弔いとは死者、生者どちらの為のもの?
独り身としては身につまされる話だった。
主人公は孤独死した人の身寄りを探し、身辺整理し、葬儀を出す民生員。
苦労して身内を探しても殆どの人は葬儀にすら来ない。
多>>続きを読む
前作と比べると、随分複雑な話になったが、結局見せたいのは肉弾戦なんだなw
ぶっちゃけ話の方は穴だらけだし、潜入捜査ものと言う前提も全然生かされてない。
極道役の日本人キャストは、せっかくキャラ立ちす>>続きを読む
これもまた驚くべき傑作である。
一体今年の終盤はどうなっちゃってるんだ。
銀行に勤める平凡な主人公が、大学生との逢瀬を重ねるうちに、顧客の金に手をつけてしまう。
まあありがちといえばありがちなのだけど>>続きを読む
なんと新鮮な映画体験!
2002年から2013年の実に12年間、4人の俳優が家族を演じる。
出会いと別れを繰り返しながら、子供だった姉弟は大人に、まだ若々しかった両親はいつの間にかくたびれた中年に。>>続きを読む
予想通りの絶妙なところで終わった。
まあまだ前半だけだけど、とても良く出来てるんじゃないか。
前後篇4時間と考えれば、脚色の取捨選択はこれ以外無いと思える。
ある人物をバッサリ切ってるのも、母性を巡る>>続きを読む
クローネンバーグ最新作は、ハリウッドの星々を巡る火と水と罪の神話。
顔と体に火傷の痕のある少女が虚構の街に降り立ち、二人のスターの家族の覆い隠された罪のロジックが動き出す。
前作でリムジンの後席に乗っ>>続きを読む
135分の長尺、ドッと疲れた。
だが出来は素晴らしい。傑作だ。
これはデヴィッド・エアー版の「戦争のはらわた」であり、戦車映画における「U・ボート」のポジション、即ち今後このサブカテゴリーの最高峰の地>>続きを読む
Gメン75の曲は日本版予告だけと思ってたらまさか本編もとは。
しかも使い方までドラマと同じw
なぜ? Gメンは半年に一度くらい香港スペシャルやってたから、もしかしてシンチーも子供の頃観てて思い入れあ>>続きを読む
ムチャクチャ面白い!
ホーキング博士の本を読んでた事が、人生で初めて役に立った気がするw
勿論そんな敷居の高い映画じゃないけど、そっち方面の知識が皆無だと、観終わって調べたい用語が10個位出てきそう>>続きを読む
傑作!素晴らしい。
劇画の創始者、辰巳ヨシヒロの自叙伝を5編の短編作品と絡めて、シンガポールのエリック・クー監督がアニメーション映画化した作品。
日本のみならず、世界のコミックに大きな影響を与え、今も>>続きを読む
リミテッドのセルタッチのCGアニメーション。
やはり日本型アニメを見慣れた観客には、「キャプテン・ハーロック」みたいな画柄よりこの方が親しみやすいのか。
人類の殆どが、軌道上の宇宙ステーションに築かれ>>続きを読む
この事件覚えてるわ。
メンフィスで3人の子供が殺されて、3人のティーンが逮捕されたのは当時の報道で見た。
悪魔崇拝絡みでセンセーショナルに騒がれた事件だったが、本作で描かれる事件の裏で起こっていた事や>>続きを読む
ゼロ年代以降のジュネで一番好きかも。
フランス資本だけどアメリカが舞台の英語劇は、天才的な頭脳を持つ少年T・S・スピヴェットの喪失と再生の物語。
双子の弟の事故死以来、少し壊れてしまった家族から離れ、>>続きを読む
あ〜これ私はダメだ。
不条理なのは別に良い。
しかしタイトルは捻ってあるのかと思ったらまんまだったとは。
ハリウッドにも同系の作品があるけど、人間が何をしようが、どう葛藤しようが、結局為す術無しという>>続きを読む
中国東北部を舞台としたミステリ。
五年の間に起こった3件のバラバラ殺人の被害者全員がある女と関係していた。
謎めいた女を探る元刑事の主人公は、いつしか彼女に惹かれてゆく。
典型的な演出を堪能する映画だ>>続きを読む
本編197分、予告込み210分の大長編。
トイレが厳しかったが耐え抜いた!
仕事を失った介護ヘルパーのサワの生きる術は、老人の弱味に漬け込んで家へ上がり込む押しかけヘルパー。
最初は渋々の老人たちはし>>続きを読む
大島美幸が“おっさん”を演じるので話題だけど、これは色物扱いしては失礼。
愛すべき人々が織りなす切なくおかしな人生を描く愛すべき佳作。
プロット構成はロジカルに練られているが、テンプレ的既視感は皆無。>>続きを読む
シュワちゃん裏あり過ぎw
麻薬戦争の最前線、消えた1千万ドルと次々に殺される部下たちを巡るミステリ。
端的に言えば酷く雑な作りで、振り返って見ると全然辻褄合わないとか、結局全ての元凶はあんたかよ!と>>続きを読む
原作のタイトルが、映画では副題扱いな理由が分かった。
突然の事故で亡くなった夫が、残された妻と赤ん坊を心配して、色んな人にのり移っては助けに来ると言う大筋はキープだが、脚色度合いが強い。
夫を噺家設定>>続きを読む
とりあえず向井理と片桐はいりが同じ両親から生まれるとは思えないがw、このキャスティングが最強。
やっぱり、片桐はいりは存在自体が奇跡だな。
描かれるのは、絆が強すぎて、お互いを思いやるあまりに本当の優>>続きを読む
お祭映画第三弾はブルース・ウィリスがアウトして代わりにハリソン・フォードなのね。
この映画の場合、物語はアクションのシチュエーション作りに過ぎないので、ツッコミどろこを突っ込むのは野暮というもの。
た>>続きを読む
トリアー先生の自己セラピー抗鬱映画最終章。
前編観たのはほんの一月前だけどもう内容半分くらい忘れた。
今回も色情狂を自認するジョーの1人語りによる暗喩劇なんだけど、どうも映画の密度が薄くて、以前の様な>>続きを読む
日本の宣伝はディズニーアニメの実写化というイメージで売りたいみたいだが、元々フランス民話でフランス映画なんだから、正しくはコクトーの映画のリメイクというべきだろうな。
「Beauty and the >>続きを読む
面白いじゃん。
原題は「Dracula Untold(語られなかったドラキュラ)」 で、なぜ串刺公ヴラドはストーカーの小説の吸血鬼ドラキュラになったのかというお話だけど、過去のドラキュラものと比較する>>続きを読む
既に海外版Blu-rayで鑑賞済みだったが、せっかくなので劇場でも。
これも森の中のミニミニ世界を描くファンタジー。
ひょんな事から、妖精の女王から森の未来を決める“ツボミ”を託された人間の少女が、ミ>>続きを読む
素晴らしい。
小さな昆虫たちを主人公にしたフランスのテレビシリーズの映画版。
完全に独立した話になってるので、一見さんでも問題ない。
前半は羽を失い、家族とはぐれたテントウ虫の子供が、角砂糖を運ぶ黒ア>>続きを読む
昏睡状態のサイコパス青年パトリックが、覚醒した超能力で病棟を地獄と化す。
リチャード・フランクリンが、78年に母国豪州で発表した同名作のリメイク。
キャラをエキセントリックに、クライマックスを今風に派>>続きを読む
なるほど、ギリシャ神話そのままじゃなくて、実はヘラクレスはインチキで神の子を語るただの傭兵だったと言う話。
トラウマを抱えた偽りの英雄が、ある陰謀に巻き込まれ、やがて本物の神話になって行く。
まあ設定>>続きを読む
フレンチカナダの田舎を舞台とした異色の心理スリラー。
友人ギョームの葬儀のために、彼の実家の農園を訪れたトムは、次第にギョームの母と兄との奇妙な関係に絡め取られて行く。
誰もが心に闇を抱え、弔いと言う>>続きを読む
デンゼル無双過ぎw
ここまで完全無欠なスーパーヒーローは「アジョシ」のウォンビン以来な気がするな。
この2本何かと共通点あるし。
しかし主人公の葛藤殆ど無しでも面白く観られて痛快なのは、悪役たちが全>>続きを読む
物語は元々タイの民話だそう。
戦場から夫が戦友たちと帰還すると、村の様子が変。
皆妻が死んで幽霊になったと言うが、家ではいつも通り妻が迎えてくれる。
主人公は噂を一笑に伏すが、怖がりの戦友たちは何とか>>続きを読む
ムチャクチャ面白い!
東京とサンフランシスコを合体させた“サンフランソーキョー”を舞台に、オタク少年ヒロと亡き兄が残したロボット、ベイマックスと仲間たちの冒険が繰り広げられる。
これ良い意味で期待裏切>>続きを読む
うーん、前作はかなり好きな映画だし、今回も世界観とかキャラクターは相変わらず良いんだけど、ちょっと色んな要素がゴチャゴチャになり過ぎてしまった。
「狂騒曲」って位だから狙ってるのかもしれないけど、中途>>続きを読む
ル・カレ作だから一筋縄ではいかないと思ってたけど、なるほどこう来ましたか。
皆が英語を話してるから一瞬戸惑うけど、P・S・ホフマン演じるギュンターはドイツ諜報機関のリーダーなのね。
彼は海老で鯛を釣る>>続きを読む
「泣く男」に泣いた(;´༎ຶД༎ຶ`)
母を救えなかった息子と娘を失った母。
傷つき疲れ切った二つの魂を巡る、情念の任侠映画だ。
「アジョシ」のウォンビンの格好良さには抱かれても良いと思ったけど、こ>>続きを読む
タイムトラベルもののSFラブコメ。
代々一族の男にだけ、過去に旅する能力が引き継がれている事を知ったさえない主人公が、自分の恋を成就させるために人生をリセットしまくる。
人生山あり谷ありと言うよりは丘>>続きを読む