ntmさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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帰れない山(2022年製作の映画)

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「他の峰々の山には帰れない」という言葉に色々なことを思った。
"帰る"という言葉はそこに居場所があるという意味を含んでる。
居場所のない場所には"帰れない"。
一つの高い山を極める人生と、8つの山をめ
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

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音声学、言語学からアプローチしてくるの予想外で面白かった。教授が国語に誇りを持ってるところが好きだったな。自分も日本語に誇りを感じられたり話し方に品が表れたりしたらいいのになぁ、それは知的で素敵だなぁ>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

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生態系を操作することに関しての議論がしっかり撮られてたのがよかった。DNA採取の方法とかもうやむやにされてなくてストレスなく楽しめた。ドキドキハラハラはちょっとあざといと思っちゃったけど

東から(1993年製作の映画)

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ソ連崩壊後とか旧東側然としたものが、生活の中にあったのかなかったのか、分かりたかった。もしあったのなら、分かるようになった状態でまたみたい。
カメラを気にする人は映ってたけど、長回しでも近寄ってきたり
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ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

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ショッピングモールってロケーション面白い。幸せなんて広告のでっちあげってこの頃にもすでに言われてたんだ…って思った。

一晩中(1982年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

やっぱり彼が好き…って言ってた最初のカップルから、若い3人組がどっちにするんだ?って言って散り散りになるあたりまで、ストーリーのある群像劇として展開すると思ってワクワクしたけど違った。ミステリートレイ>>続きを読む

故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

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途中から、これらの手紙を受け取った時アケルマンはどんな気持ちだったんだろうって思い始める。母親の愛が嬉しかっただろうか、寂しくなっただろうか、煩わしかっただろうか、婚約や出産や離婚の話をされてレズビア>>続きを読む

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゴダールの影響に納得する奇怪な行動の連続
ドアを目張りし始めて予感する、猫を外に逃して確信する、でも死のうということだけは決めてるのだろうけどとにかく落ち着きがない状態、根底にある破壊衝動、破滅願望の
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

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歴史や文学にあまり興味が持てない学生時代を過ごしてきて教養が浅薄なのだけど、色々と映画をみるようになって、ようやく歴史的な事柄や関係性、時勢や人物に興味が湧くようになってきた最近。恥ずかしながら。
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光りの墓(2015年製作の映画)

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何かに支配されそうな時、眠っていたいか、目を覚ましたいか、問うているのかな。眠っていれば心地よいけれど、その間現実は霞んでいる。ラストの表情はメッセージを持ちつつもちょっと笑えてすきだった。

アピチ
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

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冒頭、鳥や虫の鳴き声?あの森の音を聞いただけで、過去に自然の底知れない力を感じた時の感覚のことを思った。
これまでの人生、自然の中に身を置いて対峙するような状況はそうないけれど、それでもその自然の恐ろ
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どん底(1936年製作の映画)

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オープニングをみながら、90年近く前の映画がこうして映画館で観られることのすごさ、そして映画というもののすごさがなんか突然身に沁みて、高揚した。
フライヤーのあらすじで友情に重きが置かれる話なのかと思
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アメリ(2001年製作の映画)

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1回目はいつだかDVDレンタルで。
アメリにじれったさを感じた記憶がある。大人になって自分が臆病だとわかった今の方が、現実と対峙することから何回も逃げてしまうこと、理解できる。けど、アメリのやってるこ
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

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恥ずかしながら、正直こうした社会問題は遠いものと思ってしまっている(過去形にできなくて情けない)し、中々自ら関心を寄せることもない。無知なので衝撃だった。
こうした主題のものは、映画である以上どこか例
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ベイブ(1995年製作の映画)

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存在は知ってたけど初めて見た。想像してたよりもいい話だった。
ベイブの対等な関係を築く態度がすばらしくて、学ぶべきことが多い。そして相手を見下す態度や、刷り込まれた固定観念からくるその無意識な差別的態
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