nさんの映画レビュー・感想・評価

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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.2

ドゥ〜〜ンッ(村上ショージ)

今さらのレビューになってしまいました。

IMAX認証デジタルカメラを使用して撮影してるのにIMAXで観ないなんて…
と頑固に、一途に、10月末まで観るのを引っ張ってい
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

待望の公開。
複数回延期を繰り返し、一年半以上待ちました。
10月1日公開ということでなんという絶好のタイミングでしょう。
緊急事態宣言解除により、俺たちのレイトショーが帰ってきました。
公開初日、2
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

レスラーを夢見て施設を脱走したダウン症の青年と兄を亡くした孤独な漁師。
出会うはずのない異なる二人が出会い、追われる者同士次第に仲を深め、そして人生一度きりのかけがえのない旅に出る。
優しさに満ちた愛
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

前作が大好きで大好きで。
スクリーンで観なかったことを本当に後悔したので、今回は満を持して映画館で。

期待度MAXでしたが、しっかり面白いからすごいんだわ白石和彌。
前作よりエンタメ寄りになっていた
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.5

ジェームズ・ガンがメガホンを取ると聞いたときから楽しみにしてました。

冒頭からやりたい放題なガン。
掴みから最高でした。
ある意味ぶっ飛んだ斬新な冒頭。笑
めちゃくちゃ面白かったというわけではないけ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

そろそろ上映が終わりそうなので滑り込みで鑑賞してきました。
魔女ホラー「ウィッチ」で注目を集めたロバート・エガース監督長編第二作目。
さらにお馴染みのA24ときた。

謎めいた孤島にやって来た二人の灯
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.6

「神が曲げたものを誰が直し得よう?」(伝道の書)
「自然は人間の挑戦を望んでいる」(ウィラード・ゲイリン)

久しぶりに鑑賞しました。
ヒューマンドラマが観たかったので、本作がパッと頭に浮かんだ。
S
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.2

そそくさと仕事を終わらせて、
久しぶりに公開日当日に映画館。
ポップコーンを小脇にレイトショー。
楽しみにしてましたよ、日本が生んだ怪獣とアメリカが生んだモンスターの世紀の一戦を。

最強の娯楽作でし
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.5

2012年パリでの初演以来、30ヶ国以上で上映された人気舞台を映画化した本作。
舞台のオリジナル戯曲を手掛けたフロリアン・ゼレールが長編劇映画監督デビューを果たし、本年度アカデミー賞でアンソニー・ホプ
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.2

2000年以降のレオナルド・ディカプリオ主演作品はほとんど観てきましたが、本作は5本の指に入るぐらい好きですね…

美しく透明に輝き、女性の憧れであるダイヤモンド。
しかし一方で、それはテロリストたち
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幸せのちから(2006年製作の映画)

3.2

たまに観たくなるんだよねー。
夜更かしして久しぶりに観ました。

事業の失敗によりホームレスになるまで落ちぶれてしまった男性が、忍耐と努力で最終的にアメリカンドリームを掴むというアメリカ人が大好きそう
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永遠の0(2013年製作の映画)

3.8

百田尚樹の同名小説を映画化。
わたしは小説から入りました。
正直プロットが完全に「壬生義士伝」なのでどうにも好きにはなれなかったけれど、やはり映像になるとなると観てみたく。

現在の祖父とは血の繋がり
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.8

フランク・キャプラ監督により1946年に製作された本作。なななんと75年前。
アメリカではホリデーシーズンには必ずテレビ放映されているというほど不朽の名作。

しかし公開当時は興行的には大失敗だったそ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.2

各所から絶賛されている本作ですが、監督のダリウス・マーダーという名前は聞いたことがないなと思っていたら、今回が長編映画デビューとのこと。

原案、製作総指揮は「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.6

「リーサル・ウェポン」の監督・制作コンビが手掛けた本作は、やはり凸凹コンビが奔走するバディムービーでした。

自分は一生幸せになれないと酒浸るシングルファーザーの私立探偵(ライアン・ゴズリング)と腕力
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.5

ベン・アフレック初監督作品。

私生活がダメすぎるのと、とんだ駄作が出世作なので(アルマ◯ドン、パール◯ーバー💥)昔はあまり好きじゃなかったけれど…
監督としてのベンアフを知ってからは、がらりと印象が
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セブン(1995年製作の映画)

4.3

暴食(GLUTTONY)強欲(GREED)嫉妬(ENVY)高慢(PRIDE)怠惰(SLOTH)憤怒(WRATH)肉欲(LUST)

キリスト教の「七つの大罪」を題材に、猟奇的な連続殺人事件を描いたサス
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

今やイギリスだけでなく、世界中に熱狂的なファンを持つエドガー・ライト監督作品「スリーフレーバーコルネット三部作(あるいは血とアイスクリーム三部作)」のひとつ。

久しぶりに観たくなり、再鑑賞です。
N
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.2

最近disney+で「ファルコン&ウィンターソルジャー」を観ていて、久しぶりにウィンターソルジャーが観たくなり、そこから派生してロバート・レッドフォードのかっこよさを改めて感じ、そして主演作品が観たく>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.5

レバノン出身の劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲「焼け焦げるたましい」を原作に、ドゥニ・ヴィルヌーブが映画化した作品。

世の中から背を向けてきた母が急死し、遺された双子姉弟は遺言を預かる。
そこに書か
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

【後半辺りネタバレ含みます。】

久しぶりに骨太な社会派映画を観た。

2017年に出版された「ノマド 漂流する高齢労働者たち」というノンフィクション本が原作。
クロエ・ジャオというアジア人女性がメガ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

◎映画館観賞データ
初回:2020年9月18日(IMAX)
二度目:2020年9月20日(IMAX)
三度目:2020年9月21日
四度目:2020年11月15日

【ネタバレ含みます】【はちゃめちゃ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

8年前に映画館で鑑賞したぶり。
どうしても観たくなって、サブスクにないのでTSUTAYAでわざわざレンタルしました。

個人的にジブリ史上、宮崎駿史上、最高傑作です。
正直賛否両論ある作品ではある。
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

No Country for Old Men
”老人に居場所はない“

コーエン兄弟屈指の傑作です。
米国とメキシコ国境付近を舞台に、圧倒的な暴力が支配する犯罪社会を描いた作品。

麻薬取引の金を持ち
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな作品。
ウディ・アレンが苦手な方や食わず嫌いの方、是非観てみてください。本当にこの作品の虜になります。

オープニングから掴みが最高です。
セーヌ川、エッフェル塔、モンマルトルなどの観光名所を
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

映画館での鑑賞データ
初日:2019年10月04日(IMAX)
二度目:2019年10月20日

”PUT ON A HAPPY FACE”

端的に言います、傑作です。
しかし面白いなどという次元を
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.3

クリスチャン・ベイルが怪演すぎる。

彼が演じるパトリック・ベイトマンは裕福な家庭に生まれ、完璧な学歴と地位を備えた容姿端麗・頭脳明晰・完璧主義な超エリート会社員。
言わばヤッピー。

何不自由ない生
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

映画館:2014年11月23日
IMAX:2020年09月05日

恐らく公開から通算したら、50回は観ています。
今さら言葉にする必要なんてないぐらい不朽の名作やけど、この映画への愛を、熱量をしっか
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誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.5

ジョン・ル・カレによる同名小説が原作のスパイ映画。

ル・カレと言えばスパイ小説の巨匠。(彼の小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」原作の「裏切りのサーカス」レビューは以前に投稿済です。)
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.8

ジェイムズ・サリスの小説が原作のクライムアクション。ニコラス・ウィンディング・レフンの名を世界に知らしめた作品。

控えめに言います。最高傑作です。

まずは冒頭の渋いカーチェイスからしっかり引き込ま
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.5

こりゃ公開当時、想像を遥かに超えてくるすんごい作品を見せつけてられたなと思いました。
約5年前のことやけど、スクリーンで観たときの衝撃は色褪せておりません。

19世紀初頭のアメリカ北西部で、実際にグ
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ドゥニ・ヴィルヌーブの作品は「灼熱の魂」以降全制覇してる。

本作は無駄のない上質なサスペンスでした。
画面上が常に暗くて重くて深い。
ドゥニ・ヴィルヌーブらしい作品。
ちなみに撮影はロジャー・ディー
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

スパイ小説屈指の傑作「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」

重厚な大人のミステリー。
派手なアクションとは無縁で、静かに進んでいく頭脳戦。
全員スパイでの通称があるから、人物の把握がかなり難解
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複製された男(2013年製作の映画)

3.0

自分と瓜二つの人間に出会ってしまうお話。
初めて観たドゥニ・ヴィルヌーヴの作品でした。

解釈を間違えそうになるほどに作中でミスリードが多くて(時間軸バラバラ、主役の空想、蜘蛛の登場など)
最初は蜘蛛
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

どんなエンディングか知ってたのに、ラストは自然と涙が流れた。
無音のエンドロールが後を引く。

私はこの作品をプロパガンダだとは思いませんでした。
戦争賛美や反戦、そういったイデオロギー的な内容ではな
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

自他共に認める生粋の映画オタクであるクエンティン・タランティーノが、ついにハリウッド映画史を紐解くということでまあ楽しみにしていたことでしょう、映画好き各位。

結論、泣いた。
あまりにもタラ
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