多くを台詞にのせず映像にのせて。
繊細な映像美と共に、どんどん物語の輪郭が際立ってくる。
最初の車の中でのお菓子を口へ運んでいくシーン、とてもすき。
「レディ・バード」に触発されて作られたと聞きずっと観たかった作品。
観心地がいい。
いまのわたしの年齢も相まって包み込まれた気持ちになった。
大きくも小さくもなく、隠さずそのまま目の前に広がる。丁>>続きを読む
心地良い、浮遊感。
家屋のなかの空気感と美しさ。
小津安二郎を敬愛したコゴナダ監督。
ヤンの時間の中に浮遊する。
眼も耳も心も潤う作品は久しぶりな気がする。
音楽が映像に纏わり付く。
エムバペと沢北を重ねて観てしまったこの日のW杯決勝
京都で過ごした学生時代。
京大のサークルに入るも、幽霊と化してほとんど行かなかったわたし。新歓のあの特異な雰囲気だけを覚えているよ。意味わからないサークルに入ってみるのも面白かったかもな。
ああどこ>>続きを読む
手に入れたいものと、
すぐ近くにもう在るもの。
設定に引き込まれ、展開に胸が弾み、あっという間のじかんだった。
《人生のきらめき》の捉え方を育む。
デンマーク映画。
映像と、眼差しの演技、過去の映像、歌うシーン、とても好き。
家族の愛情は発生するものだけではなく、つづけていくという意識が必要なのかも。意識と無意識。
やわらかいけど、突いてくる会話劇。
久しぶりに邦画を観た。
『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ、『Ava』のレア・ミシウスと共同でつくられた脚本。
モノクロームで描かれることで、大胆さとの繊細さとの距離が設けられる。知らないパリの一面。
大島依提亜のメイ>>続きを読む
なんだろう、観た後にスッキリした。
なのに、帰って来てから小刻みに震える感じ。身体と、脳、別々に作用する作品だった……
味わったことのない感覚。
映画館で観に行って良かった。
1作目から17年後につくられた3作目。
登場人物のそれぞれのマクガフィン、観ている私、によって物語が広がっていく。
画で感じることの方が多かった。
結末すら委ねられる。
9年後につくられた2作目。
脚本のテイストは変わりつつも、気になり追ってしまう。
しかし相変わらず自分の頭で補いながら観るのは変わらず。
幻の作品ともいわれたハル・ハートリーの3部作品のひとつ目。
ザクザクに切り刻んでくる台詞とカット割り。と、思いきや包み込まれた気持ちにもなる。
想像力によって『告白』に触れはじめる。
私はまだまだ、グレナデンソーダ。
作品のなかの沈黙、視線、音楽がすきだった。
本来、グレタ・ガーウィグがクリス役を務めるはずだった、と。見てみたかった。
ミア・ハンセン=ラブの作品は、北欧の空気や水の美しさを、穏やかに映し出すところがすき。
"水は人生のメタファー"
笑っちゃった
ライアン・ゴズリングじゃないと観ないけど、ライアン・ゴズリングだから観た
『mid90s』の共同プロデューサー、マイキー・アルフレッドが監督兼脚本家。なだけあって、共通項が多い。
カルチャーを観れる作品は眼で楽しめる。
converse履きたくなる鑑賞後🛹
額縁に飾りたいレベルのシャーリーズ・セロンのバチバチにかっこいい姿。
久しぶりにアクション作品をみて満たされたい気持ち補充、抜群!
PTAの『パンチドランク・ラブ』がとても好きで、新作も観に。ハイム俳優デビュー作。
わたし、主人公が走り出す映画すきみたい。支離滅裂こそ人生。
リヒター展に行った後に観た。
リヒター自身は監督に対して怒っていたようだし、どこまでが事実かは曖昧のまま。それでも彼を知れた感覚がして良かった。
この時代の前衛的な芸術をタイムスリップした感覚でみ>>続きを読む
ライカート作品デビュー。
ふらっと観てたらいつのまにか終わって、いつの間にか始まってた。オフビートの上をいくビート…夢の中こそ現実で居れる。
平行線で交わらない感じが良い。
セリーヌ・シアマの捉える性は、生きている。そのままの危うさをはらんだ青々しさ。
この頃からアデル・エネルの眼差しは良いなぁ。
うまくいかない気持ちに、他者がどれだけ歩みよっても結局は自分のことは自分で変えるしかない。でも一人で居たくないデルフィーヌの気持ち…分かる。
緑の光線を観に海に行きたいな。
また大好きな作品が一つ増えた。
映画館を出るときにこころが満たされたままの喜び。
マイク・ミルズ作品の重みのあるカジュアルさがずっと心に残る。
映像の美しさと脚本の良さ。頷きと、気づきと、難しさ>>続きを読む
私はなにを観たんだろう……
出だしのワクワクした感情が彷徨う、観終えたときの放心。
この役、アダムドライバーの右に出る者はいない。カラックス作品のカロリー高さはクセになる。