のーのーさんの映画レビュー・感想・評価

のーのー

のーのー

マッドマックス(1979年製作の映画)

-

話自体はわかりやすいけど、ジャンルがよくわからなくてとらえどころが無い変な映画だ。
おばあちゃんがかっこよかった。
最後の復讐方法はなるほど!って思った。
ヒュー・キース・バーンって自動車事故の音みた
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

-

ロマンティックでいい感じのおとぎ話映画だった!
緑と赤の象徴性がセリフでも強調されてたり、キャラクターがシンプルで良い人も悪役もストレートに魅力的だったりと、アート的かと思いきやけっこうわかりやすくて
>>続きを読む

転校生(1982年製作の映画)

-

初鑑賞。フィルム上映で見れてよかった!
入れ替わった意識を主体として見るか肉体を主体として見るかで、わかりやすいファンタジーとしても普遍的な青春ドラマとしても取れるのが面白かった。ラストシーンはその2
>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

-

オープニングの文字の出し方かっこいい。
人物の真正面顔ショットの多用、登場人物がお互いをプロファイリングするように見ていること、クライマックスの展開など、観客が映画の人物を一方的に「見る」立場であるこ
>>続きを読む

武器人間(2013年製作の映画)

-

なんて良い邦題なんだ。
吹替版キャストにドラえもんファンとしては感涙…という感じでもなかったけど、肝付兼太の現役っぷりが際立ってた。のび太のワンニャン時空伝以来の新旧スネ夫激アツ共演あり。関智一と木村
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

まずは何より、日本でちゃんと公開されて本当に良かった。
感情移入とも恐怖とも言えないような、簡単には言葉にしたくない衝撃で心が震えるラストだった。
一人の人生の山あり谷あり、の中に、一個人どころか世界
>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ヤバいし、知ってる種類のヤバさでもない。なんだこれ。
大きく3つのパートに分かれていて、第1幕、第2幕、第3幕と確かに話は繋がっているんだけど、面白さの種類がパートごとにガラッと変わる。特に第3幕では
>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

良かった〜〜!号泣。
好きなスポーツ映画が『フォックスキャッチャー』、好きな家族映画が『ヘレディタリー』の自分にとってはドンピシャな映画だった。
兄弟たちの苦しさが四者四様にしっかり描かれていて、それ
>>続きを読む

アメリカン・ジゴロ(1980年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ良かった!
人の後ろ暗さに寄り添える人が、後ろ暗さにずけずけと付け込む人に比べていかに不利な立場で生きているか、という世間の非情さが描かれていてズシンときた。
最後の主人公は絶望的な状況に
>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ゲアが何考えてるのかよくわからないけど、マージの正論を疎ましく思いゲアにどこか感情移入している自分に気づく。
ウィリアムHメイシーの挙動不審顔も胸を打つ。
融通の効かない料金体系に怒る話って『ビッグ・
>>続きを読む

猫の恩返し(2002年製作の映画)

-

久しぶりに金ロー見た!これも何回も観たなー。
猫の王政がカスでウケる。
猫化したのバロンに見られて照れるところエッチだった。
塔から落とされた二匹が後で無事なのが見えるの、子どもの頃嬉しかった。ありが
>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

なんかのモチーフがある作品だとは知っていたけど、とりあえずは芸術作品としてのよくわからない凄さに「ほへえ〜」となることを優先して鑑賞することにした。平面と立体を行き来するような騙し絵感と造形の気味悪さ>>続きを読む

(2021年製作の映画)

-

よくわからないけど凄くて怖かった。『オオカミの家』単体で観るよりも混沌が増してお得だった。

ソナチネ(1993年製作の映画)

-

新文芸坐って年1でソナチネかかってるイメージあったけど、月1だったんだ。
前DVDで観た時は水責めシーンで妙に興奮しちゃったのを覚えてる。
日本映画なのに海外映画を見てる時のような行間の空き方を感じた
>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

-

よくわからない所も多かったけど、ミア・ゴスがエロかったし倫理観が終わっていたので良かった。
思えば我々も、2000円さえ払えば無限に人殺しを見られるのだ。なんてね。
自分が長期旅行中で帰りたくないなー
>>続きを読む

毒娘(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

内藤瑛亮特有の、大胆不敵なジャンルシフトの果てによくわからない巨大な感動に辿り着くヘンテコ映画に今回もぶん回された!
ダークヒーローとしても青春ドラマとしても百合としても、あとオバQ的なイマジナリーフ
>>続きを読む

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

-

『正欲』で踏み込んでほしかったことがまさに描かれていて驚いた。おためごかしの“生きづらさ映画”ではなく、どうしようもない人のどうしようもなさがちゃんと描かれていて感動した。
映画的な意味においてさえ魅
>>続きを読む

バットマン(1989年製作の映画)

-

陽気な変人と陰気な変人がロクでもない街で大ゲンカ。楽しかった。
ジャック・ニコルソン、演じた2大有名キャラがどっちもジャックって名前ですごい。

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

-

東京に出てきたので初めて『午後ロー』を観た。途中で寝ちゃったり適当に観たけどそういうのもまた良い感じだった。
タクシードライバーとか太陽を盗んだ男とかランボー(1作目)みたいな話で「こういうの好き〜〜
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

最高!!!!
「中川凰蘭役:あの」の報を聞いて膝を打ちすぎた時点で僕としては200パーセント勝ち確な映画化だったけど、予想をさらに超える満足度で最高だった…!

自分は原作を1巻発売後くらいからずっと
>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

-

絵はかわいいけど、思想が受け入れられない。
人生で一番ノイズミュージック爆音で聴きたくなった。

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

-

制作順序は逆だけど、奇しくもワンスアポンアタイムインハリウッドの日本版もしくはカウンターのようになっていた。
舞台設定は1970年前後なのに現代の東京の街並みを堂々と映り込ませてるのが、変ではあるけど
>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

-

3回目の鑑賞にして初の劇場。海の情景や残酷シーンは流石に迫力があった。塚本晋也のド根性をスクリーンで観られてよかった。
信仰についての自分の考え方も前観た時から変わってきていて、今回は弾圧者側の描写が
>>続きを読む

イディオッツ(1998年製作の映画)

-

これが本当の“バカ映画”だ!
登場人物たちの行動を最初は「人としてやっていいことと悪いことがあるぞ!」とドン引きして観ていたけど、彼らの行動原理が政治活動や詐欺よりはむしろ個人的な生き方の実践という面
>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

これだけリアルタイムで観てなかった。
なんか「学習まんが」のドラえもんみたいな印象だった。
『のび太の恐竜』及び『のび太の恐竜2006』とキャラクターや展開が違うだけで大筋は同じでセリフなども一部流用
>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

-

究極に真っ当な人とは狂人なのかもしれないし、真に美しい恋愛は悪い冗談のように見られるものなのかもしれない。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

-

今月で閉館する中洲大洋劇場の特別興行で鑑賞した。満席に近い大スクリーンで観られて、映画の内容にピッタリだった。上映後は拍手が起こった。
主人公の成長に合わせて映画のテイストも変わっていくのが面白かった
>>続きを読む

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

-

知らない旧作だったけど、ポスターと邦題と主演を見て絶対良いやつじゃん、って思って迷わず鑑賞。案の定いい映画だった。90年代ってこんなニューシネマど真ん中みたいな映画あるんだ。
映画の感想なんかで、少し
>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

久々にガヤガヤと賑やかな満席の劇場で映画を楽しめて良かった。中高生くらいの友達連れの観客が多い客層も自分にとっては新鮮だった。
思ったより普通に良い映画だった。原作は本出たときに読んだきりであまり内容
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

-

お祝いムードになってる今のタイミングで、ノホホンとした気分で見に行けてよかった。
海のシーンのスペクタクルが全部良かった。ほぼジョーズじゃんとも思ったけどそれも含めて楽しかった。ゴジラの正面顔が好き。
>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

-

手放しの傑作というよりは、不思議な味わいの独特な作品だった。

・ムービット達の異説世界は楽しいと同時に「今見ているものは何なんだ?」という不気味感もあり面白い。
・クラスのモブキャラクターがみんな原
>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

-

全シーン全登場人物が必要以上に不気味なやりすぎ演出が楽しい。町田康の役とかあんな感じである必要性全くないのに禍々しくてすごい。ガラスのストライプ模様越しにオフィスを捉えたショットとか、見たことありそう>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

白か黒か一つの真相を決めつけてしまうのも安易だけれど、真相は誰にもわからないという結論を出すのもまたある意味安心できる着地点であって、この映画はその“落としどころ”をさらに突き抜けて、能動的な「事実」>>続きを読む

WILL(2024年製作の映画)

-

銃とカメラが同じ動きをしていることに気づく。動物の死を見届ける観客の視線もまた、銃弾と同じ軌道を描いているのかもしれないと思った。
ぼくは役者東出昌大の「ただそこに存在していること自体のおそろしさ」を
>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

4.0

感動作というにはいびつ過ぎる話だし、不快と言ってしまうには楽しさや美しさもあるし、シリアスな作品のようでギャグだと捉えていいかもしれないと思えるし、でも笑って観てられるかといえば全然笑えないし、あと息>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

-

良かった〜!あまり間を開けずに2回鑑賞してしまった。
頭の良い小学生が自由帳に落書きしたような物語が、大真面目に最高水準のアニメで表現されていて泣きそうになる。
ウェスアンダーソン作品の中でもまがまが
>>続きを読む

>|