ーcoyolyーさんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

子供の頃はドクを酷え大人だと思って見てたのに、今見たらドク視点からこの世界に入っていって爆笑しました🤣自分がなかなか良い歳の取り方をしたと自画自賛しています
(2020.6.12 日本テレビ金曜ロード
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.2

黒人女性に翻案したタランティーノ版「グロリア」。カサヴェテス&ローランズコンビへのオマージュありますよねこの作品。そして梶芽衣子もそうだけどタランティーノのカラードの強い女性への愛着ってなんだろう。>>続きを読む

(1985年製作の映画)

3.5

黒澤明自体が大殿だというドキュメンタリーフィルム。
話は忠実に「リア王」で、それを日本人が撮る時に英国のコスチュームプレイにするのか日本の時代劇にするのかで後者を選んだ、その選択をあの黒澤明がどう見せ
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リンカーン(2012年製作の映画)

3.2

白人男性の白人男性による白人男性のための感動ポルノ。なんだけど、この作品を観た白人男性は「人民の人民による人民のための映画」だと思うんだろうな。それこそが現在黒人を激怒させている感性なんだけど彼らはそ>>続きを読む

ウォール街(1987年製作の映画)

3.5

これスコセッシ(売れない頃のオリバー・ストーンに目をかけてたという師弟関係があるとさっきまで知らなかった)が「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を撮る時にまず念頭に置いてた映画だと思うんですけど、文法>>続きを読む

キリング・フィールド(1984年製作の映画)

3.8

目に見える戦場は目に見えない戦場より誠実だ。少なくとも彼らが何と、誰と戦ってるのかは見える。見えない敵ではない。

反知性主義の行き着く先がろくでもないことを教えてくれる映画を「チャップリンの独裁者」
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独裁者(1940年製作の映画)

4.0

いろんな人がこれを研究し尽くして自分の血肉にしたとよくわかる作品でした。JEWの文字が胸に刺さる。なんでユダヤ人はあんな扱い受けなきゃならなかったんでしょうね。(2020.5.20 BSプレミアムで鑑>>続きを読む

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

4.0

大変身につまされて頭抱えながら身悶えして涙ぐんでる…冴えない物書きのおばさんが生活困窮極まって、やっちゃいけない、絶対やっちゃいけない、職業倫理的に絶対やっちゃいけないことやっちゃうんだけど、これだけ>>続きを読む

マイ・サンシャイン(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミネアポリスで黒人が殺されて全米に飛び火している今、ロサンゼルス暴動が題材の作品を観てみました。安定のcanal+資本絡み作品だったのでやっぱり私好みの作品になってた。
と言ってもロサンゼルス暴動って
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.8

軽くて小粋な佳品、最近こういうタイプの作品があまり映画界になくなってきていると感じていたので出会えたのが嬉しい。ペドロ・アルモドバル、フランソワ・オゾン、ローマの休日、去年マリエンバートでなどへのオマ>>続きを読む

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

3.5

或るグレート・プリテンダーの記録。
「ボヘミアン・ラプソディ」を観ててカルメンのハバネラがかかった瞬間に「マリア・カラスだ!」って思ったんです私。カラスの歌なんかそれほど聴いた記憶もないのに直感で。自
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バハールの涙(2018年製作の映画)

5.0

観ろ!皆観ろ!どうせ私がそう言ったところで誰も観ないんでしょうけど、観ろよ。

バハールの目、私も持つあの目。あの目を見てくれよ。レイプされた女はあの目になるんだよ。お前のその平和ボケの目で私らのあの
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.0

何かを表現したいよりもまず賞レースの勝者になりたいための予定調和の傾向と対策だけでできた映画でした。今この題材!そこにこんな要素も盛っとこうこれもこれもほらもうこれでポリコレ棒で殴られないしポリコレ的>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.2

アスカが「女に手をあげるなんてサイテー」って言える、それだけでいいんだ。もう充分なんだ。昔のアスカだったら絶対そんなこと言えなかったんだ、アスカも私も歳を取って成長したな良かったなって涙ぐんでしまうん>>続きを読む

それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「それだけが、僕の世界」すごい!WOWOWメンバーズオンデマンドのスチール写真がちょっと気になって配信5月末までだし、私最近の韓国映画も観てなければイ・ビョンホンが出てる映画も観たことないなと何気なく>>続きを読む

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

シネフィルWOWOWで「グッバイ、レーニン!」を観たんですけど全世界の姉を代表して怒りが収まらない。これを良い話にすることは私にはできねえよ、なんだこれは、姉の居場所はどこにもないじゃないか。社会主義>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

「誰も知らない」と「万引き家族」続けて観ると「誰も知らない」で食い足りなかったところ、掘り下げきれなかったところ、もっとこうやれた、もっとこうすれば良かったというところ全て注ぎ込んで見事に昇華しきって>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

3.8

これでの反省点が全て「万引き家族」で昇華されていると思うと愛おしいし、信頼できる監督だなと思う

シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

2.7

「シェルタリングスカイ」見てるんだけど、現地の女買って濃厚接触した夫がアフリカで流行り病に倒れてまぁ大変ってターンをこのご時世に見るとなー、というかこれ腸チフスなんですね。おばあちゃんのお父さんの死因>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

知らない映画たくさん浴びて人見知りが深まってきたのでベトナム版小津映画こと「青いパパイヤの香り」を観て落ち着きました。
それほど大きな出来事は起こらない、ただローアングルが落ち着く。緑が落ち着く。「月
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ありがとうペドロ・アルモドバル!「ボルベール〈帰郷〉」を観たらすっかり「ラブ・アクチュアリー」で食らった疎外感をデトックスされて私の居場所はここ!私の居場所!落ち着くってなりました。オープニングの登場>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

時間潰しに「ラブ・アクチュアリー」観てたらこのシーンで病院から電話かかってきて、直後に映画劇中でもおそらく似たタイプの病院から電話かかってきて笑ってしまった。でもこの2人だけクライマックスの学校から空>>続きを読む

時をかける少女(1983年製作の映画)

3.7

「時をかける少女」これはみんな原田知世にガチ恋しますわ。何これ、ただ単に美少女ってことなら同級生にこの子も売り出し始めたぽいんだろうなって女の子いますよね?あの子の方が造形としては芸能人にスカウトされ>>続きを読む

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

3.5

「This is IT」がWOWOW配信今月末までだったので観たよ!マイケル・ジャクソンはテレビの中の人ってイメージなんですけどジャクソン5は好きでよく聴いていたので、MJが最後まで歌おうとしていたこ>>続きを読む

アンダーグラウンド 完全版(1995年製作の映画)

3.7

「アンダーグラウンド」をWOWOWで観ました。これ「ホテルニューハンプシャー」みたいな作りなんですね。あとアンジェイ・ワイダの「地下水道」のオマージュとラストは「フェリーニのアマルコルド」かな?BSプ>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「パリ、テキサス」WOWOW放送もう終わったのにずっと脳幹が痺れたまま放心している。
 この映画を初めて観たのは大学生の時で、その頃の私にはわからなかった主人公トラヴィスの揺れ動きが、一挙手一投足がわ
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.0

「東京ゴッドファーザーズ」観ました、完全にこれクリスマスキャロルなんですね、とっても楽しかったです。今敏監督がどうしてあれほど惜しまれたのかよく分かりました、そしてエンドロール見てたら藤原啓治さんなど>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」観ました!タランティーノあんまり得意じゃないんだけどこれはよかった!あの頃のハリウッドへのむせ返るほど濃密な愛に溢れていて万感の想いが去来して胸が詰まり>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.2

WOWOWでやってた「ウルフ・オブ・ウォールストリート」見た!痛快ゲス映画!「沈黙」撮るのに金策に駆けずり回っていたスコセッシがこれで割り切って金作ろうとしたのよくわかる清々しいゲスゲスしさ!金稼ぐこ>>続きを読む

クンドゥン(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「クゥンドゥン」Jcomオンデマンド入れたら5/26までの配信だったのでiPadで映画デビューしました!
スコセッシこれよく撮れたなとあらゆる面で思う。題材がダライラマ14世の亡命まででキャストオール
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「メアリーの総て」を録画もしてあるんだけど面倒なのでWOWOWオンデマンドで観ました。これ、序盤の方で主人公が父に「Immitate」と言われてるシーンあるんだけど、作品自体の感想もImmitateだ>>続きを読む

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