2級蘊蓄士さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

教誨師(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

主人公 佐伯保の守備範囲が広い。

物語が進むに連れて、神とかどうでもよくなるけど、肩書きがないとそもそも話をしてもらえない現実。
(´・ω・`)

マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

ハッサンの初期ステータスが高く、物語の中で葛藤と成長を描くシーンはありません。

一方マダムはといえば、あれほどツンツンして、隣にうるさいと文句を言いに行ったり、市場の品物を買い占める嫌がらせをしてい
>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

2.2

つい先日、週刊少年サンデーの編集者がラジオにゲスト出演していて興味深いことを言っていた。
溺れている人が2人いて、現実にはどちらかしか助けられないとする。しかし両者とも救える第3の選択肢を提示する(た
>>続きを読む

13F(1999年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

幕の引き方が雑。

主人公の記憶が視聴者と同じってどうよ。

時代的に仕方ないけど「ダウンロード」という用語の使い方が、なんか変。微笑ましい一方、概念の不理解が創作を抑制する方向に作用した馬脚である。

ジョーカー(2019年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

普通でない人にとって生きにくい時代。

普通って?

The 11th Hour(2007年製作の映画)

2.8

買い物は投票行動。
節約と省エネこそ持続可能。
足るを知る。

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

誰かと繋がってますか?

そんな訳で濡れ場に着目したい。
新次が喫茶店で芳子をナンパしてから
芳子の回想シーン
自殺防止サークル
新次の勝利後
閉店後の居酒屋の中
新次の試合前
研二の勝利後

この中
>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

2.5

寿司。
漢字表記だったのに驚いた。

自然は征服可能という西洋的思想が下敷き。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

2000年代にホイチョイの指南役が
『「サービス」をサービス』
『「考え方」の考え方』
という本を出していて、その言葉遊びのようなタイトルの延長を考えた。
即ち、
「概念」という概念
はどうやって獲得
>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ライバルを失脚させて繰り上げ当選。
人の感情ってそういうものだっけ?

ターミネーター2(1991年製作の映画)

2.7

随所で期待を裏切らない痛快なアクションは痒いところに手が届くようで、視覚的快感がある。

最終進化形は虫をターミネート(抹殺)する「虫コナーズ」だということも忘れないでほしい。
痒みの原因が虫だけに。

パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

職員会議の最中に生徒代表のエスメラルダは終始笑っていた。
ここに立場の違いからくる大人と子供の食い違いが集約されている。

最後に自分の級友に並々ならぬ興味を示す生徒達は実に微笑ましい。日本でこんなこ
>>続きを読む

少年と自転車(2011年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

階級社会フランスだなぁとつくづく思う。

弱い立場の少年には、身の回りのことを相談する人がいない。

戦火の馬(2011年製作の映画)

2.7

人に、いや、馬に歴史あり。

ここまで劇的に描ける監督に脱帽です。

悦楽共犯者(1996年製作の映画)

-

スタジオに鯉を持ち込むなと思うかもしれないが、その場にいた人たちも謂わば共犯者だ。

製作側の自主規制なのか、関心がないのか、子供が一切登場しない。

甲鉄城のカバネリ 海門決戦(2019年製作の映画)

-

相変わらず作画はいいけど、相変わらずストーリーが稚拙だった。

強い敵が出現するに従って、例外を作りすぎていて、当初の設定が崩壊している。
それを指摘するスタッフ体制がなかったと推察するが、改善の施し
>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

2.8

ロマサガのテンプテーションは女または亜人キャラクターには無効ということを思い出した。嫗や侍女、先生には全く通用してない(姫になびかない)。
御簾の中で蛤の貝殻を割るシーンはもののけ姫のアシタカの腕力を
>>続きを読む

マージン・コール(2011年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

金融街のいちばん長い日


終盤、会長のセリフ
「仕事を失った連中に申し訳ないと?
 ムダなことさ
 君は同じことを40年続けてきたろ
 他人のことまで気にすることはない
 すべてはカネ
 分かるな
>>続きを読む

ラビット・ホール(2010年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

「悲しみは消える?」
「いいえ 私の場合は消えない
 この11年間ずっと でも変化はする」

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

セクショナリズム(縦割り)ってのはアメリカを起源とするのかなぁ、と思わせる内容。

殺人、薬物、風紀、その他の捜査能力が分散されているから、犯罪組織の息の根を止めるに至らなかったし、警察の内部では自分
>>続きを読む

たちあがる女(2018年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

多分、アイスランド映画を本作で初めて観た。

法の下での社会正義は美しいが、順序を間違えるとテロ以外の何者でもないと実感した。
苦しんでることを一人で抱え込むからこうなってしまう。

唯一の見所は双子
>>続きを読む

隠された記憶(2005年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

スーパードッキリ!

ファニーゲームでも使用されたメタ視点を踏まえて見れば、こういう結論に至った。妻が不倫相手とカフェで会うシーンとか、もう、固定アングルの全てがビデオに見えてしまう。そもそもエンドロ
>>続きを読む

永遠のジャンゴ(2017年製作の映画)

2.9

抑圧からの解放としてのスウィング、その延長のビバップと改めて認識した。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.3

「しろがね」とか「いばらぎ」とか訂正してあげる周囲の人はいないのかよ。

西葛西の匂いを嗅ぎ分けてる時点で、田舎臭いよ!

しあわせのパン(2011年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

これに似た物語を見たことがある。




「えーん えーん」
「なんで ないているの?」
「おなかが すいたよう」
「じゃあ ぼくの かおを おたべ」
「もぐもぐ わー おいしい」




これの大人
>>続きを読む

我は神なり(2013年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

自分が大きな物語の一部になっている状態を幸福と呼ぶ人もいる。


その物語の信憑性を査定する方法は如何にといった感じ。
見始めてすぐに「田舎芝居」という単語が頭に浮かんだ。田舎の祭りで催される下手くそ
>>続きを読む

エントラップメント(1999年製作の映画)

2.6

ショーン・コネリーに合掌。

オープニングの屋上から落下、その後の侵入は攻殻機動隊の影響を多分に受けている。

犯行動機がなくても成立してしまうのは、前時代的に思う。

さようなら(2015年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

全てが破滅の方向に向かって進んでいる!

アンドロイドは壊されることで役目を果たすこともあるけど、人間はそうもいかない。たとえネグレクトと名前がついていても、それは傷害(致死)または殺人だ。

そんな
>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

観るのがしんどい。
Theすらも読めないとか、文字の書き方が違うとか、なかなか感情に揺さぶりをかけてきて辛い。

時間を戻せるならいつならいいんだろう。
その答えを出すために娘に語り始めたのかとも読み
>>続きを読む

マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

2.7

たまに行く小さな飲み屋の店主が数年前に結婚した。
私も何かを飲みに、また、彼に会いに店に赴くが、この作品を観ながら、結婚相手の立場で水商売と一緒になるのはどうなのかと考えた。
店を空けて店主はどこかに
>>続きを読む

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

2.7

押しの強い寅さん。

メリル・ストリープは地毛なのかストパーなのかわからないけど、前髪を作ってる役が多く、中でもこれは結構似合ってると思う。