ハブさんの映画レビュー・感想・評価

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Saltburn(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

すごかった。芸術作品。
演者一人一人が、人間そのものとして美しい。美しく演じられているからこそ、亡くなった時の儚さが表現される。
オリバーの実家のシーンは、観てる人たちみんな呼吸も思考も止まってたと思
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

予備知識なくて、こんな話と思ってなかったから、連続感動しながら観た。どうせまた残酷なこと起きるんだろ!って予防線を何本も引いてたけど、全て大丈夫だったから、感動した。優しかった。
とにかく優しい。そし
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

サクッと楽しめる作品だったけど、コンパクトにまとまり過ぎた感はある。ラストはあと5分くらい尺が欲しかった。
全体を通して観客を薄っすら嘲笑ってる雰囲気が、後になってじわじわくる。クリスクーパーのキャス
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.6

少々バイオレンスが過ぎるが、心が離れず観れる。いわゆるB級と思わせない先の読めないストーリー展開と洗練された作画だった。

運び屋(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッドが撮って演じたな、というそのもの。こんなお爺さんいたら、めんどいよなー。「まぁどうせ大丈夫なんだろうな。イーストウッドだし」と思って見ちゃうから、ハラハラ感は無い。「安心して観れる作品」

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.3

ロバートレッドフォードの一つ一つの所作が。年老いたからだろうか、顔のシワとかそういう細部にまでも演技が行き渡っていて、辛抱たまらん。『オールイズロスト』でもだいぶくたびれてたけど、そこからさらにくたび>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

全体構成として、出落ち感があって、中盤〜終盤が物足りないかな。
ただ、だんだんとこの「モブキャラ」視点が理解できてきて、なるほどこれは壮大な話だなと。『サーバーを破壊する』は『地球を破壊する』と同義だ
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音楽(2019年製作の映画)

4.5

スカッと、竹を割ったようなアニメだった。驚いたし面白かったし気持ち良かった。この感動はなんだろうか。
間の取り方が良くて、観ながら「(・・・ん、で、、どうなるんだ、、!)」とめちゃ期待してた。
アニメ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

みんな大好きカーチェイス。この映画も存分にフォーカスしており、音響含め臨場感あってサイコー。
テンポも良く、淀みが無いので、(バイオレンスシーン除けば)誰にでもオススメできる。
スマートな俳優陣もそれ
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.3

ノンフィクションなので派手な展開はないし、結末も分かってる。それでも緊迫感のある構成で最後までのめり込めた。
あと個々の演者と演出が素晴らしく、リチャード(本人がどうか分からないが)のどこか危なっかし
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

4.6

大好物なやつ!こういう家庭、世間にべったりした題材は邦画の得意分野では?監督、脚本の実力が試されるし、楽しい!逆に家庭、世間から離れると邦画は難しい。
会話、描写のすれすれ感がうまい。眼を覆うシーンも
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.3

ジョンデイビッドワシントンの胸出して威張って歩く姿は堂に入ってるな(単なる癖なんだろうけど)。存在感ないなーってTENETで思ったけど、カメレオン系かも。もっと脇役でいろいろ見てみたい。
構成がワンパ
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.8

世界観。「映画好きですっ」って人には漏れなく観てほしい。とにかく一方通行でもオススメする。
なんか古いもんと新しいもんが混ざってる感じする。ジョシュブローリンは色々あってあまり好きではないんだけど、あ
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.4

ほんまこういう映画は救済になる!観て救われるのは何故!
出てくる人たちほんとxxxxだし、なんの話?どんなストーリー??楽しいよね。
偏見だけど、こんな人アメリカには何十万人といて。こういう映画をぜひ
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コーチ・カーター(2005年製作の映画)

4.3

感動スポーツ映画のフォーマット的な存在。苦しい描写が無くて、老若男女、皆楽しめる。こういう『安全』な映画は存在価値あると思ってる。『毒盛る』のもいいけど、相応に食らう人いるから。

リミットレス(2011年製作の映画)

3.9

普通に面白いです。ラストシーンも好き。ドラマで観たい。
そしてたぶん、ロバートデニーロ使わなければもう少し評価高いと思う。『レッド・ライト』の時も思ったけど(『ジョーカー』も)、デニーロってやっぱ主役
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

4.0

女優が結構派手(悪い意味で目立つ)なので、避けてる人はいるかもなと思う(それ俺)。まさに、騙されたと思って観てみたら、というやつで、面白いです。展開は分かりやすくて読めたりするんだけど、微妙にズラされ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.7

内容ではなく、外部環境についてのコメント。
余りにマーケティング活動が過ぎていて本質を見失いそうだが、我らがクリストファー・ノーラン監督よ。1回劇場で観ただけで理解できてたまるかよって。説明不十分??
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

観終わってから『始まる』やつです。
前半はかなりゆっくりと静かに過ぎていきますが、ここでどれだけどっぷり浸かれるかで、後半のインパクト度合いが変わってきます。前半は仕込み。なんか起こるんやろ?って思い
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・登場人物の選択、決断に対して視聴者が納得感を感じるには「何層にも重しのようにのしかかる組織の厚みや、辞めることもできない強固な呪縛」みたいなのを表現したかったとこ。
・シムウンギョンさん、存在の異質
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・観終わった瞬間は、「これ『ツリー・オブ・ライフ」以来の衝撃(悪い意味で)・・・」でスコア「3.3」くらいで、感想どうしよって感じだった。いくつか気になる点があり、考察サイトを見ながら反芻(考察サイト>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

三谷先生、だいぶストレッチが効かなくなってきてる印象。相変わらず脚本の妙はあるものの、シンプルになってる。田中圭に3.0点!

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.8

一人っきりなら何も考えず生き延びる自信あるけど、これ、兄弟、姉妹、、どうすんねん、、まじ心配で、なんも、、、無理やわ。。背負ってるものが大きい程、どうしても動き遅くなる。どうするか。
こういう状況下で
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バイス(2018年製作の映画)

3.4

変わった造りの映画だった。これがこの監督の作風なんだろうか、マネーショートを観ていないので分からない。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.1

新聞社系の話は個人的に好きで、当然これも好き。「校了の締め」と「他紙との競争(飛ばし記事、スクープ記事)」という時間軸にタイムリミットが設定され続けるので、観ていて緊張感がある。当たり前なんだろうけど>>続きを読む

戦火の馬(2011年製作の映画)

3.5

序盤の段階で予想した展開とは全然違う方向、というか範囲になっていって、少し冗長だった。(少佐と大尉があんな早く消えるとは、、)最後の横槍も必要かな。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.3

現実と仮想、恋愛と友情、恋人と仲間、アナログとデジタル、ローテクとハイテク、何から何まで詰め込まれてて、フルカバレッジの全方位リーダー戦略です。誰が観ても楽しめる!
そして、映画好きの父と一緒に観たい
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.9

実話ベースということもあり、安全・安心な映画だった。心が大きく揺さぶられることはないが、『道を切り開く』強さ、を感じた。自分の力を最大限発揮するために、支え合あうことを惜しまない。

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.6

あ今なら書けるかな、と思って書く。
戦争モノは幾多観たけれど、戦争そのものに没入できるのはこの映画が最たるものかと思う。有名どこだとプラトーン、ダンケルク、生々しいけど、映画としてのスキルや脚色、ドラ
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.2

「疾走感のある構成」「学生ノリ、寮生活」「ビジョンのあるタレント」。好きなのはここら辺かな。夜中とかに定期的に観たくなる。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.0

森見さんを紹介してくれた編集者の友人と鑑賞。男2人で渋谷にて。
一言で、悔しいです。
あまりにも商業化の影響が悪く出過ぎていて、「分かるけど。。分かるけど、これは無くない?」という気持ちで変な汗かきな
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.9

まぁこういうのは評価低いですよね。でもこれだけ少ない要素でそこそこ面白いから、すごい上手いと思います、この映画は。ギリギリブレイク前(してる?)の2人、擦れてなくてイイ感じです!これは後にも先にも出せ>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.7

稀なパターンで、「イマイチだった1作目をなんとか2作目で盛り上げた」やつ。ある意味そこに感動したw
これはむしろ1作目観ない方が良いんでは?

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.5

ちと前に観た。
トム・ハンクスというだけで画とストーリーがまとまる。肝心の内容は、、構成項目は十分だけど、それぞれ振り切ってないから、印象が立たない、という感じ。

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.2

いま振り返ると、こうして軽いタッチで抜けた感じにするしかなかったのかな、と。シリアスに描いていくと最後にシワ寄せが来そうですね。

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.1

料理っていいですよね。音もイイし、香りもしてきそう。
しかし、ヨーロッパ舞台にネズミ主演の料理モノって攻め過ぎだと思う