nyakoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ワンダーガールズ東方三侠(1993年製作の映画)

4.0

皇帝の血をひく赤ん坊を次々と拉致し、暗殺者にしようと目論む悪の集団。
その手先サン(ミシェル・ヨー)、そして赤ん坊拉致の犯人を負う賞金ハンターのチャット(マギー・チャン)。
悪を追うワンダーガール(ア
>>続きを読む

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

4.0

あの時違う選択をしていたら…、15秒でもタイミングがずれていたら…もしかしたら違う人生を生きていたのかもしれない?

選択や偶然のタイミングのずれなどによって違う分岐を辿るジュリアの人生がドラマチック
>>続きを読む

アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

3.8

切り取りは同じなのに時系列を逆さにするだけでこんなに印象が違うとは。

straight cutは順再生。
事の顛末を順通りに追っていて、復讐へフォーカスしたドラマに思えた。
その復讐もまたチグハグで
>>続きを読む

極秘捜査(2015年製作の映画)

4.0

実は本題の少女誘拐事件よりも、主人公であるコン刑事とキム導師の事件のその後を描いたドラマがものすごくよかった。

このふたりを演じるのがキム・ヨンソクとユ・ヘジン。もともと好きな役者さんだったけど、ふ
>>続きを読む

ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

4.0

『スモールワールド』のパトリック・ヴェガ監督作品。
事件を捜査する女性コンビが個性的。
主役のひとりは髪型がアシンメトリーなミディアムヘアで左側は刈り上げ。喋り方は穏やかなんだけど、言葉は鋭い。
もう
>>続きを読む

Lost in New York(英題)(1989年製作の映画)

4.5

ジャン・ローランの抒情、叙景世界。
老婦人は回想する。
ミシェルとマリー。2人の女の子は城の外で出会い親友になった。
本をめくり思いを巡らせ、共に本の中で旅をした。

ピクニック・アット・ハンギング・
>>続きを読む

チコタン ぼくのおよめさん(1971年製作の映画)

3.3

トラウマってキーワードで目にするので…ついつい気になり。。
岡本忠成さんは日本アニメーションのレジェンドと言われてる方らしい。
今作はNHKのみんなのうたで流れるような唱歌群で構成されてる作品。

>>続きを読む

ゾンビ3(1979年製作の映画)

4.3

ぎり70年代のマカロニゾンビホラー。
郊外の屋敷にやってきた3組の夫婦(?)が突然わらわらやって来たゾンビ集団に襲われる。

ゾンビのスピードはオールドスタイルでのろのろでありながら、なかなか力持ちだ
>>続きを読む

宇宙人王さんとの遭遇(2011年製作の映画)

3.3

でもイタリア映画。
マネッティブラザーズの映画って興味ある。特集上映あったみたい。いいなあ。。

中国語翻訳家の女性は急な依頼で通訳を頼まれる。
あまりにも高額な報酬に飛びつくも、現場まで目隠しで車で
>>続きを読む

渚の果てにこの愛を(1969年製作の映画)

4.0

旅の途中、水をもらおうと立ち寄った家。
そこの住人の女性が家から出てきて、自分を息子のロッキーだと言い始める。
どうやら息子と勘違いしている様子に、それ幸いと息子のふりをして暮らしはじめる男。
やがて
>>続きを読む

はらわたマン(2019年製作の映画)

3.5

いけにえマンの1年後?
前作よりも演技が見やすくなってる。
またもやいつもの大学の映画サークルがダークヒーロー映画を撮影しようとロケに出かけて、ほんまもんのホラーになってしまう話。
続編ともなるといつ
>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.8

ライティング、色彩がとても好き。
オープンカフェやヒトラーが足繁く通ったというレストランでのシーンの撮影ステキだった。

ドイツ人のエミは偶然知り合ったモロッコから来た移民労働者のアリと恋に落ち、結婚
>>続きを読む

伯爵(2023年製作の映画)

3.5

面白く観れたものの…
これはチリの政治や歴史に知識がないと十二分に楽しめる作品じゃないって気がした!
パブロ監督は『エマ、愛の罠』がすごく面白かったんだけど。

孤児として生まれたクラウドはフランスで
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.3

同棲中の彼女、市子は泣いてプロポーズを喜んでくれた。
それなのに次の日、彼女は荷物を残したまま失踪してしまった。

市子とは何者だったのか。
断片的に流れるニュース、警察や市子を知る人たちの証言によっ
>>続きを読む

地球を守れ!(2003年製作の映画)

3.5

ランティモス監督がリメイク予定。
『1987、ある闘いの真実』という硬派な社会派映画を撮った(未見ですが)チャン・ジュナン監督が脚本も兼ねた異色SFスリラー。

有名化学工場の俗物社長が拉致された。
>>続きを読む

ブルー・ファイア(1977年製作の映画)

3.3

70年代自然発火を題材としたエクソシストホラー。

堕落したレイヒー神父は酒酔い運転事故で死の境いに立つが、夢の中で神から啓示を受ける。
悪を見出し、それと戦うことが救われる道だと。

時は移り、女子
>>続きを読む

ハロウィン 悪魔のウイルス(2019年製作の映画)

4.0

『スナッチャーズ・フィーバー』のジェイ・ダール監督作品。
パソコン画面に突然届いた映像。その映像(ミーム)はハロウィンゲームを模して質問をしてくる。
「あなたのいちばん怖いものは?」
答えられずタイム
>>続きを読む

月曜日に乾杯!(2002年製作の映画)

4.5

オタール・イオセリアーニ作品は初めて!
田舎町もヴェニスも人物たちや風景がいきいきしてる。意外と毒っけもあり、クスリとさせられる。
お父さんが車の外にサンダル置きっぱなしにして出社するとこからもう好き
>>続きを読む

デス・ルーム(2006年製作の映画)

3.8

VIP招待状を手にした男女6人が訪れた撮影所ツアー。立ち入り禁止となっている有名ホラー映画のセットだった家で、各々が実体験した恐怖譚を披露するというオムニバスホラー。
なんだか評価低いのね。面白かった
>>続きを読む

ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.5

5フィート(150cm)はふたりで決めた距離のこと。
お互い難病で、保菌による感染予防から180cm距離を保つ必要があるという男女のラブストーリー。
高額医療を受けてるし、みんなおしゃれだし、登場人物
>>続きを読む

いけにえマン IKENIE MAN(2018年製作の映画)

3.5

この監督(映画の中の)おバカ!
森の中でホラー映画を撮っていた映画サークル。
主演女優が逃げ出して、たまたま森にキャンプしにきてた若者たちを勝手にキャスティング。
襲ったリアルな反応を勝手に撮っちゃお
>>続きを読む

暴走ひったくり750(1976年製作の映画)

3.8

監督は『殺しが静かにやってくる』のブルーノ・コルブッチ。
おはやしみたいな飄々としたリズムがぐるぐる耳に残る。

序盤のいろんなひったくり手口のオンパレードに興味津々。たいてい悪どいやり方なんだけどこ
>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

コカインキメちゃったクマが大暴れ。
なかなか獰猛な食い散らかし方で満足。
腸も出るし生首も出る。
森林保護事務局での攻防がかなり面白かった。
クマの動き方はなかなかリアル。人間が襲われる様はスピーディ
>>続きを読む

血の婚礼(1973年製作の映画)

4.0

穏やかな田舎町の景色から始まるのにサスペンスな雰囲気全開。
お互い伴侶のいる者同士の不倫愛からやがて殺人、隠蔽…と転落してゆく様が描かれる。

ふたりの逢瀬が思っていたよりも激しすぎて目が丸くなる。
>>続きを読む

スモールワールド(2021年製作の映画)

4.3

前から気になってたポーランドのパトリック・ヴェガ監督作品。
これは怪作だった。

ポーランドで誘拐された4歳の少女。その子は国境を越えロシアに連れ去られてしまう。
その行方を追う刑事ロベルトの執念の捜
>>続きを読む

パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.5

セドリック・クラピッシュ監督作品。
タイトルどうり主人公の男女が巡り合うまでのはなし。
メラニーとレミーは建物違いのお隣どうしに住んでいる。
二人とも深刻なストレスを抱えていて、メラニーはいくら寝ても
>>続きを読む

呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

3.5

『悪魔の奴隷』の続編。
続編としてまずまず楽しめる作品!
前編での謎もだいぶ回収された(よね?)
部屋をひとつひとつ置かれてる遺体がわら納豆に見えるのがツボだった。
あたり一面水没した中に高層マンショ
>>続きを読む

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

4.0

ライカート×ミシェル・ウィリアムズの再タッグ。
時間が経つにつれ、じわりじわりと良さが染みてくる映画。
今作のミシェル・ウィリアムズは個展準備でキリキリしてる人形作家。いつも仏頂面で歩く姿はいつもと違
>>続きを読む

悪霊のはらわた(2012年製作の映画)

3.5

スウェーデン版死霊のはらわた。
『サイレント・マウンテン』、『パペット・マスター』リメイクを手がけたソニー・ラグーナともうひとりの監督との共作。

本家と違うのは地下室にいるお婆(お爺かもしれない)を
>>続きを読む

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.3

序盤と結末の音の符合に痺れてしまう。
序盤のあの激しい攻撃の最中に婚姻届を交わすって激しすぎる

3者3様、それぞれの愛。愛を求め、愛の虚しさに敗れる。
3人の中でいちばん幸せだったのは愛人の彼だった
>>続きを読む

無垢の瞳(2022年製作の映画)

4.5

アリーチェ・ロルヴァケル監督の作品。
この監督さんの『幸福なラザロ』が前からとても気になってる。

ある寒いクリスマス・イヴの日にカトリックの寄宿学校で起きたこと。
小さな女学生の無垢な瞳たち。
ちょ
>>続きを読む

夜を越える旅(2021年製作の映画)

4.5

評判になっていて気になってた作品。
主人公の春利は売れない漫画家兼ぎりぎり彼女のヒモになってないアルバイター。
現実から逃れ、大学時代の同窓会旅行へ向かった主人公は、途中から合流した小夜と再会し昔の恋
>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

毒親に抑圧された少女の自我の芽生えを気味の悪い卵の成長とリンクさせてる。
観る前はあの卵はそのままでっかくなっちゃうのか、孵化して中から何か出てくるのか気になっていた。
女の子はドーリーな美少女で、お
>>続きを読む

欲望に狂った愛獣たち(2014年製作の映画)

4.5

ソープ嬢だった杏子。
金持ちに見そめられ嫁いでからまあ地獄。そのままお店で働いてた方がよかったんじゃあ。。
メイド付きなんだけど、メイドが頭沸いてて笑っちゃう。家でガスマスクしてる人初めて。
家出した
>>続きを読む

悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

-

ちょっと合わないノリだった〜。もう一回観たら違っててみえるかな?
熱烈支持も多いようなので、好みが分かれるんだろう。
シュールコメディにスプラッターをぶっ込み。
ロイド・カウフマンが特別出演。

ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.8

ジェームズは路上ミュージシャン。猫のボブと共に路上ライブなどして日銭を稼ぐ毎日。
(ボブは自ら付いてきてる)
お互いがお互いを支え合う仲。
しかし不運なトラブル続きの上、動物福祉局に虐待疑いで目をつけ
>>続きを読む