がいぽんさんの映画レビュー・感想・評価

がいぽん

がいぽん

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.0

まあまあ面白い。ただ、話がスルスルと進みすぎて、どこが山場なのかわからなかった。機長と殺人犯が色々な策を巡らせて、人質になった乗客達を救出するのがメインにすればもっとスリリングになったかも。

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

若手の演技は頑張っていた。ただ、脚本が酷すぎる。オーディションそのものがフェイクなら、久我が呼ばれたのはなぜだったのか?全く必要が無い久我がろくなヒントもないのに名探偵ばりの推理をするのは不自然すぎる>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦争とリンクさせて人間の愚かさを描く構成が良かった。戦争を知らない世代に響いてヒットしたことは喜ばしいと思う。近親相姦や人体実験など、かなり際どい内容だが、アニメにすることで生々しさが薄れて見ることが>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最新作の新たなる帝国も悪くはないが、やっぱりハリウッド版ゴジラのシリーズの中でコレが一番好き。地底大陸の設定が結構しっかりしていて、SFとしても良くできている。小栗旬の無駄遣い感も贅沢。ビルのジャング>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.0

ゴジラとコングとモスラが並んで咆哮するシーンは鳥肌モノ。ただ、話は予定調和で無難にまとめた感がある。前作のメカゴジラ登場のような驚きはないため、途中で飽きてしまう。無重力の状態で怪獣たちが組んず解れつ>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

鈴木亮平の冴羽獠は無理があるかな~、と思ったがすっかりなりきっていて、一流の役者さんはすごいと思った。森田望智の槇村香はピッタリハマって可愛い。
ただストーリーが陳腐なことと、敵役の迫田孝也の演技が大
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バービー(2023年製作の映画)

5.0

傑作!
バービーを演じるマーゴットは、全然バービー人形に似ていないのに、ちゃんとバービーになっている。ケンを演じるライアンのなりきり具合も素晴らしい。バービーやケンが、自分を自分として自覚することで新
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.0

やはり一作目を超えることはできなかったが、様々ある亜流の中では面白いほう。護送車にいた訳あり連中が活躍するのは良かったが、それぞれに何か得意分野があったりすればさらに面白くなったかも。主人公が一番好き>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

二重三重に張り巡らされた構造世界が崩れていく様子は、見ていて気持ちがいい。催眠状態の主人公を機関の連中がサポートしながら構造世界を演じさせるシーンは楽しめた。よくよく考えると辻褄が合わないところはある>>続きを読む

REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

2.5

バート1が面白かっただけに、失速ぶりがはなはだしい。もっと作戦を練って敵を翻弄したり、裏をかいて度肝を抜いたりしてほしかった。七人の侍が面白かったのは、銃ではなくて、刀で戦っていたからだと再確認した。>>続きを読む

47RONIN(2013年製作の映画)

3.0

何とも不思議な作品。キアヌ・リーブス以外は東洋人なのに英語を話しているという違和感はパロディーだが、役者が真剣に演じているので、どんなに変な日本文化もどきでもしっかり作品にする役者魂を見ることができる>>続きを読む

貞子DX(2022年製作の映画)

3.0

ホラーテイストのコメディーだと思えば、イライラせずに楽しめる。原作の貞子が遺伝子に例えられて変異したのに対して、今回はウイルスに例えられて現代に適応しようと変異する、という発想は面白かった。

妖怪シェアハウス 白馬の王子様じゃないん怪(2022年製作の映画)

2.5

ネオ妖怪という発想が、いかにも現代的だと感じた。確かに今の世相は、実態のないNETに振り回されていて、AIは人々を操る妖怪みたいだと思う。ただ、その不気味さが今ひとつ足りなかったかな~

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.5

色々と残念。火事で死んだゴーストや炎を操る新キャラなど、面白くなる要素はいっぱいなのに、主人公が働けないとか、母親の彼氏が父親になれるかと悩むとか、市長が邪魔をするとか、どうでもいいことで話が停滞して>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

パート1に引き続き、ドッシリとした重厚感が堪能できた。ともすると派手なアクションで敵をバッタバッタと倒していく、単なるヒーローものになりそうな話だが、主人公が未来を夢に見たり救世主と崇められたりする中>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

公開当時に一回観たが、part2のために再鑑賞。重厚な画作りと、スローテンポと感じさせないギリギリの演出で、どっしりとした大作の味わいが堪能できる。
バート1では主人公が全てを奪われていく過程が描かれ
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トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.5

サミュエルがモテようとする様子や、ロボットたちがサミュエルの家の周りでオタオタする様子はイライラしたが、アメリカンギャグなのだと割り切りば、まあいいかという感じ。
サミュエルが「絶対に日本製!」と連呼
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミーガンが魅力的すぎる。ミーガンがケイティに優しく寄り添って、傷ついた心を癒やしていく過程が良かっただけに、ラストでミーガンがケイティにバラバラにされてしまうのは、見ていて悲しいと感じてしまった。

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

争いがない平和な世界を作ろうとして人々から心を奪う、というユートピアの恐ろしさが、分かりやすく描かれていて、子どもたちにぜひ見てほしい作品。
ありのままの自分を愛してもらえる世界こそ、本当のユートピア
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.5

主人公のおじいちゃんが頑張るのは面白いが、ナチスに囚われていた女性たちが武器を取って反撃するのも良かった。横に一列に並んで歩いてくるスローモーションシーンは胸が高鳴った。

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

やっぱり日本のアニメは素晴らしい。ストーリーや人物造形は大通で、目新しさはないものの、構図やテンポにメリハリが効いていて、鳥肌モノ。何より声優陣の感情が爆破するような演技が最高。

地獄の7人(1983年製作の映画)

4.5

ベトナム戦争で取り残された捕虜を救い出すという映画はたくさんあるが、これが一番面白い。ジーン・ハックマン演じる大佐が、息子を助け出すために集めた退役軍人たちを鍛えたり、綿密な計画を立ててシミュレーショ>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

3.0

営業としては全く役に立たなかった主人公が、自分の才能を活かすことができる辞書づくりで自信がつき、部署の責任者になっていく過程が、見ていて微笑ましい。自信がつくにつれて徐々に背筋が伸びて、言葉に力かこも>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

ホラーというより、サスペンスかな。題材は面白いが、なんだかみんな遠慮しながら作っている感じがした。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

微妙な目線や表情で母親の浮気心を表す演技や、家族それぞれの想いを引き出す演出はさすが。ユダヤ人の家族は、こんなに賑やかで人の話を聞かないのか、と思った。

アンノウン(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公が正しいのか、周りが正しいのか、どっちに落とすのかと思ったら、その両方だったというラストの謎解きにびっくりした。リーアム・ニーソンが普通の人を演じるなんて珍しいと思ったら、やっぱり暗殺者だった。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.8

出てくる人たちがみんな優しいので、見ていてホッコリする。心に傷を負った人は、優しくなれるのかな、と思った。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.5

原作やアニメを知らないが、クセが強い登場人物にワクワクした。スローモーションを多用する演出は、ヘタをするとテンポを壊しかねないが、良い感じでメリハリが効いてカッコイイムードが漂っていた。出番はとても少>>続きを読む

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.0

色々と残念な印象。アクションは3流。設定は手垢がついたようなAI争奪。ビィランは小物。オープニングが良かっただけに残念すぎる。

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

4.5

トニースコットの特徴的な演出がマッチして、飽きずにワクワクしながら、最後まで楽しめた。

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

最後はどうやってクマを倒すのか、色々と予想しながら見ていたら、いつの間にか親子の愛情の話にスライドしていた。ドタバタした雰囲気は楽しめた。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.5

シリーズを通して静かで淡々とした語り口が魅力。たった一人で巨悪に立ち向かっていく姿はやっぱりカッコイイ。ただ、デンゼルワシントンも、もう歳には勝てないのか、ラストの潜入場面は簡単すぎて呆気ない感じ。た>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.0

大友克洋の童夢がベースということで、期待しすぎた感があったかな。筋立ては良くできていると思うが、テンポがゆっくり過ぎた。U-NEXTだったから1.8倍速で見たらちょうど良かった。最近、この手の自滅系サ>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

4.5

脚本がよく練られていた。犬王にかけられていたのは呪いではなくて愛だったのだと思った。

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

4.5

前半は人物の関係が分かりづらくて混乱した。ホラーの演出が効果的で、ミステリーとオカルトが上手にフレンドされていると思った。

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