アベンジャーズのエンドゲームで、タイムリープを提案したのがアントマンだったことからして、タイムリープに関わる展開がここから新しく始まるというのはあり得る話だと思う。タイムリープやメタバースという、かつ>>続きを読む
正義か悪か、という2項対立ではなく、その両方を兼ね備えているという主人公の立ち位置が良いと思う。グレーゾーンがあるということが、単なる正義のヒーローより人間的な魅力を持っている。自分が悪でも正義でもな>>続きを読む
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AIが敵となると、今までのミッションで使っていた最新テクノロジーが信用できない。だから仲間を信頼するとか、信じて待つといった、極めて人間的な心情がミッションを成功させる鍵となっている。日常生活のほとん>>続きを読む
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タイムリープものとしてのルール、「過去は変えられないがそこから学ぶことで未来を切り開くことができる」を固持しつつ、笑いあり、涙あり、アクションてんこ盛りのエンターテイメントとして成立している。過去を変>>続きを読む
優しさと強さのバランスがとれていないと、自身が傷ついたり他人を傷つけたりしてしまう。
ショッカーが目論む世界平和がディストピアだということは分かるが、それを望むほどの絶望がこの世にあるということが悲し>>続きを読む
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宮崎監督が描きたいシーンを作り、それをつないで半ば強引にストーリーを作ったらこうなった、という感じ。どのシーンも、今までの宮崎作品の中にあったような既視感を覚えつつ、宮崎ワールドにどっぷりと浸かる快感>>続きを読む
インディーシリーズをリアルタイムで観てきた世代にとって、本作の喜びはノスタルジーに浸ることだと感じた。老いたとはいえインディーは相変わらず無鉄砲だし、ヒロインは一癖あるし、ラストは超常現象でビックリさ>>続きを読む
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人類が今よりも進化するとどうなるのか?それについて描いている映画は、この作品以外にも、2001年宇宙の旅とか、ルーシーとか、甲殻機動隊とか、色々あるけれど、進化した対象が人間の形を失って概念化する、と>>続きを読む
人間社会に動物や蜘蛛の姿をした主人公たちがいるのはなぜだろうと思っていたけど、ウルフ、スネーク、シャーク、ピラニア、タランチュラ、そしてキツネやモルモットは、それぞれのイメージや先入観で背負っているキ>>続きを読む
見る人によって怪物の解釈が変わると思う。自分は、母親が息子に言う「普通の結婚をして子どもが生まれることが幸せ」や、先生が児童に向かって言う「男なんだから我慢しろ」という何気ない言葉のなかに潜んでいて、>>続きを読む
「マルチバース」という手法が、ギリギリ成功していると感じた。マルチバースは、スパイダーマンのシリーズで本格的に描かれるようになり、歴代のスパイダーマンが一堂に会するという快挙を成し遂げたけれど、それは>>続きを読む
シリーズを全て見てから視聴したので、味わい深かった。
リズと青い鳥の立場を入れ換えると演奏がガラッと変わることと、進路と恋愛感情とのすれ違いをリンクさせて、高校時代の甘く切ない成長を描く脚本と、女子高>>続きを読む
シーズン1と2を見てから鑑賞。2年生になって後輩を育てていく姿に、成長したなあ、と嬉しくなった。
この作品は一貫して、吹奏楽という文化系の部活で勝敗を争うことの意味について、部員たちの葛藤を通して考え>>続きを読む
かなりスローなテンポで物語が進むが、NHKのテレビシリーズで免疫ができていたので、かえってこの映画には、このくらいゆっくりなムードが合っていると感じた。日本の都市伝説とルーブル美術館の深淵なムードを上>>続きを読む
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信長は、実はただのわっぱで、知略に長けていた濃姫に操られてのしあがっていたが、徐々に人の心を失い、自滅していく。という物語の筋立ては面白いと思う。しかし、そこに二人の恋愛感情をブレンドしすぎて、軸がぼ>>続きを読む
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ガリレオシリーズを映画化した「容疑者X」の成功以来、子供が犯人で、それを隠そうとする事件を描いた映画が増えたが、これもそのひとつ。
犯人がわかったときの衝撃は大きいが、子供を守るために別の犯人を村民ぐ>>続きを読む
レモンとミカン、この二人が物語の主軸になっているから、主人公のレディバグは狂言回し的な立ち位置でユーモアを発揮できる。最初は主人公を妨害しているレモンとミカンのことを憎々しいと思っていたが、次第に魅力>>続きを読む
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本作の重要なアイコンは、さらわれた子どものお目付け役のサジュだと思う。彼は、最初は主人公のタイラーの敵として立ちはだかるが、終盤では味方になって、命をかけて息子を守る。その姿が切なかった。守るべき家族>>続きを読む
家に入った強盗に反撃しないと、ダメな父親として見られたり、近所からバカにされたりするというのが、アメリカなんだな…と感じた。
見ていて単純にスカッとするが、よくよく考えると、憧れて手にいれた平和な日常>>続きを読む
銀行員のアランが、この作品の肝なのだと感じる。自分が見失っていた夢を見せようとしてくれているクラスメートの背中を押すために、解雇を覚悟で大勝負に出て、映画の悪評を払拭するだけでなく、銀行の株もあげてし>>続きを読む
主人公と、彼が思いを寄せる大学生の彼女との関係が、この作品で描いている人種差別の難しさを的確に表していると感じた。主人公は黒人でありながら、善き警察官であろうとするのだが、彼女は警察官全てを差別的な敵>>続きを読む
ピアノが凄いということは分かる。でも、自分がピアノを演奏できないので、何がどう凄いのか、いまいちピンとこなかった。ただ、桃李くんの目がスーッと闇に落ちていく演技と、茉優ちゃんの泣き笑いの演技は一見の価>>続きを読む
良くも悪くもアメリカ万歳映画
何も考えずに見れば、戦闘機のかっこよさを堪能できる。
研修医のハント先生が言う台詞に、この映画のテーマが凝縮されていると感じた。一人の医師の献身的な働きに甘えるしかない島の医療のあり方を、美談にしてはいけないという意味で、この映画が今作られた意味があると>>続きを読む
青山劇場とかで芝居を見るのが好きなら、この映画はツボにはまりそう。セリフが芝居の台本みたいだけど、テンポがよくて自分は結構好き。
主となる登場人物が少なくて、場面がビジュアルをメインに作られているので、芝居小屋で演劇を見ているような感じ。意味やつじつまを考えるより、場面のムードと台詞の妙を味わうと楽しい映画。
前作よりも場所と時間が限定されているので、スリリングな展開で楽しめた。同じ時間を2回に分けて描く手法で、もう一回見るとシーンの意味が変わって見える、というのも嬉しい。
ジョンライダーが何者なのか、しっかりと説明されないだけに、想像が膨らんで、居心地の悪い不気味さが残る。
最後まで見ると、途中までの場面やセリフの理解がガラッと変わる。邦題「永遠の子どもたち」はピッタリ。
リョータのエピソードを主軸に語られることで、原作漫画を知っていても、さらに深く楽しむことができた。背負っているものがけっこう重たいが、初登場の妹が、リョータと母親をつなぐ大切な存在になっていて、この子>>続きを読む
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嘘も本気になってつきとおせば真実になる、というパラドックス的な内容に、色々と考えさせられた。嘘を貫くことが救いになることもあるのだと思わされた。
コンフィデンスマンJPの映画シリーズの中で一番好き。何よりも三浦春馬くんの演技が素晴らしい。間違いなく彼の代表作。テレビシリーズの出演者たちがちょっとずつゲスト出演するのも楽しい。
どこから騙されているのかずっと考えながら見ていても、やっぱり騙される。一流の役者が楽しみながら役を演じているからこそ、これだけの大がかりな嘘でも楽しんで見られる。ジェシーとスターの存在を感じさせてくれ>>続きを読む
最も好きな映画を一本選ぶとしたら、色々と悩むが最後にはやっぱりこれを選ぶだろう。中学生の頃にゴールデン洋画で見て、ラストシーンのスローモーションに圧倒された。それが映画を好きになった元体験。アメリカン>>続きを読む
戦闘シーンの迫力が凄まじい。アニメの良さの一つは実写では難しい映像表現ができることだが、それを充分に楽しむことができる。
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シリーズ物のキャストが全員一同に介するだけで、すでに満足感が満たされる。クローンの少女がブルーの子どもと関わりながら、自分の存在意義を見いだして、オーウェンの娘として成長する姿に感動する。