実話に基づいた本編(長編映画)とはまったく別物のストーリー。
正直、ストーリーとしてやりすぎかな、と。
背景をすべてそぎ落として衝撃だけに訴えた短編ならではの、って感じの映画。
捏造に手を染めた記者と一家殺害の容疑がかかる男の真実をめぐるストーリー。
二重否定の意味深さが残る。実話に基づき全編に渡ってシリアス。重い。
スコットランドのメアリーとイングランドのエリザベス、ふたりの女王を描いた伝記。といっても、メインはメアリー。
シアーシャ・ローナンのノーブルな美しさが際立つ。
小説家志望のバツイチ教師と結婚直前の売れない俳優の男2人がカリフォルニアでワインを飲んだり飲まれたりするダメ男再生ストーリー。
カリフォルニアの風景と魅力的な女性たちが◎
若い女に入れあげて離婚を言い出す夫たちに、気持ちよーく鉄槌を下す女たちの痛快なコメディ。
当時アラフィフのゴールディホーン、ダイアンキートン、ベッドミドラーと浮気相手の若い女をサラジェシカパーカーとい>>続きを読む
ハンフリー・ボガードに憧れる映画評論家のアラン(ウディ・アレン)。
妻に愛想をつかされ、友人の妻に惹かれようになりー。
ダイアン・キートンがこれでもか、ってくらいにお洒落!
ウディ・アレンも若い(30>>続きを読む
ジュリア・ロバーツとキャサリン・ゼタ-ジョーンズの美人姉妹の間でバタバタするジョン・キューザックをビリー・クリスタルがいじるロマコメ。
タイトルの割には胸キュン度は低めです。
キアヌ先生の名言につきる
「人にできるのは考え、努力し、望むだけだ。自分が”答え”だなんて思うな。大切なのは、答えのない人生を生き抜く力だ」
ロシア革命時代に自らも左派運動家として活動したアメリカ人ジャーナリストの半生を描いた映画。
テーマに加え196分という長尺なので20年以上も見るのをためらっていたけれどやっぱり見てよかった。
ウォー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
正直苦手。キアヌはカッコいいけどあの世界観がよくわからない。ピーター・ストーメア(悪魔)の登場に「オッサン、誰?」となった。
で、見事に肺癌を摘出してくれるわけですが、これはそんな映画じゃないことは確>>続きを読む
ダッサい邦題のB級感すら漂よわせておりますが、今となっては豪華キャスト。航空管制官の話なのに、不倫やなんやで仕事はどうなったんねん!な展開。この当時のアンジーが懐かしい。
薬物依存のホームレスが茶トラと共に再生していく実話に基づいたお話。支えてくれる人々も温かい。
なんといっても茶トラ!茶トラってホントに賢いしかわいい。
白人を含む3人の公民権運動家が行方不明になった1964年の実際の事件を捜査するFBI捜査官の話。
叩き上げのジーンバックマンと若きエリートのウィレムデフォーのコンビ。アメリカの闇をえぐる名作。
親の代からプロの銀行強盗の男。
犯罪に巻き込んだ女性に惚れ足抜けしようとするけれど、というストーリー。
ベンアフレックがいかにもベンアフレック。
相棒はジェレミーレナー。ヒロインはレベッカホール。やさ>>続きを読む
J・Fケネディ暗殺事件関係者のその後の4日間を描く。暗殺を偶然撮影した人。ケネディとオズワルドの救命を試みた医療スタッフたち。
シークレットサービスのトップ、ビリー・ボブ・ソーントンがシブい。
両親の離婚を機に関係が崩れていく4人家族。
みんな内面的に問題ありなんだけど、そこを愛情深く辛辣に描くノアバームバック監督作品。
こういうイタい映画、好き。音楽もイイ。
ベトナム戦争における国防省の秘密文書を暴露したワシントンポスト紙。権力によって事実をねじ曲げようとする政府との戦いを描いた映画。
ジャーナリズムだけでなく女の意地を感じる。さすがメリルさん!
ラスト>>続きを読む
低迷する朝の番組のディレクター(レイチェル・マクアダムス)の奮闘を描いたコメディ。
栄光にしがみつくキャスターのハリソン・フォードがツボ。でそれをうまくにいなすダイアン・キートンもいい。
どう見ても働>>続きを読む
未亡人一家に継父として潜り込む殺人鬼の話。
ペン・バッジリー目的で。
これは怖くないっ!
ホラーが苦手な私でもぜーんぜん怖くない。こんなにベタでいいのかと、心配になったけど、リメイクなんだとさ。あ>>続きを読む
フランスの田舎で牛を育てている熟年夫婦。ふとした気の迷いで夫に黙ってパリに2泊の旅に出た妻(イザベル・ユペール)。
気が気でなく妻を尾行する夫(ジャン=ピエール・ダルッサン)にグッときてしまう。大人の>>続きを読む
戦争は人をここまで凄惨な状況に追い込むのか。
人はいったい何と戦っていたのだろう。
この映画には、戦争を感傷的に語ることを許さない怒りと祈りがある。
無駄な説明を排した作り、オーウェン・のやり過ぎないウディ・アレン風演技、マリオン・コティヤールの完璧な美しさ、エイドリアン・ブロディのダリ。見どころが多く人気にも納得。
暗殺されたJFKの後を継いだジョンソン大統領。
南部出身者として地元に配慮しつつJ公民権法の成立を目指すがそこにはさまざまな葛藤が。
ジョンソンになりきったウディ・ハレルソン。
で、側近の1人に『ヒ>>続きを読む
ロシア革命後、敗軍となった白軍の元大尉が名前もわからぬ人妻貴婦人との悲恋を思い出すラブストーリー。
ロシアの風景と運命に翻弄される人々がとにかく美しい。
でも少々長い。
原作者川本三郎氏の対談本からこの映画にたどり着く。
1971年の朝霞自衛官殺害事件に関与したジャーナリストの実話。
みんな何がしたかったのだろう。原作も読む。
独裁者スターリンの突然の死去による政治家たちの跡目争いを描いた超ブラックコメディ。これを笑えるほどロシア史を理解していないことが残念。
実話ものだけにドラマ的要素は薄め。いや意図的に薄くしてあるのでこちらから入りこまなければならない。
区別がつかなくなりそうな2人のヒゲロン毛。その微妙な関係性をロートーンで魅せるジョエル・エドガートン>>続きを読む
娼婦のエヴァと破滅に向かう若い劇作家。
華奢過ぎる身体つきなのに、なんでこうも艶かしいんでしょうな、ユペールさんは。
60年代のジャンヌモローの『エヴァの匂い』と同じ原作の映画。
フランスってけしか>>続きを読む
無神論の女性活動家マデリン・マーレイ・オヘアの半生と誘拐事件を描く。
無神論者として社会に一石は投じたけれどー。
緊張感のない展開のまま呆気なく終わる。これが実話ベースかと思うと、何も信じない人間っ>>続きを読む
若い頃に付き合っていた中年2人が偶然再会。不遇な今を匂わせながらも楽しい一夜を過ごそうとする。
地味でありきたりなストーリーなのに、そうはさせない主演のサラ・ポールソンとマーク・デュプラスの演技に釘>>続きを読む
見たら自死に導かれる「闇」が襲ってくるパニック映画。
「闇」が何なのか最後までモヤっ。サンドラブロックはさすがに強し。
セレブの中年プレイボーイと放浪娘のドタバタコメディ。
ずっとハイテンションで喋り続けるジャン=ポール・ベルモンドと『ラブーム』からぐっと大人になったソフィーマルソー。
昔はこれが良かったのか……。
戦争写真家の母の死の謎と、残された夫と2人の息子の苦悩を描く。
フランス語ではないユペールが表情で魅せる。悩める長男ジェシー・アイゼンバーグもいい。
東西ドイツ統一に直面する家族の物語。
病に倒れ「ベルリンの壁が崩壊したことを知らない社会主義を理想視する母と、その母に現実を見せないようにする息子の愛がもどかしい。
しっかりと笑いどころがあるのもイイ>>続きを読む
ゾンビコメディもの。何を見ても気が晴れなさそうな日は、こんな映画がいいかも。
ぜんぜん垢抜けてないエマ・ストーンも悪くない。
カンザスで起きた一家惨殺事件に惹かれ小説『冷血』を執筆するカポーティを描く。
作家としての野心と殺人犯への共感がカポーティを苦しめていく。
後ろ姿だけでゲイとわからせる今は亡きフィリップ・シーモア・>>続きを読む