どこかおかしいままの世界で見て見ぬふりで進んでいく人生に、とうとうアレが「来て」しまう。
コメディ要素が心地よく、妥協一切なしの岡田准一さんのアクションと共にエフェクトも全てにセンスを感じる。
ストーリーはありきたりだが、ピーターバーグ&マークウォールバーグのコンビは安定の面白さを作り出し、スペンサー&ホークのグッドコンビは癖になる。
2作目はデルトロぽさがなく中国色の強い破茶滅茶怪獣映画になったことは残念だが、お金をかけた分は楽しめる。
世界を巻き込むセンスのある天才たちの危険な「賭け」の先にあるのは、後戻りできない「失った世界」が彼らを待っている。
「仕方のない犠牲」が繰り返される戦場下でAIの上官とドローン操縦士は「より多くの人の為の犠牲」に命を賭ける。
言葉は時として無意識な「呪い」に変化し、根強く人の心を縛りつける。今ひとつ盛り上がりに欠けるストーリーだが、今後の展開に期待したい。
心に血生臭さが残る気持ち悪い雰囲気は、グールSの世界を堪能できるのかもしれないが、チープなストーリーは否めない。
なぜか？違和感がないポケモンの世界が面白いほどに魅力的で、チープにならない作り方は隅々まで愛を感じる。
人の目を気にする、人の目を気にしすぎるほどの距離感はエンタメ性の高い雰囲気とマッチし、後半は八角の「正義」がこの世界で残酷に重くのしかかる。
それぞれの思いが夢の中で、それぞれの決意が現実で「心を燃やして」悪意を斬る。
手紙の大切さと共にそれを運ぶ人の想いは、相手にちゃんと伝わっていることに「心」がほっこりとします。
希望が溢れる人との出会い、そして悲しい別れには「あいしている」というたった6文字の言葉が誰かの生きる糧となる。
家族を巻き込んで、、というより家族みんなが一歩二歩とお互いを思いやる心にほっこりし、後半お母さんが政志に言った言葉と行動に計り知れない思いが伝わってきた。
画面をいっぱいに使った演出は画面いっぱいにTRIGGERの魅力が詰まっていて、勢いだけじゃない宇宙一のTRIGGERセンスが燃え上がる。
主役を喰うほどイコのアクションはこの映画でもクセになるし、それぞれの散り際を雑にしていないのもポイントが高い。
自分が見たこと感じたことを一つ一つ誰かに伝えたくても「その体で体感して」としか言えない自分は、きっと逆行した世界で誰も救えない。
ジェイミーフォックス、ジョセフ・ゴードン＝レヴィットの存在感が画面の厚みを大きくし、映画全体のノリがラップのようにリズミカルに進む。
行方不明なった娘の足跡と真相は全てネット上に散らばっていて、進めば進むほど調べれば調べるほど見えてくる「本当」の真実が衝撃的なラストへと変貌する。
韓国ならではと言うべきか、角度を変えた切り口は鋭い面白さに溢れていて、時折ゾンビ映画だと忘れるシーンが甘みを感じさせる。
みんなの心に「桜」が咲き乱れる。
とことん世界に染まるシャーリーズセロンの美しくキレッキレのアクション、そして不死身のスーパーヒーロー達の連携プレイは今後大胆にはみ出てほしいくらい価値がある。
優しい眼差しで陰から支え励まし、そして時には冷たい目で刃を振るう。デンゼルワシントンの雰囲気がただのアクションで終わらせない。
心からの言葉を馬鹿にされたり、自分の気持ちを押しつけられり、自分の「居場所」を求めて、主人公は猫をかぶる。
アベンジャーズシリーズでは味わえないクリスの魅力が全面に出ていて、長回し風映像やキレッキレなアクションが不可能な奪還作戦をより緊迫した世界観に変化させている。
前作との繋がりはないものの混沌とした世界で戦うデル・トロのオーラが作品を強くし、正義は一つではないことを残酷な眼差しで教えてくれる。
新たなキャラがメインの内容はあまり盛り上がりに欠けるが、アクションやその見せ方は濃密で相変わらず？見応えがある。
相入れないお互いの「日常」は残酷に混ざり、至る所で感じる作り手のセンスが真っ赤な色が似合う真っ白な世界を見事に作り出している。
今も昔も人が作り出す『悲劇』はどこかで燃え続けている。ドキュメンタリー映画のようなリアリティを感じさせる作りの中で、たった一歩歩み寄る力さえあればあの少年ような目で世界を見ることもなかったのかもしれな>>続きを読む
好きなものを『好き』と、やりたいことを『やりたい』と言える事の重みを痛いほど感じれるし、その結末がどんなことになってもその思いは絶対間違いじゃない。
全く喋らない(超小声で喋ってますが)主人公たちは映像としても斬新で、完璧に音を立てない生活をしていても少しづつ不安の種が花開く展開にいつしか『虜』になっている。
案外？地味にラストまで進んでいくが、ラスト25分から緊張感バリバリの銃撃シーンに突入していき、そしてまさかのどんでん返しで原題の意味が光る。
心がどんどん欠けていく世界から抜け出すのは簡単なことじゃないが、それぞれの人生は自分のためでもあり大切に思ってくれている人のためにあることをヤマモトの優しさと主人公の大きな決断で示している。
コミカルにそしてシリアスに展開していく雰囲気はホテルならではの人間模様を上手く引き出し、出演者の魅力で余韻が残る映画になっていた。
ストーリーとしてはシンプルかもしれないが、始まったら止められない人生のような挑戦的作りにその場所の匂いや暖かさや冷たさが嫌になるほど見事に感じれる。
至る所で不気味なイメージを感じさせる画の作り方やそれぞれの『幸せな笑顔』の演技は見事で、人間の深い闇は計り知れない恐怖を植え付ける。
