あちゃこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

追憶(1973年製作の映画)

4.0

筋書きはこじらせ女子ケイティーとイケイケ男子ハベルの王道恋愛もの。
しかし、ここで注目すべきは「描かれている」ケイティーの恋愛や抗議精神というより、「描かれていない」ハベルの物語であると思う。このつく
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

2.9

もう色々あるけどとりあえずジョントラボルタの髪型。
ラジー賞。

ブロンテ姉妹(1979年製作の映画)

3.9

ブロンテ姉妹全員大好きな俳優で嬉しい。

ポンコツ弟とよくできた姉妹。この時代に男に生まれてなんでもできるはずの男である弟はポンコツで、才能に溢れるも女であるがゆえに苦闘する姉妹。

油絵のようにこっ
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女は男の未来だ(2004年製作の映画)

3.2

あんだけ飲んで次の日普通に起きれるのすごいわ。男2人の好みが一緒だから、中華料理屋でも同じ女の子にナンパしてるのにクスッと来た。先輩のこと尊敬してんだかバカにしてんだかわからんと思いきや、飴ちゃん舐め>>続きを読む

カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

3.8

しょうがないなー!って感じでタイヤの動かし方教えてくれたり、めちゃめちゃなデスレースでわーわーいいながらも傷一つない感じとか、なんかこう、ツンデレ世話焼き先輩に夢中になる系の少女漫画みたいにみえてきて>>続きを読む

シンプルメン(1992年製作の映画)

3.6

アキカウリスマキ的淡白演技とジャームッシュ的テンポとニアミスで、こぎみいい。
ダンスシーンとDon’t move。
処女で母のマリア信仰をやめれば、人生ひらけるはず。

カーズ2(2011年製作の映画)

3.7

いったい何を見させられてるんだ感。
007とカーレースってなんやねん。メーターはマジでずっとポンコツ。
ほんまにカーズってなんなんやろ。
乗り物の世界ってどういうことなん?ってなりながらも見る。
しま
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.4

プレーヤーからマネージャーへ、個人所有からシェアへ。
アンディとモリーをずっと支えてたウッディとブーにしかできないことがある。
モリーとブーの話に涙。

1人に気に入られなくたって、君を求めてる人は絶
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双頭の鷲(1947年製作の映画)

3.6

破滅的な感じが良いですね〜。セリフ一言一言の密度が高い。

ピーター・パン(1953年製作の映画)

3.4

幼い頃何度もみたが、登場人物が好きになれず、ウェンディは特に嫌いだった。
再見して、ウェンディが女の檻の中に入れられてゆき、またその理不尽さを「大人になる」ということと一緒くたにしてうやむやにして、本
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ジャングル・ブック(1967年製作の映画)

3.3

音楽のノリとか、間の取り方とか独特だと思う。色んな動物のマネをして、最後は人間のマネをして、人間社会で生きることになる。ちょっと寂しかった。
そして蛇の声がプーさん

ポカホンタス(1995年製作の映画)

3.7

往々にして争いはこういう個人間のすれ違いとか個人的な事情で起こってしまうんよな〜。シンプルで上手い。
お互いがお互いのこと、ソバージュ(野蛮、野性)と歌ってるのが印象的だった。
まあでも、先住民の方に
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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

3.5

どんどんと予想以上に本格SFになっていった。原作スタニスワム・レフと知って納得。

ゲーム(1997年製作の映画)

3.4

そんなにスリル感じなかった。デヴィッドフィンチャーでは珍しくモヤモヤすくなめ。

エヴァの匂い(1962年製作の映画)

3.6

魔性の女エヴァの話かと思いきや、「みじめな男」ティヴィアンの話。
初めのモノローグ「昔はみんな裸でそれを恥ずかしがっていなかった」の通り、エヴァは自分を大きく見せたりなどせず、最初から最後まで「お金が
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.3

いや、FBI普通にちゃんと捜査すれば見つかったやろとか思いつつ、マシューバーニーっぽい映像悪くない。
大人にはストーリーの稚拙さに目がいってしまうので、小学生くらいの頃にみたらいい感じでハマりそう。

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.8

ひたすらませてるのにまったく垢抜けない感じ、上手い。10代の色恋を適度な冷ややかさをもって描いていておもしろい。

秘密と嘘(1996年製作の映画)

3.2

シンシアが好きになれなかった。身勝手な人間だと思う。教養なく(学ぶ意思がない)、何か深く考えることもなく、可愛がってくれ構ってくれと言うばかりで人に愛情を注ぐことはない。そのためか、育てた娘はバカで可>>続きを読む

ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス(2020年製作の映画)

3.0

映像を楽しむものなので、ストーリーになんの変哲もないし、メッセージ性などもない。セリフすら邪魔。マンソンのスウィートドリームのMVにできそう。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.9

無限に続くペーパーワーク、受け取りの受け取り、合併症の合併症、署名の代筆、窓口でのたらい回し、ブルシットジョブの嵐。
手続きばかりが重視され本来の目的は埋もれゆき、美容整形はついに元の肉体を葬った。体
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.0

前半でひたすらチャラチャラパリピ合戦を存分にさせて後で滅多刺しにするという、イケテナイ奴らの憎しみ全部背負ってくれるジェイソン坊やなのだった。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

認知症になると、自分が執着してるものに対して疑り深くなると聞いたが(お金に執着ある人はお金を盗まれたとよくいう)アンソニーは時間と娘を大切にしてきた人だったのかな。
アンへの罵倒が酷すぎるが、彼女があ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

題材はダンケルクの戦いを扱ってはいるが、主題は戦争とは別物。
戦う話ではなく、いかに守るかの話。

1人の命か複数人の命か、という倫理学の命題をひたすらやっていた(ダークナイトでもお馴染み)。ボートを
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

カーツを見つけるため、三途川を渡る地獄巡り。カーツの身に起こったであろうことを追体験する。地獄の終着点では、現世からは程遠い精神世界が現れる。
この徐々に現実から離れていってしまうクレッシェンド加減が
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

3.8

好きなタイプのやつ。ゆるくてジムジャームッシュ感あるが、象徴的な小物使い、シーン多数あり。ウィットに飛びつつ簡素な構成。
パイプに山高帽で、マグリット思い出してついつい画集を開いた。

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.7

むかし土曜洋画劇場かなんかで見たきりで再見。ブラピほんとすげえわ。
La Jetéeというフランス映画のリメイクだったんですね、しらなんだ。
未来世界の描き方かっこいい。浮浪者とゴミ、廃れたデコラティ
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死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実(2010年製作の映画)

3.5

争点は神への冒涜から始まり、政治争いに巻き込まれるが、主人公はずっと自由意志について論じている。
有罪になったのは、法律を軽視しているからだ、という最高裁の判定に意義なし。法律を変えたいのなら法律の範
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