にゃんにゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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山の手夫人 性愛の日々(1980年製作の映画)

3.4

小沼勝×大工原正泰、米田カメラ。日舞の家元の後妻になった志麻さんが義理の息子に迫られるお話、義理の息子のセフレ?が小川恵というナイスキャスティングなんだけれども、肝心の義理の息子が魅力ナッシングの大根>>続きを読む

宇能鴻一郎の濡れて悶える(1980年製作の映画)

2.7

ロマンポルノの帝王西村監督、宇能先生原作、原悦子主演、志麻いづみ助演、助監督は菅野隆で大工原正泰脚本の山崎善弘カメラ。そりゃ期待すべしでしょ。忘年会帰りの飲み疲れた週末には最適でしょ。女医で処女な原悦>>続きを読む

むちむちネオン街 私たべごろ(1979年製作の映画)

4.4

プロデューサーなイメージの中川好久、唯一の監督作品。助監督は黒沢直輔。撮影は森勝。オープニング、キャバレーで炭坑節裸踊りという斬新さにびびるし三崎奈美志麻いづみ山口美也子みたいなキャストクレジットで期>>続きを読む

ためいき(1973年製作の映画)

3.2

曽根中生苦手なのとロマンポルノにしては長尺なのでずーっと避けてたやつ。オープニングから宇能先生風の語りだと思ったら宇能先生ものだった。しょうもない宇能先生ものなのに曽根さんが例によって小難しくゲージュ>>続きを読む

昼下りの情事 変身(1972年製作の映画)

4.3

久しぶりにちゃんと頭使う古式ゆかしいロマンポルノが観たくなって、こういう時は田中登か加藤彰。しかも脚本宮下教雄。貧乏長屋で家族の生活支えて昼夜働く青山さん、返還直後な沖縄から兄・高橋明を頼って東京に出>>続きを読む

団鬼六 〈黒い鬼火〉より 貴婦人縛り壷(1977年製作の映画)

4.2

SM系ロマンポルノが苦手で避けている私が、「縄姉妹奇妙な果実」を観て石井隆オールナイトしたくなって、「赤い縄果てるまで」を観てみたけどこんなんSMじゃねえだろと思い、正統派SMロマンポルノを観たくなっ>>続きを読む

赤い縄 〜果てるまで〜(1987年製作の映画)

3.1

「縄姉妹奇妙な果実」が良かったので、なんとなく石井隆オールナイトをしたくなって引き続きの鑑賞。阿部雅彦はノーマルないい人感があふれてるからなんかこういう役は似合わないんだよね。名美と村木ではあるんだけ>>続きを読む

縄姉妹 奇妙な果実(1984年製作の映画)

4.0

私はロマンポルノは好きだけどSM系と海女系は好きではない。なので評判のよさは知ってたけどずっと観てなかったやつ。いつもセクシーでかっこいい北見敏之がうだつのあがらないサラリーマンを好演。そんな北見敏之>>続きを読む

16歳 妖精の部屋(1977年製作の映画)

3.2

先週に続いて加藤彰。ロマンポルノにしちゃ長尺なので敬遠してたやつ。この1本にしか出てない主演の早瀬しおりさん超可愛い。目がくりくりして、語学教室のシーンとか、「はなればなれに」のアンナ・カリーナみたい>>続きを読む

四畳半青春硝子張り(1976年製作の映画)

4.2

加藤彰、いどあきお、安藤庄平、樋口康雄。なんというテンション上がる布陣。そして期待どおりのクオリティ。のっけからすごいゴダールっぽい。そんでなんかもう安藤庄平カメラが全カット素晴らしくて、目に入っただ>>続きを読む

見せたがる女(1981年製作の映画)

2.8

風間舞子×志麻いづみ!ロマンポルノでよく出てくる藤の台団地舞台で、三井優のやっつけ感ある脚本使ってコメディ全寄せな小沼監督。色ボケにみえる風間舞子だけど、本当は愛する夫との子供がほしい一心なんだなと感>>続きを読む

女教師 秘密(1978年製作の映画)

3.8

今日は大好きな山口美也子先生の女教師。女教師にありがちな名前、山川ひかる。女子高生原悦子ってだけでめちゃんこテンション上がるし。私は脚本の鹿水晶子さんが好きなんだけど、メインな男優たちの演技がことごと>>続きを読む

姉日記(1984年製作の映画)

3.2

私の大好きな小田かおるおねえさまが百合的な意味じゃなくおねえさまである。鎌倉のリゾートホテルや海、ロマンポルノでよく出てくるあの綺麗な別荘と古民家が舞台な映像が心地よい。小田かおるおねえさまだけ映して>>続きを読む

女教師は二度犯される(1983年製作の映画)

4.0

観たと思い込んでて観てなかったやつ。志水季里子先生の女教師ものって実はレアなんだな。ハマりすぎてて今まで観た女教師もの全部志水季里子先生に脳内置換されてる。女教師ものの名作条件、女教師がちゃんと教職へ>>続きを読む

ズームアップ ビニール本の女(1981年製作の映画)

3.6

ずっと観たかったんだけど、観る時は気合い入れなきゃと思ってなかなか観られなかった、菅野隆監督デビュー作。ビニ本作家北見敏之が終始プロのカメラマン仕事に没頭してるので、ビニ本撮影シーンはことごとく色気皆>>続きを読む

大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート(1975年製作の映画)

2.8

ロマンポルノをだいぶ観つくしてしまって、でもなんかないものかと検索して出てきたソネチュー映画。ソネチュー好きじゃないけど益富さん出てるしモチーフが面白そうだなと思い。私の大好きな織田俊彦がハゲたもとい>>続きを読む

女子大寮VS看護婦学園寮(1984年製作の映画)

4.1

散文的な青春群像劇。百合族シリーズほどキャッチーではないけど、斎藤博らしい世界だ。「濡れて打つ」のお蝶サマ林亜里沙がふつうの地味な看護実習生してる衝撃。蝉の声が響く夏のコンクリート坂道でなんか思い出し>>続きを読む

柔肌色くらべ(1984年製作の映画)

3.3

シャネルのバッグが98000円の時代。仁科まり子×親王塚貴子はともかくとして、上田耕一×北見敏之ってのがイイ。マウント取りあうのが女のリアルな友情。ありえねえだろってくらいハードル低すぎる唐突な家族ぐ>>続きを読む

クライマックスレイプ 剥ぐ!(1979年製作の映画)

4.5

てっきり鑑賞済みと思ってたらまだ観てなかった。脚本斉藤信幸、助監督菅野隆、撮影安藤庄平、なんか期待しちゃう顔ぶれと思ったら期待以上だった。良い脚本で丁寧に撮ると佳い映画を撮る安定の藤井克彦監督。ロマン>>続きを読む

実録白川和子 裸の履歴書(1973年製作の映画)

3.8

曽根中生が苦手だからなんとなく敬遠していたんだけど、冒頭のメタな粉まみれから名作オーラがすごい。ほぼなりゆきで女優になった白川和子、女優としてのプライドだったりピンク女優の劣等感だったり、ビッグになり>>続きを読む

ホールインラブ 草むらの欲情(1979年製作の映画)

3.4

途中まで観てやめるを何度か繰り返してた作品。週末晩酌しながら頭を使わず観るのにちょうどよすぎる林功。助監督鈴木潤一、脚本宮下教雄、撮影米田実、山口美也子&宮井えりな&八城夏子でキャストもスタッフも役者>>続きを読む

新・実録おんな鑑別所 恋獄(1976年製作の映画)

3.0

さそりちゃんインスパイアの実録おんな鑑別所3作目。シリーズお約束の強制堕胎がオープニングで出てきてびびる。前作より女優がグレードアップしてより一層少女らしさがない。旧芸名南黎で出てる橘雪子まで少女。そ>>続きを読む

続実録おんな鑑別所(1975年製作の映画)

2.9

さそりちゃんインスパイアな実録おんな鑑別所2作目。鑑別所なのに未成年に見えないし終始お化粧もバッチリなお約束の少女たち。キャットファイトと脈絡のない濡れ場で8割がた占められている。梢ひとみはいつもどお>>続きを読む

スケバン株式会社 やっちゃえ!お嬢さん(1984年製作の映画)

3.8

昨日に続いて小原宏裕。モノホンお嬢様が、このままの優等生生活じゃわたくしたちの青春の無駄遣いですわ!と一念発起してスケバン株式会社を設立するというキャッチーすぎる展開。さすがの金子修介脚本。スケバンで>>続きを読む

実録おんな鑑別所 性地獄(1975年製作の映画)

3.8

護送車の窓の格子越しに見える太陽から始まる、このファーストショットから鳥肌もの。米造でした!!梢ひとみと芹明香でテンション上がる(2人とも未成年には見えない)。単独房の落書きだらけの壁にもたれて目に涙>>続きを読む

泥の河(1981年製作の映画)

4.6

「㊙色情めす市場」を撮影した安藤庄平が撮影。安藤庄平から聞いてこの映画を見出した田中登が、同じキャメラマンで同じモノクロで、こんなに迫り方が変わるのか、キャメラマンとは妙な動物だ、すごい感性だと語って>>続きを読む

イヴちゃんの花びら(1984年製作の映画)

4.0

謎の美女イヴちゃんが行き場なくフラフラして色んな男にからだを預ける。出会い頭のインスタントなエッチなので基本まともな前戯のないあっさりした濡れ場なんだけど、途中で出逢うジェントルマン花上晃だけはすっげ>>続きを読む

みんなあげちゃう(1985年製作の映画)

4.0

大好き。金子修介が観たくてなんとなくのセレクトだったけれど大当たり。ロマンポルノではないお色気一般映画で、尺も長い。「おぼっちゃまくん」的なありえないお金持ちのお嬢様がパンピー浪人生と恋に落ちてキャハ>>続きを読む

ラスト・キャバレー(1988年製作の映画)

4.2

ロマンポルノ最終年の作品。再開発を控えた国分寺のつぶれかけのキャバレー、というモチーフからしてエモい。そんなキャバレーで行われる大学新歓コンパってのがまた青春でキラキラ。女子高生のスクーター2ケツとか>>続きを読む

淫絶夫人 快楽の奥(1976年製作の映画)

3.8

例によってダメ夫な浜口さん、開始15分足らずでお陀仏。加藤彰感がある過去と現在の入れ子構造、被害者になっても加害者になってもいつも凛として美しい珠瑠美。蓮っ葉モード中島葵、友達と亭主をやらせてタバコ吸>>続きを読む

ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズカット版(2010年製作の映画)

4.0

(ディレクターズカットじゃないほうにレビューしてたのを転載)石井隆だねえ。前作に土屋名美が出てきたから本作に名美はいないけど、男に虐げられてぶっ壊れた名美的な女と、女を天使と仰ぎ、救おうとする村木。い>>続きを読む

暴(や)る!(1978年製作の映画)

3.2

長谷部安春×桂千穂×前田米造×八城夏子。ということで期待していたけど、うーん。どこに行ってもひたすら襲われて、でもなんかひたすらボンヤリしている八城夏子。毎回その繰り返しだからだんだん飽きてきちゃう。>>続きを読む

実録・元祖マナ板ショー(1974年製作の映画)

2.6

風間杜夫目当て。しかし面白くない。藤井克彦監督は好きなんだけど、ドキュメンタリー風にストリッパーたちを粛々撮り続けるのみ、たいしたドラマもない。風間杜夫の朴訥青年だけが見どころ。マコさん演技下手。山科>>続きを読む

キャバレー日記(1982年製作の映画)

4.0

エモすぎる熟れた柑橘系青春映画。前田米造カメラキレキレで、閉店後のキャバレーでのまぐわいは神々しいくらい。伊藤克信ってこういうの多い。全編通して神代リスペクト感がある。パチンコ屋みたいな軍艦マーチ流れ>>続きを読む