壊れた女子高生さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.4

作中内のほとんどの会話が理解不能なのになぜか面白かった。ウェス・アンダーソンの中でもかなりゆるいコメディじゃないか?第3章のスピード感と多幸感がすごくてずっと「なんだこの映画!なんだこの映画!」って思>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.7

はたちの頃からずっと観たかった映画。上映中みんなおしとやかに鑑賞していてすごいなあと思った(わたしはにやにやクスクスしていた)とにかくラストが本当に良くて、冒頭のような捻くれコメディとして終始進んでも>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.0

10代のときに途中で飽きたスワロウテイルに再挑戦した。今観るとすごくわかりやすく映画していて、あのときなんで退屈したんだろう?と不思議に思った。普段は映画を観ていても注意散漫だけれどスワロウテイルはず>>続きを読む

マグノリア(1999年製作の映画)

4.2

こころがじわっとした、焼き立てのトーストにバターがしみ込んでいくような

(2023年製作の映画)

3.8

ラストがめちゃくちゃ格好いい。アウトレイジよりエンターテイメント性が濃くて笑っちゃうシーンがたくさんあった。加瀬亮のお国言葉がかなりネイティブに近くて感動。

L.A.大捜査線/狼たちの街(1985年製作の映画)

3.7

音楽の使い方とカメラの流れ方が格好いい。クライマックス10分は黒沢清のホラーみたいだった。

スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.1

少しのやさしさをまた明日、また明日って残しながらなるべく長く生きていく

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.6

観終わったあと思わず「厭な映画!」と言ってしまった。北野武は「半分あっち側にいってしまっている女性」が好きなんだなあと思った。

さよならジュピター(1984年製作の映画)

2.2

でも松任谷由実が流れると名作に思えてくるから不思議

東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

3.5

予想とは違ってかなりエモーショナルな映画だったのでSIDE:Bは対比のようになっているのかな、サーフィンがとても良かった

ひなぎく(1966年製作の映画)

4.5

女の子が本当に楽しそうに悪気のあることしているのを観ているだけで涙が出そうになるのはなんでだろう。少女と女の子のあわいの微妙なニュアンス。無邪気と作為の境界が曖昧な悪意がとても良かった。ガールズムービ>>続きを読む

BeRLiN(1995年製作の映画)

3.0

中谷美紀はきれいだけど「キョーコ」の魅力が薄い気がする。こういう『慈悲深い娼婦』と『男』のありがちな構図はもういいよって思ってしまった。

(2021年製作の映画)

4.1

意図的なのか“そうなってしまった”のか、定点カメラがほんの少しぶれる瞬間が幾つかあってそれが不気味さを増長させていた。音楽がかなりいい。

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.9

比喩でも誇張でもなく「こんな映像が生み出された」ことに対する畏敬の念で上映中に2回泣いた。ずっと瞳孔が開きっぱなしだったのに脳が情報を拒絶しているのか、映像から喚起される不必要な記憶や突飛なアイディア>>続きを読む

FAKE(2016年製作の映画)

3.8

こんなにも硬派なドキュメンタリー映画は初めて観た

幻の光(1995年製作の映画)

3.8

是枝監督ってこういう映画も撮ってたんだ!と驚いた。小津安二郎を彷彿とさせるような、構図のきまったショットがいくつもある。ストーリー自体は掴みどころなく、感情の輪郭を撫でるような朧気な空気が漂う。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

キャラクター設定がとにかくよかった。「いま」この映画が作られたことをちゃんと感じる世界観。観ていていやな気持ちにならない映画っていい映画だなあと思った。クッパから感じるYOSHIKIリスペクト。

DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

4.4

現在と過去が断片的に入り交じる演出によって映像が常に緊張感を保っていた。社会派映画だけれど叙情的にも捉えられる稀有な作品。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.4

最後のゴーストが成仏するシーンがすごくよかった。感動を煽るようなSEやもったいつけた演出を抑えて、ただ布がぱさっと落ちるだけ。ただそれだけでゴーストの中の後悔や自責の念が救われことが伝わると、ある意味>>続きを読む

トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

3.3

あまり好きじゃないタイプのストーリーだけど最後のトラックの荷台でお姉ちゃんがトランペットを弾く幻想のシーンは胸にくるものがあった

カノン(1998年製作の映画)

3.6

思っていたよりもきれいで思っていたよりも暗かった

blue(2001年製作の映画)

3.8

ストーリーや台詞まわしが浮いてしまっているけれど、とにかく映像がばちっと決まっていて観ていて飽きなかった。冒頭の教室のシーンだけでこの映画がいい映画だってわかった。音楽がいいなあと思っていたら劇伴を大>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

3.9

10代に観たときよりも面白く感じたことにびっくりした。岩井俊二唯一の日常系。

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.6

映像はとてもスタイリッシュなのにエモーショナルで感動できる映画を撮れることがすごい、スタイリッシュとエモーショナルって両立できるんだ