こりんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.8

コリン・ファース演じるダーシーが、かつてドラマ版であったの?観たい…となってたらレビューがそれで埋まってしまいそう。

ジョー・ライト監督の作品は長回し、構図、光彩、しっとりと眼の中に物語が入ってくる
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.7

アイリスアウトのエンドシーン。
フィルムの色調、きゅんとする。

思春期の嫌悪感は側から見ると愛しく思える。13歳のシャルロット。

ゆったりとした生活感・冷蔵庫の中身・夏の日差し、良かった。

わたしの名前は...(2013年製作の映画)

3.6

アニエス・ベー初監督作品。

UPLINK Cloudで10日間無料公開中。

数々の作品で衣装デザインを手掛けてきた彼女が、監督・脚本・撮影・美術を担当するとこうなるのか。という。

脚本の重さに反
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.5

まっすぐ走り抜ける反抗期。
ザ・フーのロックオペラが原作。

青春は当事者意外には理解不能なものなのか、面白くて笑ってしまう。

作品が突っ走っていった。
登場人物には愛着は湧かず、でも面白い。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.9

88分間ほぼワンシチュエーション。
音を頼りに自分の頭の中にシーンを創り出す。

微妙なカメラの揺れと、声のやり取りだけで揺さぶられる。作品の手法が面白い。

偏見や狭い視野は自身を追い込む。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

" 🍍🦉🐛 "

「これは恋愛モノではない」
「望みが叶う話でもない」

だからこそ、余計にロマンチック。
逆説的にうっとりする作品だった。

ポールのやわらかくて、まっすぐな表情。
エリーの文章と眼
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.5

現代におけるモノとの関係性。

観終えて、部屋を見渡してみた。
生きるのに必要不可欠、とは言えないプラスαのモノたちが私には必要不可欠と気づいた。

昔はさっぱりした家が好きだったけど、今は自分の空間
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.0

Hey Judeが流れ、始まる物語。

ラッシュモアっぽさだったり、彼の色んな作品の要素や片鱗がある。

ウェスはオタクっぽく、こだわりが強い。そこがオタク心をしっかり刺激してくれる。

人工的な構図
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カステロ・カヴァルカンティ(2013年製作の映画)

3.8

PRADAとウェス・アンダーソンのコラボショートフィルム。

8分の中でもいつも通りの、緻密に計算されたカメラワーク。夜の街の灯りのと建物の色彩。

Happy birthday Wes !
ウェス作
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

主演、助演の2人を観たかった。

クリスチャン・ベイルの涙が本物にしかみえず、観ている私の涙を誘う。

回転数が上がる度に心が高揚する。

愛すべきキャラクター、家族、エンジン音や音響、カメラワーク、
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

世界監視網。

システムを利用するのは結局は人で、いつだって悪にも傾く。

実在するスノーデンも、ジョセフ・ゴードンのスノーデンも、眼差しが強い。NSAの恐ろしさを強く睨む。


作品としてのテンポも
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

21世紀になっても見劣りせず。
ほとんど手書きという驚き。

「人類誰もが持っている潜在能力」

引き金は、アニメによって様々。
千と千尋に少し似通ったものを感じた。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.6

頭の中が「???????」

取り残される、置いていかれる、突き放される、まんまと。14年の歳月にシンジと必死に付いていく。はやく伏線回収してよ……推理が止まらず。

父親最低……なのか?いや最低…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.9

サード・インパクトの引き金とは。

不覚にも最後ウルっとした。

考察漁りが止まらない…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.7

神話、宗教、心理学ぽさが好き。

脱ぐ描写が多くなるにつれてうんざりはしたけど。

クラッシュ・テスト(2017年製作の映画)

4.4

こういう主人公にいつも心惹かれる。
周りの評価は気にしない。

始まり方から、終わり方まで一貫性もあって。予測不可能な展開でも首を傾げることもなく。

ロードムービー…やっぱり好き。

美しいとき/サマータイム(2015年製作の映画)

3.5

女性解放運動やLGBTQ、その他にも、沢山の問題をギュッと詰め込んだ作品。

言ってることがチグハグでも、画がいいのはフランス映画あるある。

私たちの愛は誰にも負けない(2018年製作の映画)

4.2

愛するのに年齢は関係ない。

配色もカメラワークもとても好み。
これまでの経緯とか、この後ももっと観たくなる。想像と妄想を掻き立てられる短編作品だった。

「君なしで成長したくないんだ」って言われたい
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間一髪(2018年製作の映画)

3.8

ー 不器用に娘を愛する父たちへ ー

所々くすくす笑ってしまう。

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.7

カメラワークが特に凄い。
壮大というより、手持ちでブレるカメラの臨場感がかっこいい。

pubgをやってる身としては、武器に興奮し、人の殺し方がめちゃくちゃ参考になった。

アヴァ(2017年製作の映画)

3.9

映像表現が斬新。ジャケットのシーンとても好き。

黒と光の表現が良かった。
黒に惹かれていくアヴァ。

初めての長編映画作品でこの仕上がり、に底知れなさを感じた。

ディアーヌならできる(2017年製作の映画)

4.1

庭に大きなビニールプールを置いて泳ぎたい、という夢が出来た。

本当に妊娠8ヶ月の時に撮影されたシーンが含まれていて、とても生々しく物語を映している。

最後のシーンの光る演技…

これコメディ作品で
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ノー・ドロウニング(2016年製作の映画)

3.6

ー 結末をご覧になるには
  硬貨を入れてください ー

終わり方がすき。

ストローク(2017年製作の映画)

3.7

アゴラフォビアという初耳の症状。

やっっっぱり猫こそが、大優勝!

無声映画(猫だけ鳴く)は、音楽が良いとそれだけですきになる。

1992年(2016年製作の映画)

3.4

視点の良さを感じる。

カメラに収めるものは心情そのもの。

君主の誕生(2016年製作の映画)

3.7

『アマンダと僕』のヴァンサン・ラコスト主演。

同い年とは思えない雰囲気。
ショートフィルムでは足りず、もっと観ていたくなった。

手持ちカメラの細かい手ブレが良い。
英語字幕でしか観れず、2回観た。

美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

3.4

カニバリストとベジタリアンの恋。

大御所カトリーヌ・ドヌーヴも出演。

映像のテイストと内容が駆け離れている面白さはあった。

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.8

ドランの『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』にオマージュとして出てきてた、バイクシーンを観たくて。

あと焚火を囲む名シーン、良い。
静止画を用いたシーン、面白い。

キアヌとリヴァーのこの役柄、現実を
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クラークス(1994年製作の映画)

4.7

これは……面白い……!!好き!笑

コンビニ店員ダンテを取り巻く壮絶な1日のお話。ギャグ漫画ぽさもあり、その中に思慮深さもある。

会話のスピード感といい、脚本といい、めちゃくちゃ好みだった。

監督
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さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

3.4

サラッと時が過ぎていった。

憎みは好きの奥にもある、と感じた。

家族の理解は良い武器にも、悪い武器にも変化し得る。

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.9

顔は、虚無を映し出しているのにすぎないのかもしれない。内側を映し出したものであって欲しい。

オープニングの映像、別のフィルムの挿入、それぞれ良かった。

難解だと思われがちな作品こそ、至ってシンプル
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眺めのいい部屋(1985年製作の映画)

4.0

この作品は、絵画かな。プッチーニのオペラも相まって、とても情緒的。

翻訳の言葉遣いが良かった。
英語の聴き心地も良かった。

ラストシーンにうっとり。
もっとこういう、しっとりした起伏の少ない作品も
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