このレビューはネタバレを含みます
ラスト容赦ねえな…アメリカ映画では珍しいくらいにシビアな現実が襲いかかってくる救いのないバッドエンド。これをハッピーエンドと解釈できる人が何を見てるのか私ちっともわかんないんだけど、(白人)男性視点か>>続きを読む
イヤホンが有線だと一昔前と感じてしまう時代の変化にビックリ!有線イヤホンがガラケーみたいな存在になってる!4年前公開映画でこんなことになるんだ!AirPodsこんなに革命的な発明だったんだな!
私リリ>>続きを読む
良い雰囲気映画だった。雰囲気映画の巨匠ロメールの良い雰囲気映画とそうでもない雰囲気映画の分水嶺がいまいち掴めないのだけどこれは良い方の雰囲気映画。
ティーンエイジャーの私たちがライフスタイルの教科書と>>続きを読む
ポーリーヌ可愛いな。十代の広末涼子の可愛さやウケ方ってこういうことだったんだな。姪くらいの距離感で見守るのがちょうどいい可愛らしさ。綺麗な年上の親戚のお姉さんに可愛がってもらって甘えられるって私ものす>>続きを読む
ロメール映画ってロメールの理想の女子こんな感じなんだろうなという人が主人公なこと多いけどこれは自身を投影したような男子が主人公でした。こういう女子に振り回されるのが大好きなんだなロメールというのがウデ>>続きを読む
エリック・ロメール映画のヒロインって女友達いなそうな人物造形になっているのに何故かいつも面倒見の良い女友達に世話を焼かれていてそこがファンタジーだなーと思ってしまう。
ゴダールのこういう感じの映画からアクとクセを抜いて若干大島弓子風味をふりかけたような映画。
モンドリアン飾ってるような意識高い系スノッブのプチブルの皆さんが生活に追われることなくふわふわ生きてる様子を>>続きを読む
私は緑が好きで落ち着くので十代の頃からこのタイトル気に入っててずっと観たかったのに機会を逃し続けていたところ、いつの間にかアマプラに入ってて見放題終了間近だったのでついに訪れた機会を逃してなるものかと>>続きを読む
とんだポルーニン詐欺 笑
カメオに毛が生えた程度しか出てこない 笑
ヌレエフの亡命劇と言えば『愛と哀しみのボレロ』のジョルジュ・ドンのヌレエフモデルにした役の空港シーンですけど、この映画もいきなり空>>続きを読む
異人さんの目から見た愛とリスペクトに溢れた勘違いニッポンが大好物なのでタイトル見た瞬間にこれはヤベェだろ!と再生ボタン押しました。ヤベェのはわかってるどっちにヤベェかな?とワクワクしてたらなんか勘違い>>続きを読む
これ監督「パリよ、永遠に」の人か。ニュー・ジャーマン・シネマの一員で「ブリキの太鼓」の監督でもあるとは知らなかったけどそう知ると納得。日本未公開ぽい低予算の投げ売り映画扱いぽいのに映画としての地力がし>>続きを読む
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ゲイリー・オールドマン!コリン・ファース!リトルウッド先生(ことトビー・ジョーンズ)!バッチさん!といういちいち顔見せしてくる度にテンション爆上げ豪華キャストによる(トーン暗めだけど)娯楽大作です。>>続きを読む
どこの国であろうと平民から王室に嫁ごうとする人なんて桁外れな野心家しかいないので、私こういう人のことちっともわからないのだけど、ニコマン様の頬にはグレース・ケリーと同種の野心が天井知らずでパンパンに詰>>続きを読む
ここのところコツコツとよしながふみ「大奥」を読んでいたので、どこの国でもどんな時代でもこういう場所のノリは変わらねえなぁと思いました。
フランス人、メシマズだったら即座にテンション下がりそうなイメー>>続きを読む
三島由紀夫の方と違ってこっちはセンス良くテンポ良く感じられたな。何が違ったんだろう?
最初に個々では知っている事象・事件を時系列で並べて紹介されるとホォと思いました。ああこれがこの後でここで世界はこう>>続きを読む
若松孝二監督だからイデオロギーから描くのはしょうがないんだけどイデオロギーから見る三島由紀夫つまんねえなって思う。東大全共闘のシーンは芥正彦氏本人の映像ああやって見せつけられてしまった直後に観ると彼の>>続きを読む
そういえば私今三島由紀夫が死んだ歳なんだった、そろそろ忌日も迎えるかと気付きなんとなく観始めたら意外にも恋を探しに行った三島由紀夫の恋を見つけてから破れるまでのドキュメンタリーフィルムでした。
そもそ>>続きを読む
私たちの日常から築地は消えても生活は変わらず進んでいるように見えます。でも本当に変わっていないのだろうか。築地から豊洲に移転したことで見えてない気づいてないけれど変わっているものがあるように思える。そ>>続きを読む
淡々と粛々と日常は進む、何もなくても何かあってもスーパーのシフトの時間が始まり終わるまで淡々と粛々と、終わってまた次のシフトが始まるまで淡々と粛々と。そういう旧東独地域を舞台にしたプロレタリア映画。淡>>続きを読む
鈴木大拙系の人の話かと思ってたら全く無関係のとんだ生臭坊主の話でした。
日本にもアメリカにもどこにも居場所がなくて寂しい人だったんだろうな、とは思う。でもその寂しさを突き詰めることなく中途半端な場所で>>続きを読む
「作家の目的地は本の出版じゃない。切実な想いを吐き出すために書くんだ。息を吸うのと同じ。書き続ける。孤独や貧しさや不採用の手紙にもめげず。親や妻から“まともに働け”と言われても。なぜなら書かなければー>>続きを読む
アフガニスタンの現状、そしてパウエル元国務長官の訃報を数日前に知った今観るとその観点からも感じ入るものがある。
トランプ政権が最早政権の体を為していない状態だったのですっかり忘れていたけどブッシュ政権>>続きを読む
スチールじゃ気づかなかったけども主演がサリー・ホーキンスでびっくり。サリー・ホーキンス相変わらず芸達者。そしてスタイリング超可愛いスタイリスト有能。
話というか世界観はこういうのはヨーロッパやアジアだ>>続きを読む
アンドリュー・ロイド・ウェバーを犬派に転向させたというニュースを見て何がどうなってるのか気になってチェックしに来たのですけど、私からすると何も酷くないんだよね。CATSってこんなもんでしょ?ミュージカ>>続きを読む
はいはいどうせブリカスの三枚舌外交美化美化映画なんでしょうけど映画史に名前の残る名作扱いでもあるし、そろそろこの長さに怖気付かずにチェックしてみますか、と斜に構えた姿勢で観始めたんですよ。
そしたら>>続きを読む
良くも悪くもウォン・カーウァイ。「恋する惑星」のセルフリメイクかなと思うくらいそのまま。場所と時期がほんのちょっとズレてるだけ。それだけなのにあの魔法がかかっていない。全く。あれが嘘みたいに。「中国返>>続きを読む
初見の時はまだまだ子供だったからかちっとも分からなかったんだけど、今観るとちゃんとJLG、ちゃんと香港版「勝手にしやがれ」だったなと。そういう空気、そういう時代の雰囲気。香港が香港だった頃。1960年>>続きを読む
キムタクをキャスティングしてジャパンマネーがっぽり!とかいう景気の良い時代はだいぶ遠くなってしまったなという感慨に耽ってしまった。日本は急速に金がなくなって香港映画界は見る影もなくアジア映画の中心は韓>>続きを読む
香港の雨、湿度、潤んだ瞳のトニー・レオン、チャイナドレスのマギー・チャン。この素材をそのシーンそのシーンでいかに最大限に魅力的に映すか、ということしか考えていない。ドラマツルギーやストーリーテリングよ>>続きを読む
ソン・ガンホの気迫に息を呑む。
盧武鉉の魂が乗り移ったとか一心同体とかとも少し違って、映画という虚構の世界で表現できる盧武鉉として最適化された人物がそこに居た。この世界においては盧武鉉より盧武鉉だった>>続きを読む
なんだかんだでいい夫婦。あと確かにアンナ・カリーナ。
最初の方のホテルのロビーでドビュッシー「月の光」が流れてました。
満蒙開拓団で接待させられた女性たちや従軍慰安婦、ナチスの将校と付き合っていて丸刈りにされたフランス人女性たち、そんなことを思い返しながら観ていた。戦争となるとどの時代でもどこの国でも極端に男の嫌な部分>>続きを読む
晩年の大林宣彦はいいな、面白いな。晩年の大林宣彦のミューズ、常盤貴子が尋常ならざる美しさで、これはこう撮れるからミューズになったのか、それともミューズだからこそこう撮れるのか、ということをずっと考えて>>続きを読む
デヴィッド・リンチの愛嬌ある映像詩。こんなことばっかり撮ってるのにこの人の持つ愛嬌ってなんなのでしょうね?最大の強みなんだけど謎すぎる。
あ、主人公が少し友達に似てた。
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松浦理英子のレズビアン題材作品の実写化ではなくチリのトランスジェンダー女性題材の映画です。タイトル(邦題)は共にアレサ・フランクリンの「ナチュラル・ウーマン」から取られてるんだと思います。
この映画>>続きを読む
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「埴生の宿」と「Home,Sweet Home」の交歓、宗派や立場によって形式は違えど想いは一つの祈り。そして歌えない「仰げば尊し」。
この作品、市川崑作品の中でもとりわけ和田夏十の優しさが色濃く滲>>続きを読む