あさぎさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あんなに愛しあったのに(1974年製作の映画)

5.0

あのときもしクイズの賞金を取っていたら、妻が死んでなかったら、もし意中の人が自分を選んでいたら、あるいは選んでなかったら、仲違いせず殴り合わなかったら

裸のキッス(1964年製作の映画)

4.0

ジャンプカットやライティングや顔面をすごい強調させる切り返しが異様で、結局すげーっ、と唸ってしまう

ベレジーナ(1999年製作の映画)

-

なんじゃこりゃ。

トントン拍子で人が死んでしまいクーデターは成功する

イルマ・ヴェップ(1996年製作の映画)

4.0

すばらしかった。

マギー・チャンは衣装用のボンテージを着て、監督の妻の部屋に忍び込む、テーブルの上に置いてある宝石を盗み、部屋からこっそりと出る、階段をいそいでかけ上がり、逃げるようにして外へ出る
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家族生活(1984年製作の映画)

4.0

割とほっこりする父と娘の話なのに、ヒリヒリするのはなぜか笑

子どもが子どもっぽくなく大人のように喋る。けど、不可解なほど生き生きとしている

レディ アサシン(2007年製作の映画)

4.0

いわゆるノワールもので利用され捨て駒にされる人からの視点というレビューを見て、納得した

ちょっとドワイヨンも想起した

キッスで殺せ!(1955年製作の映画)

4.0

OP・冒頭のすさまじい高揚感と、打って変わって中盤のどこへ向かってるのかわからないグダグダ感と、ラストは発光、発火、爆発……このぶっきらぼうな感じはレポマンを思い出した、いや、あっちがこれに影響を受け>>続きを読む

松ヶ根乱射事件(2006年製作の映画)

4.5

二回目の鑑賞。一回目観たときはオフビートで面白い、ファーゴみたい、という感想を持った。そのとき、色々素通りしていたというか、あまり真面目に観てなかったんだと二回目観て気づいた。

凄いショッキングでス
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北の橋(1981年製作の映画)

4.5

エンドロールの流れ方の唐突さが本当に好きだな

エレファント(2003年製作の映画)

-

それぞれの断片が、あまりにも素朴に、乱雑ともいえるような状態で投げ出されているようにかんじた。

ストーリーを語らず、断片をつないでいくことでフィクションを構築する手法はそれはそれとしてあると思うけど
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死んでもいい経験(1995年製作の映画)

4.0

情事に馬がインサートされるのも凄いが、この妙な照明はなんなんだ。玄関が真っ赤になったり、部屋を出たら、ホテルの廊下が真っ赤だったり……

取調室にサンドバッグが並んで吊るされているのもなんなんだ、描写
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冷たい水(1994年製作の映画)

4.5

本当に素晴らしい

胸から上をうつしたショットが多くて、また被写体を執拗に追うので、その場の空間がどうなってるのかがよくわからないことが多く、のっぺりとした感触を生み出していて、閉塞感を漂わせる。そこ
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ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

4.0

渋すぎ!

ドライバーだけが無表情で運転に無駄はない。

真っ青な夜の街の、けばけばしい色味が目に焼き付く。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

荒唐無稽だけど、しっかりとエンタメでした

警察署のあのバカでかい空間での戦闘

椅子ぶん投げる所は笑ってしまう

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.0

素晴らしい。癒されるが、時間が経って以前と違う関係性になってしまう、昔のようには遊べない苦さが伝わってくる。ホームレスに小銭をめぐんで、車道を横切るラストがグッとくる

しかしほんとうにライカートは真
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.5

凄い。リバーオブグラスしか観たことがなかったけど、こんなにもストイックでシリアスだとは。