ひゃさんの映画レビュー・感想・評価

ひゃ

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あるじ(1925年製作の映画)

4.2

瞳の映し方が本当にすごい。映画でも現実でも、人間のもつ力を信じていることが伝わって感動する。すべての人が存在する、ことをまず認めなければ話はできないと思う。

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.9

一期一会よりもドロドロと閉ざされた人間関係を映画では観たい。
映像に少しあざとさを感じてしまった。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.2

映画讃歌的な部分はもちろんだが、何をもってその人となすのか、少ない言葉の中に安心する考えを見つけてから身を委ねられて、ずっと観ていたいと思った。親しい友人が自分たちの世界から消えようと決意したその瞬間>>続きを読む

彼方のうた(2023年製作の映画)

3.8

没頭できる心地よさもありつつ、考察しようと頭をはたらかせてしまい惜しかった。見透かしたり模倣するはるの空虚さが不気味で良かった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

偏見に満ちたキャラクタライズに若干の厭らしさを感じつつも、物語が進むにつれ、そこではないか、と感じた。整然と守られている生活域とは対極の来客者が来ているときに押し入られた部屋の不快な物の多さ、飲んだあ>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.9

ラストそれでいいんか?!となった
画はどこをとってもきれい…

れいこいるか(2019年製作の映画)

4.3

時間は前にしか進まないということと、一度何かを知ってしまったら、それを知る前には2度と戻れないということだ
悲しみの思い出し方があまりにリアルで号泣した

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.4

カウリスマキの創り出す世界が本当に好きだ 人間の歪さへの愛といらだち、そしてそこにある想いを考えなければいけないと思う
自分の生活を愛することからしか他人や世界への愛は生まれないし、自分のことを考える
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アデュー・フィリピーヌ 2Kレストア(1962年製作の映画)

4.3

最大級の慰めの映画だった 人生における軽薄さ
軽やかな言動と対照的に圧倒的で重い風景、表情が良い 海辺のいくつかのシーンは息をのむほどだった
あとはやっぱり時代の記録として映画は本当に面白いと思った

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.5

ずっとなにもわからないのに心からすごいと思える感覚久々だ

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.3

頭で許せても心で許せるとは限らない、それでも人は人のことを許すべき、なぜなら憎しみは悪で愛は善良なものだから、どんなに狡猾で身勝手な相手に侵害されてもわたしは常に許すべき、しかし心はそうはいかず苦しむ>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.8

面白いしわかりやすいのだけど今まで観てきたファスビンダー作品のような衝撃は無かった。単なるメロドラマ以上のものを求めてしまっている自分もいるが、しかし監督があそこまで「解っている」人であることを踏まえ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

現代社会と生について
許しを知らない人間は動物である、こと

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

-

これと同じことが本当に現実で起こっている起きてしまっていることがただただ悲しくてつらい

ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

わからない、わたしにはわからないと泣く場面あまりにも自分だった
ベッドの上をカメラが動きはじめるところ、あざとい構図にもゾクゾクした

大集合シーン電話鳴るたびにちょっと面白い

最後電話を受け取るシ
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カラビニエ(1963年製作の映画)

3.9

何をしても許される大義や名目なんて存在し得ない。滑稽とよぶにはあまりに卑劣で愚かな行為

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