大友克洋の童夢がベースということで、期待しすぎた感があったかな。筋立ては良くできていると思うが、テンポがゆっくり過ぎた。U-NEXTだったから1.8倍速で見たらちょうど良かった。最近、この手の自滅系サ>>続きを読む
脚本がよく練られていた。犬王にかけられていたのは呪いではなくて愛だったのだと思った。
前半は人物の関係が分かりづらくて混乱した。ホラーの演出が効果的で、ミステリーとオカルトが上手にフレンドされていると思った。
雰囲気が良い。セリフがやたら詩的で、すんなりと理解できない部分があったが、そこがいかにもポーらしさなのかなと思った。最後のどんでん返しも、意外だったか筋が通っていて、感心させられた。
心に闇を持った少年が、特殊能力を持ったらどうなるかというシミュレーションとして、よくできたストーリーだと思った。おおよそのラストは予想できるので、意外性はないが、主人公の心情が丁寧に描かれていて、見て>>続きを読む
謎解きやストーリーはどこかで見たことがあるような感じで、目新しさはないが、シアーシャが演じるストーカー巡査がとにかく魅力的。彼女の立ち居振る舞いだけを見ているだけで満足な作品。
ゲームはやったことがないので、世界観が合っているかどうかは分からないが、1つの映画としてまとまっていると思った。いわゆる巻き込まれ型の成長譚スタイルだが、兄弟を救うとか、ヒロインが自立しているとか、ヒ>>続きを読む
悪ふざけだけの賑やかな映画かと思っていたら、しっかりとストーリーが練られていて楽しめた。玉木宏の声がカッコイイ。
とにかくカッコイイ
スローモーションを多用するザックスナイダーの演出は健在で、好き嫌いが分かれそうだか、自分はジャスティスリーグの頃からこの雰囲気にハマっているので嬉しかった。
七人の侍へのオマージュ>>続きを読む
銃で撃った人が、そのことの酷さに恐れ慄いて、必死で撃ってしまった相手を救おうとする姿を、偽善だと思うか、贖罪だと思うかで評価が分かれそう。
隣人マリソルとその夫がいい味を出している。ただの賑やかなお節介かと思っていたが、実はオットーの孤独に気がついていて、わざと関わろうとしていたのかもしれない。そう考えると、マリソンの立ち位置が変わって見>>続きを読む
加瀬亮の演じる信長が、発狂手前の危うい感じで凄みを感じた。本能寺で能を見ながら「世の中の全てを滅ぼしてから自分の首を切り落とせば、清々するかも…」と呟く表情に、複雑な切なさや悲しみが感じられて、魔王を>>続きを読む
個人的にはとても楽しめた。強すぎるキャロルのパワーにハンデをつけるために、力を発揮すると入れ替わるという方法を考えたのが面白いと思った。3人が力を発揮するたびに入れ替わってカマラの家を破壊する場面や、>>続きを読む
ループという時間の輪を作って異能の子どもたちを守るという設定や、それぞれの異能の力を生かして戦うラストはワクワクした。ただ、ループの仕組みが分かりづらくて、ラストは?だった。
海の中の映像は絶品。その分、陸のシーンが見劣りをしてしまい、二つの別々の映画をツギハギしたような印象。アースラとの戦いが思いの外スペクタクルだった。
エレメントという要素で人種を表現して、お互いを認め合うことの大切さを伝えるのがさすがだと思った。触れ合うことを恐れていた二人がお互いを大切に思うからこそ、信じて触合うことができた場面は涙が出た「イライ>>続きを読む
何回見ても感動する。レオンは多くの命を奪ってきたから、ラストはこうでないといけないとは思うが、マチルダと二人でやり直す人生もあったのではないか、と思うと切ない。
完全版より劇場版の方が、マチルダの暗殺>>続きを読む
死んだ人間の脳をスキャンしてAIに読み込ませると一定時間、死んだ人間の意識を立ち上げることができるという仕組みはすごいと思った。アメリカ軍がAIを作ったマヤの脳をスキャンしていたのはなぜだったのだろう>>続きを読む
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「この国は人の命を粗末にしすぎている」「この作戦では一人も死なせない」という台詞にこの映画のテーマが結実していると思う。
特攻で死ぬことができず、ゴジラを撃てなかったことも負い目に感じ、自分が生きてい>>続きを読む
さすがディズニー、ちゃんと感動できるエピソードをはさんで2回ホロリとさせられた。画面が暗くて見づらかったのは我が家のテレビのせい?
驚くほどスターウォーズPART4と同じ展開。なるほど面白いファンタジーはこのストーリーにすれば外れないのか、と納得させられた。
素晴らしいストーリー。きらめきは生きる目的ではない。一瞬一瞬を大切に生きよう、というメッセージがスッと心に入ってくる。押し付けも説教もない、ひたすら優しい物語に、涙腺が止まらなかった。
川栄李奈の吹き>>続きを読む
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全く期待しないで見たら、予想以上にメッセージ性が強くて、後半は目が離せなかった。シーザーたちが人間の少女を仲間にすることが、大佐が自分の息子を失って狂気に落ちた後でも、まだ幼いものに寄せる気持ちを呼び>>続きを読む
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原作の漫画は未読。テレビドラマをリアルタイムで見ていて、非常に面白いと思っていたので、劇場版もぜひ映画館で観たいと思っていた。
テレビドラマと同様に、主人公の強烈なキャラクターが楽しめた。整くんが作中>>続きを読む
素晴らしい脚本だと感動した。従来、こういったテーマを扱う場合は、主人公がタイムリープしたりして、過去の分岐点に戻って何度もやり直しながら、結局今の自分を受け入れることに納得する、というスタイルだったが>>続きを読む
題名とポスターから、もっとおどろおどろしい内容かと思ったが、意外にもユーモアたっぷりのテイストで楽しめた。
主人公だけでなく、母親も考え方が変わって行き、最後にはお互いに認め合えるというストーリーは、>>続きを読む
ゲームが好きだったので映画にも同じテイストを期待していたが、良い意味で裏切られた。ゲームは47が様々に変装して罠を仕掛けたり潜入したりして暗殺を成功させるという楽しさがあったが、本作はかなりSFだった>>続きを読む
竜のキャラクターが秀逸。人間に変身した時の姿をもっと可愛くすることができたと思うが、年齢不詳というイメージは出せていたと思う。
とても良くできた脚本だと思う。自分だけ時間に取り残されて、居場所が変わってしまうというバズの状況は、子どもが大人に成長することでオモチャたちが取り残されて、新しい居場所を見つけようとする、トイ・ストー>>続きを読む
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1978年版を子どもの頃に見て、犯人が自分の足を撃ってアリバイ工作をするというトリックに衝撃を受けたが、今作はエジプトの風景の美しさに目を奪われた。ナイル川の観光を楽しめる気分に浸れるのが嬉しい。
演じている役者が楽しそうで、見ているこちらもウキウキする。ストーリーはどこかで見たことがあるいくつかの映画を混ぜ合わせたような感じなので新しさはないが、登場人物が魅力的だった。
前作からの流れでガモーラが仲間との関係を失っているというのが、本作のミソだと感じた。行動を共にしていく中で、徐々にガーディアンズの仲間たちのキャラクターや仲間意識に触れて、それに感化されていく過程を見>>続きを読む