マムーラさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

マムーラ

マムーラ

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Wの悲劇(1984年製作の映画)

5.0

全てが最高の映画。セリフの一つ一つが素晴らしく、演出も最高。邦画ドラマで一番好き。三田佳子と薬師丸ひろ子の演技も最高。ユーミンの主題歌も素晴らしい。108分という尺も適度。冒頭の暗がりで三田村邦彦が薬>>続きを読む

男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

4.7

香港がまだ自由にヤクザ映画とか作れてた頃の牧歌的な作品。超エモい。音楽は角川映画みたいな80年代サウンドだが、それも良い。チョウ・ユンファもさることながら、ティ・ロンの演技が素晴らしい。釈放されてから>>続きを読む

マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.5

ガール・ミーツ・ワールドのコーリー・フォーゲルマニスくんが出ていた。だいぶ大きくなっちゃって...。それは良いとして、オクタヴィア・スペンサーも出ていて期待したが、前振りが長い割には全体的に散漫な映画>>続きを読む

ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

なかなか秀逸な胸糞スプラッター映画。韓国の島で、酷い虐待を受ける人妻がガチギレる。割と格調が高い映画なので、スプラッターまでの導入は長いが、不穏な雰囲気マシマシで飽きない。最終的にシスターフッドも機能>>続きを読む

悪魔の奴隷(2017年製作の映画)

3.6

インドネシアホラー。「夜霧のジョギジョギモンスター」のリメイクらしい。母親が化けて出てくる、カルト教団、子供が悪魔の子、ゾンビと面白くなりそうな要素は多く、途中までは可能性を感じさせたが、終盤に行くに>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.6

全くピンと来ない映画だった。ひたすら語られる物語は面白くて飽きないものの、最終的に哲学的な話に入り込んでいって、ラストもフワッとしていた。不思議なラブストーリーだけど、全く共感できない。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

60fpsのドルビーシネマ3Dで鑑賞したが、没入感というか、「お前がアバターになるんだよ!」というキャメロンのメッセージを感じた。ただ、映像がすごいのは分かるが、異様に長いゲームのムービーを見ている感>>続きを読む

ICE ふたりのプログラム(2018年製作の映画)

3.8

独特なミュージカル形式のフィギュアスケート映画。正直、ダサいPVの寄せ集めという感じで、ミュージカル部分と恋愛描写はかなりクサいが、地のドラマはユーモラスで割と楽しめた。フィギュアスケートのシーンも本>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

征服者カーンというフェーズ5?のキーロールが出て来て、量子世界をスターウォーズのような壮大な描き方をしているが、ストーリー的にこんがらがることもなく、楽しんで見ることができた。キャスリン・ニュートンに>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.7

映画の第二弾かと思ったら、ドラマの続編らしい。韓国はぬーべーみたいなのを実写ドラマでやってるなんてすごい。ホラーとしては全く怖くなく、アトラクションムービー的な感じ。確かにドラマの続編というのも納得。>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.0

タイトル通りの映画。デヴィッド・ハーパーのサンタというキャスティングがもう勝ちだと思う。ゴアに溢れたアクションと、子どもにうんざりするサンタという性格描写も含めたユーモアが楽しい。サンタが最初は弱体化>>続きを読む

ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.5

普通の邦画ドラマという感じ。気の抜けたユーモアと散漫なドラマが展開される。セリフでは語られるが、なぜみんなそんなにドラァグクイーンに入れ込むのか、なっちゃんに恩義を感じるのかの直接的な描写が少ないので>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

滑落事故で恋人を亡くしたクライマーを元気づけるため600mの塔に登らせるのはどう考えても荒療治すぎるが、やたらムチムチしたYoutuberが「私は刺激がないと生きていけない」と連呼するので何となく受け>>続きを読む

#マンホール(2023年製作の映画)

3.5

ワンシチュエーションで持たせたのはすごいが、途中から展開が斜め上すぎて、ちょっとスベっていた気がする。中島裕翔の演技も下手だったので、凄みが足りなかった。

非常宣言(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

まぁまぁ面白かった。東アジアっぽいパニック映画。ハラハラする要素はたくさん散りばめてあったが、全体的に散漫というか、グッとくる要素に欠けていた気がする。感動描写がクサいのかな。ただ、感染者を乗せた飛行>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

ハウルの動く城っぽかったというか、オチが一緒な気がする。ルージュの伝言とか、ジブリのオマージュが入っていたので、わざとなのかもしれない。君の名は。でも震災をモチーフにしていたが、今回は直接的に東日本大>>続きを読む

キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

3.8

超低予算のいわゆるZ 級映画だが、アサイラムみたいな流れ作業で作っている映画ではなく、クリーチャーパニック映画が本当に好きな人が作っているんだろうなというのが分かる。着ぐるみやマケットもたくさん出てき>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なかなか面白かった。タイムループものは色々あるが、タイムループを利用して仕事のスキルをアップさせるという描写が斬新だと思った。最後のほうの感動させようとするシークエンスはちょっと臭いと思ったが、全体的>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.8

いわゆる叙事詩的な映画だと思うが、今どき珍しいちょっと大時代的な、舞台みたいな芝居の映画だった。何気にキャストがすごく豪華。アレクサンダー・スカルスガルド、ITでしか知らなかったが、すごい身体になって>>続きを読む

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

4.0

ウェルメイドなハートフルアクション映画。コメディタッチなところもありながら、アクションはハードでストーリーも面白かった。息子がかわいい。女性ドライバーが主人公なので、ドライブ・マイ・カーを彷彿とさせる>>続きを読む

紅い服の少女 第二章 真実(2017年製作の映画)

3.5

前作よりパワーアップしたモロ見え系ホラー。2010年代くらいは、CGが安くなったのでこういうクリーチャーホラーが流行った時期があった。虎爺は迫力があった。ちょっと呪詛っぽさがあって、台湾ホラーの変遷を>>続きを読む

紅い服の少女 第一章 神隠し(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゴラムみたいな魔神仔が出てくる、割とオーソドックスなホラー。返校よりは好きかもしれない。そんなに怖くないけど、CGのクリーチャーがワラワラ出てくるの、嫌いではない。ジャンプスケアも悪くなかった。ただ、>>続きを読む

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.7

水中ホラーという斬新なジャンル。POVものはそうなんだけど、最初のほうは何も起きなくて眠たいが、いざコトが始まると、最後のほうは水中での息苦しさが伝わってくるかのような怖さがあった。水中で屋敷に閉じ込>>続きを読む

ザ・ミソジニー(2022年製作の映画)

3.0

あまりに難解すぎるというか、劇っぽすぎて途中で寝てしまった。見る人が見れば分かるのかもしれないが、それっぽいセリフが並べてあるだけにしか思えなかった。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

筋は読みやすいが、ライトなスリラーとしては悪くなかったと思う。あと、単なるスリラーだとばかり思ってたら突然入るジャンプスケアはびっくりした。大西流星くんが気の毒すぎる。最終的に大西流星くんがそのままな>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

もはやガリレオいる?みたいな科学トリックのなさ。トリックも容疑者Xの献身の焼き直し感と、それにオリエント急行殺人事件を混ぜたみたいな陳腐さが目についた。探偵ガリレオの「こんな手口があるのか!」みたいな>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.9

セリフを無駄に詰め込みすぎているきらいはあるが、岡田くんのアクションが素晴らしい。無駄に存在感のあるMIYAVIも、大竹しのぶも良い味出してる。ただ、ヤクザモノにしてはエロスが足りない。エロスがあると>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

個人的にアス以降のジョーダン・ピールが合わないというのもあると思うが、「あー、メタファーのやつね」みたいな感じで、もっとガツンと来るオチを期待していたが、そこまででもなかった。ただ、奇想天外な世界観を>>続きを読む

グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.4

タランティーノっぽいことがやりたかったということは分かるが、後はひたすら意味があるようなないようなそれっぽい断片的なセリフの寄せ集めみたいなのが続くだけだった。

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.1

けっこう感動した。夏休みの少年冒険ものだが、「子供の成長」的な大仰さがなく、むしろなんて事ないような話なのが良かった。さりげなく少年たちの心の触れ合いを描いた良作。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

アクションと終盤の展開は素晴らしかった。ただ、序盤が回想シーンが矢継ぎ早に来るので、キャラクター把握がし辛いのと、あまりユーモアそれ自体は刺さらなかったが、度肝を抜かれるような殺戮が、軽妙な演出で描か>>続きを読む

シーフォーミー(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

まぁまぁな出来のスリラー。FPSゲーマーの支援で、元スキーヤーの盲目の女性主人公がドント・ブリーズ的な形で窃盗団と戦う話だが、そこまで爽快感がない。というのも、主人公はバイト先の金持ちの家から金品をく>>続きを読む

吉原炎上(1987年製作の映画)

4.2

オムニバスっぽいところがあり、ストーリーもまとまらなさがあるが、とにかく画力と勢いで押す映画。仁支川峰子の「ここ噛んでーー!」凄まじいシーンだった。かたせ梨乃も迫力満点。セットもとにかく豪華で、ラスト>>続きを読む