こりんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

3.7

ふとした四重奏、突拍子もないストーリー、眼でみて愉しむ、そんな作品。

流石U-NEXT、ゴダール作品が豊富。

(1951年製作の映画)

3.8

雄大な河に沿った自然や人々。

ルノワール初のカラー映画。
インドの空気や文化を目で感じることができて、心が小躍りする作品。

詩的なナレーションに惚れ込む。

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.9

それぞれの個人に、それぞれの物語や世界があることに歩み寄りたいな。

映画はその体験ができる、じぶんだけの誰にも侵されない領域にしていたい。この作品を観て数日経って、そう思った。

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.6

アカデミー賞短編アニメ映画賞作品

どうしようもなく愛が脅かされる

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.8

「彼らの名前を呼ぼう」


今年のアカデミー賞、短編実写映画賞。BLM、このように描くのか。希望は用意されていなくても創り出すしかないのか。

おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

3.9

わたしが与えて貰ってきたもの、すべてが愛おしくなった。

忘れられないおばあちゃんの絶品ちらし寿司を思い出して、春が終わってゆく。

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.5

すでにもう、他の力を借りることができている。私にとっては眩しい眩しい作品だった。

わたしの近くにいて欲しかった大人に、自分自身がなれるといいな。

静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.5

『ゲルニカ』-ピカソ

無意識の表出として描かれた『ゲルニカ』と同じように、モノトーンで映し出される。

語らずとも雄弁に語られる映像。
淡々としたリズムで狂いを表現する。

世界や人々は、混じり合う
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.7

一人でゆっくり観ましょう。

ハネケ監督は、二律背反や抉り出すのが本当にお上手ですね。感じる心苦しさこそ、この人の思うツボでしょう。

純粋さと歪みは隣り合わせ。
理想と現実はアントニムだ…

ストックホルム・ペンシルベニア(2015年製作の映画)

3.5

ストックホルムシンドローム作品。

シアーシャはいつもどの作品でもすき

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.7

愛と憎悪は似通っている。

無機質なのか鋭いのか。
こどもには全てお見通し。

鑑賞後に意外とモヤモヤが残らず
透き通るような気持ちに満たされた。

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

[PLAN B]と[A24]のタッグ

「セリは2度目の旬が最も美味しい」
と意味を知って、なるほどとなった。

アメリカにアジアの野菜が出来るのか。アジア系へのヘイトクライムや抑圧。この作品が評価さ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.6

宗教だなぁ。

信者にはなれなかった…
新海誠といい、なぜ女性をこの様な描写…

東京物語(1953年製作の映画)

4.4

68年も前の作品。

小津安二郎の作品は、私が良い悪いなどと言えるものではない気がする。今はなき幻を見つめ続けてしまった。奇妙な幸福感か…

ただそこに在り続け、何を感じるか人それぞれ。現実を生きない
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.4

" 愛ではちきれそうだ "

一過性の愛や、刹那的な感情に何を求めよう。フランス映画の描く愛は、日本映画とはベクトルが違う。

愛が人生を彩るのではなく、愛によって人生がある。そんな物語だった。
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晩春(1949年製作の映画)

3.9

これが小津ですか……!
カメラアングル、能のシーンが好き。

がま口のお財布の行方が気になる……

左利きの女(1977年製作の映画)

3.6

'19にノーベル賞を受賞していたことを鑑賞後に知った。小津マニアなハントケ監督作品。

静かであり眼から聴く作品。

妄想の視覚的渋滞…なるほど。
主観と俯瞰でこんなに世界は違って見えるのか。

とか
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見下ろすとそこに(2018年製作の映画)

3.1

待ち時間に10分間
このショートフィルムを観た。

作品の手法が良い。
固定され映された部屋部屋。

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.7

突如流れるThe Strokes “What Ever Happened?”に不意打ちを突かれた。

ソフィア・コッポラにはこれからもつくりたい作品を存分に作って欲しい。

良い悪い、評価、関係なく観
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

大好きな坂元裕二さん脚本。

好きな人に上手く告白できないように、上手いことレビューが書けない。

何が好き?って言われると困って「全部」って言ってしまうような。全場面で好きを取りこぼさないように無意
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.9

複雑な細かな構造の捻れが、じわじわと殴りかかってくるような作品。

「面白い」の種類は何通りあるんだろうか。最初と最後の繋がりで、ズッコケコメディだなとも思う作品。

私が監督だったら、こういう作品を
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.6

ショートフィルム版とはまた別の話。

幼少期の性格形成って本当に自分ではどうしようも無く、置かれる環境で人生が変わってしまう。

タトゥーで何かから自身を隠そうとしても、きっと余計に際立ってしまいそう
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グッバイ・ファーストラブ(2010年製作の映画)

4.2

ああ………すきです…………

曖昧で輪郭がぼやけ、時間の経過や景色が美しい。観心地がいい……

落下の王国(2006年製作の映画)

4.5

こんな美しい景色が地球上に…

息継ぎと瞬きを忘れるほど魅入ってしまった。とにかく美しいわくわくする作品だった。

昨年、映画天国で放送されると知り一目散で録画してた。映画ファンたちが盛り上がりをみせ
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インテリア(1978年製作の映画)

4.0

完璧さの中の混乱は破滅へと向かう。

これほんとにウディ・アレン??
というくらい…洗練された構図。笑

インテリアが主役であり、心情を投影したものであり、美しかった。しかしその完璧な美意識は、隙の無
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言葉にならない(2020年製作の映画)

3.4

堪えきれない。

楽になった訳じゃないけど
前に進めるとき。