のんじさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

のんじ

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陽光桜 YOKO THE CHERRY BLOSSOM(2015年製作の映画)

3.4

 知られざる偉人である高岡正明さんのことを初めて知った。
 
 今年の桜は何処も平年より早く満開を迎えて、もう散り始めた頃に、この映画を観た。
 
 調べてみるとかなりの品種の桜があることがわかった。
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

 生きるという題名だけで、予備知識もなかったが、観終わり私なりに感動した。人生の終わりをどのように過ごすかということに真剣に考えさせられた。
 
 医師から癌の宣告を受けた主人公の言動の変化が周りを動
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.3

 人間は愛する者や心の支えの喪失感はこんなにも生きることへの逃避をさせるものなのかと思う。
 
 男はとくにメンタル面において弱い生物であることを痛感した。
 
 生きる目標を失うと自殺を考え、この映
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

 この映画の内容についていけない自分がいた。
 目まぐるしく変わる場面に取り残され感あり、カンフーアクションや予測不能の展開や奇想天外なカオスな世界に翻弄された。
 最期の二つの石にまつわる場面では、
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何者(2016年製作の映画)

3.5

 大学生の就職活動がリアルに表現されている作品である。
 この映画の中で、「内定」や「エントリーシート」さらに「面接」といくつかのキーワード的言葉が使われていた。
 
 登場人物6人の若者それぞれの人
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湯道(2023年製作の映画)

3.7

 銭湯は私も昔よく通ったなと思い出しながらこの映画を観ていた。
 コメディ映画かなと思っていたが、実はドキュメンタリーなのかなとも思えた。現在は徐々に銭湯♨️が減少しているのは事実であろう。日帰り温泉
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.4

 この映画の舞台は量子である。よく分からないので調べてみたら、「粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位のこと」とある。
 難しくて、よく理解できないが、ミクロの世界での話のよ
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「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

3.7

 テレビアニメとして放映された「鬼滅の刃」シリーズでもある。映画版ではあるが、次回テレビで放映が決定している宣伝にも思えた。
 
 しかし映画館で観るとまた感じ方が違うようだ。竈門炭治郎とその周りの鬼
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

 話題になっているので、観て思うことは、いろいろな歴史的諸説があるだろうが、この映画は、信長役の木村拓哉さんと濃姫役の綾瀬はるかさんの関係性で成り立っている感があった。この作品には豪華キャストで編成さ>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.6

 型破りな裁判官の話ではあるが、この映画を観て思うことは、正義感だけでは真実は見えてこない、また真実は法廷で天秤にかけられているような気さえする。
 
 法律で全ての善悪が裁けるわけでもない。その法律
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裸のムラ(2022年製作の映画)

3.2

石川県政の話と思いきや、コロナ禍で生活する家族のドキメンタリーなど多方面の話が盛り込まれていたような気がする。
 政治における長期政権が続くとそこで首長のワンマン化や驕りが出てきて、自己満足による周り
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

4.0

今、日本の現実問題である少子高齢化。都会と地方との格差、これから日本はどうなるのであろうかと危惧する。
 離島や地方の山村集落では急激に高齢化が進み、過疎化して限界集落となりつつある地域がではじめてい
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人生ごっこ!?(2007年製作の映画)

3.0

 人生ごっこというタイトルが気になり、鑑賞してみた。
 人生は短いが、後悔は多い気がする。誰もが幸せを求めて生活するが、実際は悩みや人間関係における気持ちのすれ違いそして自己中による摩擦が原因によるト
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.1

戦争の悲惨さを先ず感じた映画である。
 実話に基づく作品であり、これが戦争の現実であったのかと思うと終戦日はなんであろうか、歴史的事実として戦争は8月15日で終戦ではなかったことを知る。終戦を迎えても
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.4

痛快アクションを久しぶりに観た感じがする。楽しんで鑑賞した。
 破壊神ブラックアダムの筋肉質な体は凄い、この男に立ちはだかるのがスーパーヒーロー軍団ではあるが、常識外れの破壊神の強さに圧倒される。
 
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.4

 興味深い映画である。新海誠さんの意図はどこにあるのかと考えてしまった。東日本大震災の東北地方でまだ終わらない悲惨で衝撃的な出来事は続いている気がした。
 
 命の尊さを問いそして生死を分けた家族や友
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.1

 競争社会にて頭の良い子は未来が保証されていた一昔前の終身雇用と年功序列という時代を想定してしまう。固定観念で物事を判断し、個性よりも平等が叫ばれ貧富の差が少ない社会の理想でもあったのだが、この映画は>>続きを読む

ホーム・スイートホーム(2000年製作の映画)

3.3

痴呆症の老人は元は有名なオペラ歌手であった。昔を思い出し力の限りどこでもかまわず歌いそして徘徊することから場面は始まる。
 痴呆の老人に翻弄され、家族崩壊までに至るのだが、家族の思いと周りの人の対応の
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デリシュ!(2021年製作の映画)

3.5

 レストラン発祥のドキュメンタリーである。食は材料で決まるとはこの当時の貴族社会の傲慢で美食の価値観が違うと少し思えた。
 私も幼い頃にデパートの食堂で初めて食べたホットケーキは美味しかったなと個人的
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七人の秘書 THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.5

 時代劇では必殺○○人というドラマの現代版ではないかと思いながら観ていた。何事も一人ではできないことがチームとしてそれぞれの特技を活かし悪へ挑戦していく。
 世の中最終的にはお金持ちを夢見るのかと考え
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霧幻鉄道 只見線を300日撮る男(2021年製作の映画)

3.3

 秘境の只見線の話である。
鉄道ファンなら一度は乗ってみたい路線である。もう廃線なのかと思っていたが、赤字路線としては復旧した奇跡的なところであり、これからの運営が重要である。今は鉄道も国有鉄道から民
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.0

 実におもしろい映画である。
 天才物理学者が、犯罪を紐解いていくことに興味と関心が増して、物理学と犯罪心理は関係あるのだろうかとさえ思わせる。
 TV📺でガリレオを観ており、映画ではどんな展開や脚本
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.7

 主人公の山田が、田舎の水産工場に職を紹介され、働き始めるが、そこで暮らすための住居として、ハイツムコリッタという古いアパートで生活する上で、変わった隣人住人との関わりが起きることから始まる。    >>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

 ついていない主人公レディパグ(ブラッド・ビット)がケースを盗んで次の駅で手渡すだけの任務のはずの殺し屋が、予期せぬ最悪の出来事が次々に列車内で起こるアクション映画ではあるが、楽しく観させていただいた>>続きを読む

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

4.0

 愛と時間と死の3つのキーワードで構成されている。最愛なる人の死はこんなにも自分を喪失させてしまうものなのかと感じさせられた。
 人間は弱いが、しかし言葉の意味合いは深いと思う。人生とは人との関わり合
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.7

 令和の時代であるが、昭和とかなり世相は変わったように思える。仕事も今や働き方改革などと大きく変わってきている。
年功序列制や終身雇用制も無くなりつつあり、仕事に対する姿勢や考え方も変化してきている。
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

30代(三十路)の女性が自分の人生って何だろうという問いかけているようだ。
 自分の人生だからどのように生きようが自由ではあると思うが、物事に直ぐ飽きてしまう好奇心旺盛な女性が最悪だと思いながら生き続
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かば(2021年製作の映画)

4.2

 この映画を観ていて、この時代(1980年代)に放送されていた別のTV番組を思い出していた。何となく自分の居場所を失い不平不満が横行して学校内外からして世の中斜めに物事を見たり考えたりする者が多いよう>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

 戦闘機パイロットの話ではあるが、観てよかったと思える。
 マーヴェリック役のトム・クルーズが全力体当たりで取り組んでおり、好演技している。
 観ていて手に汗、そして戦闘機を操縦して飛んでいるような臨
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.9

 アニメを観て興味を持ち、実写版を映画館へ観に行きました。
 中華統一を実現し平和な国をつくろうとする者と天下の大将軍になろうとする者の歴史的物語のようである。
 日本の戦国時代の武将のように戦略が勝
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.5

 楽しかったが、内容的には少し物足りなさを感じた。
 ギャグ満載ではあるが、話の内容において一貫性がない気もしたが、この映画の破天荒的な雷神ソーだからかもしれない。ソーの元カノとしてマイティ・ソーとし
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マーベラス(2021年製作の映画)

3.3

 過去の忌まわしい出来事から裏社会で生きることになった女アンナが、相棒の暗殺による死により復讐のため戦うというアクション映画のようである。見所はアンナ役のアジア人の女性なのだろうが、実に美しく俊敏に動>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.3

 幕末期における一場面であり、長岡藩が中立の立場で戦いを回避しようとしたことは描かれていたが、しかし時代背景の説明として武士の時代の終わりが端的かなとも思います。最期の継之助の終焉があれ?という感じで>>続きを読む

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.6

 真実は一つのはずなのに、何故か多数の人間により歪曲された事実としてまかり通る場面もあるようだ。どうもいろいろな忖度めいた言動が多い気がする。
 この映画は、史実に基づくものではあるが、私たちの生活の
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大河への道(2022年製作の映画)

3.7

伊能忠敬、高齢にして日本中を歩いて実測しながら日本地図を完成されたことは知っていたが、この映画では、忠敬(ちゅうけい)さんが亡くなったあとの完成までが描かれている。歴史上の人物の功績は、その当時の者し>>続きを読む

劇場版ラジエーションハウス(2022年製作の映画)

4.0

TV放送番組でも観ていたラジエーションハウスであり、早速映画館へと…。
 人の命の重さとは?また、大切な人の命における選択とは、救える命の順位とは何かといろいろと考えさせられた。
 72時間とは命を救
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