時代設定だけでなく、映画もとても80年代的でよかった。音楽もいい。ヴァンダはエマニュエル・べアールだったのね、とエンドロールで気付く…
序盤は演出が肌に合わず、どうなることかと思ったけど、北村有起哉さんが出てきた辺りから話に没頭できた。よかった。沁みたな。
心に、静かだけど確かな余韻が残る、いい映画だった。オリヴィア・コールマンの演技、凄かったなぁ。
クワイエット・ライオット時代がほとんどとはいえ、初めて観る写真や映像も多かった。昔は、情報源といっても、雑誌の記事くらいだったから、こんなに、動くランディを見られただけでも嬉しい。結末を知っているだけ>>続きを読む
日本の音楽シーンを大きく変えたと言っても過言ではないビートルズの武道館公演。その実現に尽力した方々や、実際に観に行った人たち、またビートルズに影響されたミュージシャンらの証言やコメントで構成されたドキ>>続きを読む
ようやく、こちらでもジョンの映画が公開になったので、初日に。幼少期からビートルズでデビューするまでのジョンについて、地元リバプールの知人や友人の証言も交えながら構成されたドキュメンタリー。私はマニアで>>続きを読む
インド滞在中のビートルズと共に過ごしたポール・サルツマン監督の体験と主観を通して、当時の4人の様子を垣間見ることができる大変興味深い内容だった。
今年の1月にBSで放送されたドキュメンタリー「ビートル>>続きを読む
やっと我が街にもロックン・ロール・サーカスがやってきたので、観てきました。
もちろんストーンズもカッコいいんだけど、ダーティ・マックのジョン(・レノン)の歌声とクラプトンのギターは痺れるなあ。このクラ>>続きを読む
言わずと知れたウォン・カーウァイの出世作で、時はまさにミニシアター・ブームの真っ只中だった日本でも、当時のポップカルチャー好きを中心に爆発的に支持され、フェイ・ウォンが雑誌の表紙を飾り、彼女が歌う主題>>続きを読む
偶然ポスターを発見して、時間を確認したら、ちょうど上映直前だったので、急遽、駆け込みで鑑賞。横の動きが多い映画なので、やはりスクリーンで観ると格別。そして、良くも悪くも、こういう感性に影響を受けて育っ>>続きを読む
リコリスピザ同様、これもどうしても観ておきたかった一本。もちろん、全然違う映画なんだけど、どこか通底している気もする。まあ、先週観たからってのもあるだろうけど。どちらも、何気ない物語の中にドラマがあり>>続きを読む
今年観た映画暫定1位(ポール・トーマス・アンダーソン大好き人間)。昨日から坂元裕二脚本の『初恋の悪魔』が始まったし、来週はヨアキム・トリアー『わたしは最悪』を観る予定にしてるし、忙しくなるぞ。
最も売れ、最も愛され、最も孤独だった男の生涯。こういう映画だから、思い入れによって評価が異なるとは思うけど、彼の音楽のルーツであり、拠り所でもあったブルースやゴスペルが、きちんと描かれていたのは良かっ>>続きを読む
前作から36年。冒頭から、その間に積み重なった続編への期待や前作への思い入れ、そのすべてを引き受けるような演出に感情が爆発した。そして同時に、桁違いに迫力のある映像とサウンドに圧倒される。最近の映画を>>続きを読む
久々に、心洗われるような映画だった。観た後、素直にいい映画だったと思える、そして、映画を観るってこういうことだよな、と思い出させてくれる豊潤さを持った作品。喜怒哀楽すべてがゆっくりと転がっていくような>>続きを読む
ウルトラマンという、多くの人がそれぞれに思い入れを持つタイトルで、すべての人を満足させることは難しい。テレビや映画で観た特撮作品が、エンターテインメントの原体験だった私たちみたいな世代には特に。ここは>>続きを読む
このマルチバース路線も、ロキ辺りから、やり過ぎたら収集つかなくなるだろ、と思ってたけど、今作はうまくバランスとってて、まんまとやられた。このレベルでやられると、さすがに面白い。何を言ってもネタバレにな>>続きを読む
典型的なジャパニーズ・ホラーを想像していたので、かなり面食らった。むしろ、A24的なフィーリング。個人的には好き。でも、もっと単純にワーキャー言いたい気持ちも分かる。笑
軽くビートルズの歴史を振り返る映像が流れた後、メンバーが屋上に姿を現し、最初の音が鳴った瞬間、当時、サビル・ロウ周辺で耳にした人たちも、こんな風に聴こえたのかな、と少し感慨深かった。何より、この音響に>>続きを読む
ザ・ビートルズ : GET BACKを遂に観終わる。劇場公開がなくなって配信だけになった時は、なんだよー、と思ってたけど、おかげでこんなに長く(8時間弱!)、そしてソファに寝っ転がって温温とした格好で>>続きを読む
今年の私的No.1更新。『デューン』が映画として満点なら、この作品は満点ではないかもしれないが、音楽、ファッション、スリラーといった要素や、その引用の仕方、テーマと描き方など、とにかくすべてが、あまり>>続きを読む
80年代な映画館で80年代な青春映画を。ザ・スミスの解散が87年。この映画館が今の形になったのも、その頃だった記憶。ヘビメタ好きのラジオDJがいい味出し過ぎてて、スミスよりヘビメタ聴きたくなるとこだっ>>続きを読む
これぞリドリー・スコット!という、素晴らしい出来。『最後の決闘裁判(The Last Duel)』のタイトル通り、フランスで法的に認められた最後の決闘をテーマに、重厚感のある作りになっている。ちなみに>>続きを読む
これはIMAXで観ようと、デューン💨と1時間ほど車を飛ばす。ドゥニ・ヴィルヌーヴの才能、俳優陣の演技、ハンス・ジマーの音楽、とにかく、すべてが至高で、現在の映画の到達点のような作品。そして、圧倒的な映>>続きを読む
たとえば、ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤーの新作を読むように、ケンドリック・ラマーやフランク・オーシャンの新曲を聴くように、この時代に生きていてジョーダン・ピールの映画は観ないわけにはいかない。自分>>続きを読む
劇中にも何度かウッドストックという言葉が出てきたけど、96年は今の若い人にとっては、自分が若い頃のウッドストックより更に昔の話になるんだな、と改めて。そして、実際にスクリーンの中の96年はホントに一昔>>続きを読む
ドブネズミみたいに美しくなりたい〜
写真には写らない 美しさがあるから〜
引き合いに出せそうなものは多々あれど、しばらくは、この瑞々しい余韻だけに浸りたい、そんな、この夏の大傑作青春フィルム。
もし、あの日に戻れたら。そんな夢を、映画のセットのように街並みまで再現して体験させてくれる〈タイムトラベラーサービス〉。時代に取り残され、ついには妻に家からも追い出されたイラストレーターのヴィクトルは>>続きを読む
ブラック・ウィドウが遂に公開。(ロキも含めて)もはや、観るのが半分、義務的になってる気もするけど、MCU的なものを度外視しても、フローレンス・ピューの存在感が素晴らしかった。「ミッドサマー」、「ストー>>続きを読む