中からドキュメンタリーをみているような感覚でした。

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