NNNさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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罪と罰(1983年製作の映画)

3.8

1stショットがゴキブリ→切断とは、、笑。もし監督名を伏せられていたら、カウリスマキ作品とは思わないだろう。

虫を殺すことに躊躇いが無い男。肉を解体することが仕事で、、という語り出しのインパクトは強
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天国にいちばん近い島(1984年製作の映画)

3.0

"イメージビデオにいちばん近い映画" とはまさにこれ。

徹底して生活描写を削ぎ落としている。食べるシーンが一度も無かった。ポーチやリュック、スーツケースなどの所持品が開かれることも無かったような。風
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噂の女(1954年製作の映画)

3.6

冒頭の玄関先シーンにおける女たちが並んで去っていくショットがベストショット。

正直、途中まで何が話の軸にあるのかわからなかった。まあ、たしかに露骨な描き方だと安っぽくなりそうだから、水面下に潜ませて
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涙そうそう(2006年製作の映画)

2.8

回想は説明的であるが、人がいなくなることに関しては説明しない不思議バランス。母親死ぬ。父親去る。詐欺師消える。フラグ無しにポンポンいなくなっていく。

長澤まさみが家を出ていくところの「長い間お世話に
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座頭市兇状旅(1963年製作の映画)

4.4

シリーズの中では全然癖が無いほう。普通の映画だけど、相変わらず安定の面白さ。

序盤で斬られる男の死にざまが『用心棒』の仲代っぽい。

仕込み杖がついに折れる。

踊りながら去っていくラスト。

数え
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黒い罠 完全修復版(1958年製作の映画)

4.8

劇場公開版との相違点↓

エイキム・タミロフ(役名ジョー・グランディ)の家(?)のシーンが(冒頭長回し後の)警察の現場検証シーンとカットバックになっていること。(劇場公開版のグランディ家のシーンは私的
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.4

質としては "おばけ" の怖さじゃないですよね、これ。"不審者出没" 系の怖さだ。何の変哲もない住宅街の路地裏のせっま~いところをヘンな人がウロウロしてたらイヤだなあ、、という。空想の産物じゃなくて、>>続きを読む

猫の食事/食事をする猫(1895年製作の映画)

-

撮影のために汚したのか、たまたまをそのままにしておいたのか。

ラフ ROUGH(2006年製作の映画)

2.8

長澤まさみは美しいが、あまりに何でもない映画である。

あまりに何でもない映画であるが、長澤まさみは美しい。

書くことが無くて、試しにひっくり返してみたけど、私の中からは何も出てこなかった。

あえ
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宇宙戦艦ヤマト <劇場版>(1977年製作の映画)

2.2

4Kリマスターされた理由は『宇宙戦艦ヤマト』という "コンテンツ" がかつて人気だったから以外に無いでしょうね。これはもう "TVアニメ史" の範疇で語られたほうが幸福な作品に思えます。

動かすつも
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タトゥー(2001年製作の映画)

3.6

サイコスリラーに相応しい顔(血が通ってないような肌の白さ。どこかしら精神病質そうな雰囲気)という観点で選ばれた主役なんでしょうけど、「若き日のクリストファー・ウォーケンやらキリアン・マーフィーくらいの>>続きを読む

(1989年製作の映画)

5.0

あ~、面白かった。美しかった。

光と影の表現はさることながら、何でもない場面における音の入り方もすごい。だいたい全部すごい。

カラックスのように入ってくるThe Theのキャッチ―さというものがア
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.0

投稿映像の1stショットが釣り竿のインから。ルノワール『ピクニック』じゃん!! と冗談っぽく言ってみる。(100%冗談ですが)

何といいますか、この、、面白いってほどじゃあないんだけど、絶対に "コ
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ある犯罪の物語(1901年製作の映画)

-

記録。

5分ながら複雑な構成。タイトルを知らずに観たら「何の映画??」ってなってもおかしくない。

酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.8

志村喬は怒ると物を投げる。

バーでは、男が蓄音機の上の帽子を志村喬に投げる。

三船は花を沼に投げる。

帰宅した三船に木暮実千代が画面外からスリッパを投げる。

何だこの"投げまくり" 映画は、、
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

2.6

クライマックスのエレクトロ戦の特殊効果はスゲーと思ったけど、そこしか見所が無い!! 2時間20分モノとは思えないほどシナリオが弛んでる。

エレクトロって元々は冴えないハゲのオッサンで、巻き込まれたタ
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.0

かったるい瞬間はそれなりにあれど、なんだかんだスパイダーマンってコンテンツは大事にされてるよなあと感心するし、スパイダーマンだけはそこそこ好きかもと。(スーパーヒーローモノ、基本どれも苦手です)

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大脱獄(1975年製作の映画)

4.0

タイトル決めて、OPクレジット先に撮って、実は脚本まだ出来てなかったんじゃないかと疑いたくなるほどの荒唐無稽さだ。

プロセスなどほとんど無いままに脱獄を成功させ、仲間割れし、7人のうちのほとんどが最
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地獄門(1953年製作の映画)

3.2

長谷川一夫の鎧の青、寝室にかかっている御簾の青の色艶は他の映画で見たことない味わい。

色彩のきらびやかさ、布のきめ細やかな感触に見惚れはするけど、いいぞ~もっとやれ~というほどではない。何なんでしょ
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アンナの出会い(1978年製作の映画)

3.8

オーロール・クレマン、どこかで見たことあるなと思ったら『パリ、テキサス』のおばさんですか!! そうかそうか。万能な見た目してますね~。(私好みの女性という話じゃなくて)女優としていい。めっちゃ美人とは>>続きを読む

巴里の女性(1923年製作の映画)

4.2

チャップリン ”不在” ということもあり、長らく手に取ることはなかった未見の長編ラスト1本、ついに見ましたよっと。

冒頭の窓のショットだけでいきなり傑作じゃん!!となるんですが、中盤パリ行って上流階
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.6

三つ編みの夏帆さんもいいね~。背中のあいたシャツ着て縁側に寝転んでるシーン、どきっとする。あざといけど笑。

エピソードとしては最初の海水浴が圧倒的によかったな。

おおブレネリ歌いながら出発して歩い
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黄色い大地(1984年製作の映画)

4.6

赤い駕籠を背負って歩く人々がロングで映し出される。嫁入り行列(?)らしい。寄ると、笑っている男たちの顔が並ぶ。ドキュメンタリーとフィクションの境界に位置する顔、顔、顔~。おそらく、ひとりひとりに役名な>>続きを読む

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.0

"ミステリアスな黒髪ロングの美少女とひと夏のあいだ秘密を共有する" ってエモいよねぇ。本作の魅力はそこに尽きるな。謎はひとつのようで実はふたつであるという。

"異性に対して抱く幻想" の物語って、人
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(1972年製作の映画)

4.8

お釈迦様の絵から赤ん坊の絵へと人形を垂直落下させることで「生まれ落ちる」を表現するのすんごい感覚。

クリスティーナの好きなコト(2002年製作の映画)

2.6

トイレの水道管爆発、着せ替えごっこ、”I Don't Want to Miss a Thing” 合唱と印象に残るシーンはいくつかあるけど、シーン自体が良いわけじゃない。キャメロン・ディアスへの好感度>>続きを読む

うた魂(たま)♪(2008年製作の映画)

3.4

自分の歌う姿に酔いしれている夏帆さん。

好きな異性の前でデレデレしている夏帆さん。

鼻血を出している夏帆さん。

産卵中の鮭のような顔をしている夏帆さん。

顔を馬鹿にされて落ち込んでしまう夏帆さ
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ビヨンド 4K レストア版(1981年製作の映画)

3.4

ほとんど意味はわからないが、わかると言えばわかる。

冒頭の白黒シークエンス。ホテルを襲撃している男たちと本を開いている女の関係性は? 同一環境なのか? そうでないのか? というような理屈を気にしても
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めし(1951年製作の映画)

4.8

何という段差だらけの序盤。

まず、家の前の路地から通りへと上がるところの階段。地形的なインパクトもさることながら、人が引っかかって転んだり、出勤する夫に妻が荷物を手渡す場所しても使われる。

次に、
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.8

首吊りメモに「自殺すると思うか、アホ」て書いてあったり、カーチェイスに気を取られた少年がウィンドウにジュースと食べ物ベチャッとやったり、"ツッコミを誘発させるためなら、何でもやります" って感じのギャ>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.0

1周目がつまらない時点で2周目どうこうとはならないです。佐藤江梨子編だけでお腹いっぱい。

チラ裏レベルでも面白いものがあるという感覚はわかりますが、あえて時間をかけて得たい価値だとは思いませんね。サ
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偽りのないhappy end(2020年製作の映画)

2.6

たまたま見つけて、園子温の弟子筋と書いてあって、何となく再生ボタン押したら、姉役の人の見た目が好みで、妹役の人も存在感あるな~??と。適当に観て途中でやめるかあと思ってたらウッカリ最後まで観てしもうた>>続きを読む

赤胴鈴之助 新月塔の妖鬼(1957年製作の映画)

2.8

5作目らしい(視界に入ったのを適当にチョイス)。

役柄の見た目からかけ離れた幼稚な台詞・リアクション(線引きのためにか、ボス格だけはいくらか賢かったりする)。おそらくは小学校低学年が見ても誤解が無く
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オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.0

不良少年との2戦目が始まる直前の子役の帽子をひっくり返す演出だとか、朝日を背にふたり揃ってトレーニングを始めるシーンは記憶に残っているけど、ん~、子役のハシャいだ感じの演技がどうも苦手で、私にとってシ>>続きを読む