にんにんにんさんの映画レビュー・感想・評価

にんにんにん

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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

成長の遅い人類と、恐るべきスピードで進化するAIが、シンギュラリティの前後一瞬、感性と知性レベルが交わった瞬間に産まれたわずかな時間の恋を描いている作品。
AIを敢えて極めて「人間的」に描く一方で、恐
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

2.5

心の動かされ方が「容疑者Xの献身」と全く一緒で、なんというか見終わってから「ん?知ってる?」となってしまった。個人的にはあまり感動や驚きのないない映画でした。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

私は、わざわざ役者に全部を説明させないと気が済まない映画というのが嫌いなのですが、そういう点でこの映画はとても純粋に心を動かされるものがありました。
その背景には、わざわざ台詞に落とし込まなくても伝わ
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ヴィタール(2004年製作の映画)

4.2

現実とは、生とは、魂とは、というのをたへん美しく描いた作品。
1人だけがっかり演技の女優さんがいますが、全体的に何をどのように描きたいのかのこだわりを貫いていて素敵な映画でした。音楽もよき

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

1.0

キャスト満点、設定満点、演出0点。
あまりにもコッテコテすぎて後半どんどんテンションが下がっていく……主演の2人の演技があれほど素晴らしいのだから、もっとキャラクターに権限移譲すべき。題材的にも無駄な
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

生まれ育った環境が人に与える影響を懇々と描いていて素晴らしかった。万引き家族っぽい、という評価をよく聞いたけど個人的には全然違うテーマを描いているように感じました。

主人公たちの家庭の方が、子供には
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回路(2000年製作の映画)

3.5

最後までみてしまうと逆に怖くなくなるのだが、幽霊の「正体」が明確でない前半1時間の怖さは他に類を見ないレベル。海外ホラーにありがちなデカい音や突然のグロと真逆で、静かーにじわりじわりとやってくるので、>>続きを読む

謝罪の王様(2013年製作の映画)

1.5

エンドレス滑り続ける映画で見ているのが辛い。舞妓haaaaaan!!!が大好きで期待してただけにがっかり。。

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.5

どんなどエロをこじらせたらこんな変態映画作れるんだ
ただ映像が美しいだけじゃなくて物語の展開もめちゃくちゃ面白い。いい映画だったな……

監督失格(2011年製作の映画)

4.2

林由美香が命を燃やし、その前にただ立ち尽くしていた監督の、言葉が出ないほど壮絶なドキュメンタリー。
でも、ひょっとして人生ってこういうものなのかもしれない、とも思った。
未来への不安や孤独、人に言えな
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

「セフレ」という日本語ができるまで、この世界には「セフレ」は一人もいなかったのだ、という話をよくするんだけど、まさにそういうことを思わされる素敵な映画。
恋人や友達やセフレという言葉の中にふたりの関係
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

このこじらせ具合が昔の自分を観ているようで辛い、好きな男目当てに家飲みに参加したものの浮きまくった過去を思い出して爆発……でもなんか不快な部分のない映画でよかった。。

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

2.0

映画好きの店主の店で飲んでいた時映画好きの客が来て、2人が口を揃えて「いい」というので観たものの、観るんじゃなかった…

池脇千鶴は場末の美人感が漂っていて演技も最高に上手いし、所謂「底辺」の人達が何
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

奇妙でシュールで理不尽。そこはかとなく漂う不穏な感じを音楽が助長しててよかった。

春にして君を想う/ミッシング・エンジェル(1991年製作の映画)

4.0

ジャケットを見るだけでたまらない気持ちになる、北欧の厳しさと優しさを感じる

奇跡の山 さよなら、名犬平治(1992年製作の映画)

4.0

産まれてから一番古い映画の記憶のひとつ。たしか小学校2年生とかそのくらいに観て、感想文に「じさつ」について書いたので先生がビックリしていた。お母さんが死ぬシーンの寂しくて美しい感じが心に焼き付いている>>続きを読む