nさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

n

n

映画(1851)
ドラマ(3)
アニメ(0)

デシベル(2022年製作の映画)

-

うーん、あんま「デシベルの上限超えると爆破時間早まる」設定が効果的になっていない。別にいままでの爆弾映画と変わらんていうか。
犯人が「世界を静かにしたい」みたいなただただ異常で偏った思想の持ち主とかだ
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

-

ブリブリに首チョンパしてて「切株映画」なる懐かしワードが思い浮かぶ。壮観。

そして基本的に「黒澤さんのアングルなんだよなぁ」(byザコシ)な映画でもある。

ワンカットずつの重み。

退廃美。

>>続きを読む

OUT(2023年製作の映画)

-

全体的にエンタメとしてイイと思うが「〜なんかいっ」ってセリフでツッコむのだけいい加減おもんないって気づいてほしい。

あとちっちゃい金髪ヘアピンのキャラの芝居がたまにサブイボ。なんつうか、ギリ成立して
>>続きを読む

追撃者(2014年製作の映画)

-

こういうシチュエーションスリラーほんと好き。
これも普通に面白いやつ。

マイケル・ダグラスが金だけは持ってるが倫理的にぶっ壊れたオッサンを演じている。
そのオッサンが砂漠の中の狩猟で誤って人間を撃ち
>>続きを読む

デビル(2010年製作の映画)

-

普通に面白いやつ。もしかしたらオチははぁ?って感じなのかもしれないが、80分こんだけ緊迫感もって見せてくれたならもう十分である。

なんか、俳優の佇まいがやたらといいんだよなこの映画。演出がうまいとい
>>続きを読む

恋は負けない(2000年製作の映画)

-

とにかく主人公がどんなときもモラルを遵守するという設定。
イイやつでいればどんだけ受難しても最後には救われますよみたいな至極真っ当なメッセージの映画である。
人道的キャラを示すためなのか、あからさまに
>>続きを読む

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

-

これ棒寸前の芝居の感じとかカメラの距離感とか光の具合とか美術のニートな感じ、脚本の皮肉っぽさとかもうめちゃくちゃ自分のタイプの映画だった。

好きな映画ではあるが、ただ後半の展開にはちょっと疑問符。あ
>>続きを読む

真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

-

先に2から観るという変則スタイルだったのだが、なんつうか、別にどっちもどっちだ。面白さでいえば同じくらい。

しかしやはり大事なところを音楽で流してしまう癖が非常に気になる。
正面から勝負してこいやっ
>>続きを読む

悪党と呼ばれた男(1951年製作の映画)

-

きっちり60分、物語上必要な出来事、情報をかなりサクサクと処理していく様は見事。

終盤のゴミ処理上へと向かう車内をオープニングに持ってきてからの主人公の逮捕から出所、母親、弟と恋人、その恋人&別の女
>>続きを読む

モガンボ(1953年製作の映画)

-

クラーク・ゲーブルと愛を確認しあったグレース・ケリーが夫のいる暗いテントに帰ってきて、影絵のように会話するシーンはやはり印象的。

顔にかかる光の工夫のためにブラインドをいかに使うかなど。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

-

面白かった。

しかし最近アメリカ人反省しすぎちゃう?って思ったりする。すでに「イケてない国」になってしまったことで、過去の栄光への未練とセットになった半分投げやりな反省っていうか。「ハイハイ、ウチが
>>続きを読む

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

-

超絶イイ映画で驚いた。大傑作。

ただの悪趣味映画かと思いきや、神を否定した先にはただ芸術と、何者にも強制されない愛があったみたいな。それ以外に何が必要か。最高ですやん。

反復が意味を持ってくるプリ
>>続きを読む

残り火(2022年製作の映画)

-

これもなかなか面白かった。
あ、そうくる?っていう。展開、展開の映画というか。(45分地点で一展開ある)
ちょっと80〜90年代のエロティックサスペンス風味もある。リアリズムとはまた違う感じ。

ラス
>>続きを読む

不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

-

カメラが対象から微妙に引いた位置の「状況観察系」でめちゃくちゃ肌に合う好きなやつであった。
かつ物語は「暴走お父さん系」というこれまた個人的に大好物なやつで。最後はちょっと『ヒストリーオブバイオレンス
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

-

面白かった。
(たまにサブイボな芝居部分を除けば...)

ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

-

もうこういう「アメリカ」な映画、なくなってしまったよなぁとしみじみ。

モーガン・フリーマンが結局モーガン・フリーマンをやる。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

-

FBI的な外部が入ってきて一網打尽の流れは変わらず。

愛は見つけるものの、見つけたときには時遅しで、関係自体が成就するわけではないという。これもノワール的。

そこでブレンダン・フレイザーか!的な使
>>続きを読む

愛は銃(2023年製作の映画)

-

めちゃくちゃ気持ちのイイ映画だった。脳汁系の。ツァイ・ミンリャンとか大好きな私としてはかなり愛すべき作品。良き。

音の構成とかも秀逸で。

台湾の透明感オネェちゃんて、ほんといいですね。

しかしこ
>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

-

向かい合う人物の会話の撮り方。いかにスリリングなものにするか。特にティルダ・スウィントンとの対峙。

映画史上でも1.2を争うんではないかという"重い"格闘シーン。クソみたいなペラペラの殺陣を回避する
>>続きを読む

ゲットハード Get Hard(2015年製作の映画)

-

男のヤツを咥えるか咥えないかのシーン、ああいう思い切りは必要だ。

陽のあたる場所(1951年製作の映画)

-

資本主義にのまれ犯罪を起こす青年の話。
なんというか、自動的にあるいは決定論的に主人公の意志が殺人の方に向かっていく感じが興味深い。
本人にとって他の選択肢が浮かんでないっていうか。でも(普通は人殺さ
>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ディヴィジョンがなぜ「シナリオ」通りの実験を行うと娘の居場所がわかると思ってるのか、そのロジックがわからん。劇中で見せられる「シナリオ」の中のベン・アフレックは娘を連れ去られていて、彼も娘の居場所がわ>>続きを読む

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

-

思いのほか体張るタイプのスラップスティックだった。

スピード違反写真のアー写、超イケてる。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

-

アクションがアッサリしすぎなほどスタイリッシュな「一発で決まる系」で、グダグダと"当てないようにしてるだけ"の殺陣が続く肉弾系アクションが嫌いなおれとしては、それよねって感じで好きだった。ラスボス戦な>>続きを読む

目指せメタルロード(2022年製作の映画)

-

学校の中心にはいない、精神的アウトサイダーたちが結束するような、なんかジョン・ヒューズ直系のっていうか、昔懐かしのって感じでよかったなぁ。
個人的に『キミに逢えたら!』って大好きなんだが(だから観たっ
>>続きを読む

閉ざされた森(2003年製作の映画)

-

ごちゃごちゃしすぎてドンデンがあった後も「じゃああれは?」みたいなのが気になってスッキリとおもしろかったと言えないタイプのドンデン映画。

たださすがにヒットメイカーのジョン・マクティアナン、エンター
>>続きを読む

少女ムシェット(1967年製作の映画)

-

座ってるムシェットをミドルでただ捉える画の強さ。

普通、アクションの終わりの方でカットを変えるんだが。アクションの始めの方でカットを変える→次のカットはアクションの途中から終わりまでをパンしながら捉
>>続きを読む

ジャッカス4.5(2022年製作の映画)

-

クリス・ポンティアスのチン獣、ゴーストバスターズでマシュマロマン動かした一流のパペッティアがやってるっていう。面白み倍増やん。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

-

テーマをすべて口で説明しなければ気がすまないんだろうか。
それでそこで発生する「ただの語りの停滞」が「静かに流れる時間〜」云々に変換されるわけでしょう?しょうがないですねぇ

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

-

うーん、これはやっぱ無理やり伸ばしてる感が拭えない。さほど重要でなさそうなどうでもいい展開が続いてニブい。

なにより、短編版でイイと感じた「虐められた少女と猟奇殺人鬼の精神的リンク」的なとこから微妙
>>続きを読む

明日、君がいない(2006年製作の映画)

-

インタビューの効率性を利用しながら、意外と「何も語らず」、つまりテーマ的なとこは語らず、淡々と人物たちの生活を見せていくだけの演出がよかった。淡々としてる分、最後に「いなくなる」人物が、いなくなること>>続きを読む