このレビューはネタバレを含みます
浜辺美波と北村匠がとっても魅力的な映画だ。
この作品で浜辺美波はブレイクしたということだが、納得の存在感。可愛いし、まさにヒロイン、というような感じ。それに対する北村匠も、地味だけど可愛い、徐々に変>>続きを読む
映画を観てから原作漫画を読んだら、割と原作に近いのねー、と。
全体的に異様に淡々としていて、独白のような会話の奇妙さ、細かいカットと過剰な接写で、庵野秀明の映画らしさがすごい。あんまり音楽がうるさく>>続きを読む
ほんとにバカバカしいというか、醜悪ではないけど愚かしい主人公たちが、少し可愛く見えるのが不思議だ。
楽しくてキラキラした瞬間と、その後にやってくる、気のおもーいシーンを断続的に繰り返して、ちょっと気>>続きを読む
面白い。ただ、フェイバリットにもベストにもならないかなーというのを映画の早い段階で感じてしまってはいた。
引きこもって自分の世界を作るより、社会と接続しよう、みたいな部分もあり、それは自己嫌悪なのか>>続きを読む
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悔しいほど監督の誘導にまんまと乗せられたような感覚。大量の情報が画面に散りばめられ、一度では把握しきれない。あとから見返したいが、それにはカロリーが必要そうな重厚な映画。
尊大で、打算的、しかし知性>>続きを読む
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「君の名前で僕を呼んで」の、カラッとして透き通ったイタリアの空や水とは異なり、アメリカのゴツゴツした岩と広大な夕焼けは、どちらも美しいのだけれど、どこか孤独と不穏さを感じさせる。
その風景を反映する>>続きを読む
カンフーシーンとかはかっこいいし、岩が喋ってるナンセンスさに笑えた。
ただ、少し「今の時代はこれなのか〜」と少しゲンナリとした。わずかな皮肉や嫌味も気取られ拡張されてしまう時代の帰結なのかもしれない>>続きを読む
面白かった。何度も読み返した、あの漫画の、大好きなあの試合が描かれる!という興奮はあったし、宮城の視点から、という再構成の仕方で、全く同じでは無い分、思い出だけで楽しむ形にならなくて良かった。
初見>>続きを読む
ボクシングの師弟モノ、というのは定番で、これだけよく描かれるというのは、何か特殊な関係性が構築されるからなのかな?と、ミリオンダラー・ベイビー、明日のジョー、はじめの一歩、クリード、などを思い起こしな>>続きを読む
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テスカトリポカ、ボーダーラインなど、メキシコのカルテルの暴力性を描いた作品というのは、割とメジャーなトピックだし、楽しく消費していた。ただ、この作品は、そのような暴力性の中に当然存在する、弱者達の悲劇>>続きを読む
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とにかく美しい、なんなんだこれは?
踊り、花火、海、雪。
ストーリーも、男女の激しく狂信的な恋愛のありようを描いており、ボロボロの2人に見入る力がある。ただ、なによりも画面が凄すぎる。
伏線回収や>>続きを読む
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Me too運動以後、第4波フェミ二ズム(学術的に正確な分類かはともかく)がSNSの隆盛と共に全世界的に拡がっている。その中でも韓国は、儒教文化に伴う家父長性、兵役といった部分で、女性の抑圧が強いこと>>続きを読む
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怖かった。ずっと緊張感が張り詰めていて、画面から眼が離せない。
タイ東北地方の、女神の一族の話。神、あるいは精霊、というと、どうしても西洋の神的な、人々に恵みを与える人間の上位の存在として擬人化され>>続きを読む
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絶対後悔する、とわかっているのに。重要なことを放り投げ、誰かを傷つけるのに、逃げ出してしまう。私は最悪。誰しもが思ったことがあるだろう。少なくとも僕はある。
ロマンティックな雰囲気で、とてもスウィー>>続きを読む
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ほんとに素晴らしかった。1人の人間のドキュメンタリーであるが、アニメーションで行う必然性があった。
インタビューの中で語られる凄惨な出来事は、眼を覆いたくなるほど痛々しく、無力感に苛まれる。
個人的>>続きを読む
恋人と会うために走り、二人が出会って抱き合う。それだけのシーンであるが、多幸感に満ち溢れ、観て良かったと思わせてくれる。これぞ映画の醍醐味だと思った。
評判すごく良かったので、トップガン観てないけど観に行った。おそらく前作を観といた方が良いのだろうが、(雰囲気でどんな話かは知っていたこともあるが)それでも今作はとても楽しめた。
ロマンス、空中戦の緊>>続きを読む
エルヴィス・プレスリーについては、歴史の資料映像で、アメリカの大戦後の富と文化の象徴として使われていたが、ちゃんと聴いたこともないし、どんな人なのかもわかっていなかった。この映画を通して、どれだけ偉大>>続きを読む
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倍賞千恵子さんはもちろん、川井優実さんやたかお鷹さんといった助演の方々の演技が光る。カットも美しく、不穏な音楽は、ドゥニヴィルヌーヴの映画のようで、耳馴染みもよい。それらが素晴らしいだけに、さちさんが>>続きを読む
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観ていてしんどかった。
クルド人のことは、国家を持たない民族で最大の人数がいて、日本でも多くの難民がいることは知っていたが、その程度の知識しかなかった。そして、日本の難民申請の厳しさ、入管の酷さとい>>続きを読む
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シビアで大変な生活の現実の中で、その困難さを愛で誤魔化さず、少しずつ先へ先へと進んでいく。静かなトーンで、叔父と甥っ子の交流を描きつつ、ケアの難しさと価値を感じさせてくれる、優しく温かい映画。とても>>続きを読む
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上手く作られている。テーマも、過去作との繋がりも、現実的に困難だったであろうソニーとディズニーの協力も、全ての期待に応えている。ハラハラドキドキして面白かったし、ラストシーンは泣けた。でも、なんだかモ>>続きを読む
劇伴がなく、静かな映画だと思った。
ドミニク・サンダの表情がとても魅力的で、この人を撮りたいがための映画と思わせるほど。
夫の口数の多い独白が煩わしく、妻と使用人の、ミニマムなセリフと豊かな視線、表>>続きを読む
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期待してなかった分、思ったより笑えて楽しく観れた。
最初の怪獣が、ジェームズ・ガンのザ・スーサイドスクワットみたいな、ウルトラマンとかに出てくる怪獣みたいでキモかわいい。その後も、イルミナティとか偉>>続きを読む
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レオス・カラックスの映画「アネット」を観た。異様なミュージカル映画であったが、見たことのない映像でとても興奮した。
主人公はアダム・ドライバーが演じるコメディアンのヘンリー。天才オペラ歌手のアンと恋に>>続きを読む
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今年後半にちびちび見ていたシリーズ映像の世紀を観ていたことが、参考文献としてはとても良かった。
一作目のキングスマンは、イギリス紳士の格好良さをアクション=バイオレンスと合わせて娯楽映画で観せたもの>>続きを読む
キング牧師やマルコムX、シドニー・ポワチエと言った俳優の話を描きながら、アメリカの黒人の問題について、白人達自身の問題であり、白人に如何に直視させるか。その事に注力した、優れた作家であるボールドヴィン>>続きを読む
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うーん、中々にキャラクターの内面を理解し難かった。
全体的に、ナウシカとエヴァみを感じた。セレスティアルは巨神兵だし、巨大綾波だ。
一方で、主題としては西洋的というか、決定論と自由意志を扱っている>>続きを読む
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流石にないでしょう。エピソード6はまだ良かったんだけど、どんどん好きじゃなくなるのが辛い。
not for me.
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ジョディ・カマーがすごく良かった。キリング・イヴのサイコパスも存在感があって良かったけれど、この傷つきながら、恐れながらも大きな決断をする強いマルグリットにもピッタリだった。
眼を引く美貌、良家の生>>続きを読む
セス・ローゲン可愛いし、シャーリーズ・セロンイケてる。良いラブコメ。