人生はちょっと思い出す程度の過去の積み重ねで、常に明日が待ってることをラストの美しい朝焼けが教えてくれる。
全編通して笑えるのも、日常感を際立たせている。
自分の過去の恋愛を映画化したのかと錯覚するような普遍性と、直視できない痛さ。
「時間」の不可逆性に号泣と同時に、今自分の中にある全ての「好き」を大切にしたくなる。
探偵×屋敷×相続問題etc、「ベタなミステリーの舞台みたい」と語るエリオット警部補の、物語から少し外れた立ち位置からの冷静なツッコミが笑える。
ラスト10分!地方の閉塞感に包まれるか、突発するか!常識に流されるか、抗うか!
ダサくて、情けなくて、チープだけど、掴んだ嘘のない自分だけの言葉!刺さる。
圧倒的恐怖と重厚な人間ドラマ。ホラージャンルへ科学的にアプローチする誠実さ。カラス神父の抱える普遍的な苦悩と決断。
止まらないワクワクと、最後の小さな希望に感動。
光に弱く、暗闇にしか存在できない霊。このルールが最後まで守られてるから、インフレせずに緊張感が持続する。
ワンアイデアを最大限活かす姿勢が好き。
モノクロの映像に黒い洋服を着た女性が映える。立っているだけで異様に不気味。
本業建築家で副業ゴースバスターの男に寄せられる幽霊相談という設定が絶妙。
代表の夏目氏は凸凹を組み合わせることが「センスある仕事」と語り、障碍者に「カッコいい仕事」をしてほしいと話す。
その視点が福祉には必要。
モンスターがただのブヨブヨだから、殺される人側のリアクション芸で恐怖演出!
記号的な登場人物ばかりだからこそ、気楽に楽しめちゃう。ラストのオチも好き。
どうしようもない災いが起こっても、十数年後にこんな夜があるなら生きていける。
背負っていた鞄を「その街」に置く美夏と、鞄を背負い仕事に向かう勇治の決意に涙。
「お前が死ぬんかい!」。型通りに進まない展開にツッコミが止まらない!
政治思想に偏らず、個として行動し、何事にも動じないヒロインが凛々しい!
皮肉はあるけど差別がないダイバーシティ。他者を受け入れたら世界はこんなにもハッピーなんだと伝えてくれる。
キュートな登場人物達に毎日会いたい。
追いかけてくる過去と向き合うことで、人生が交錯する登場人物達のように、後悔を土台に人生を築きたくなる奇跡の3時間。
ラストの驚き!含めて映画表現が凝縮。
不登校という痛みを共有しながら、自分達の未来を紡ごうとする7人の姿に涙。
7人とは別の視点で「たかが学校のこと」と広い世界を提示する転校生が印象的。
家族という閉ざされた世界の不気味さと愛おしさ。
人間と羊が子供を奪い合うストーリーも、アダの姿もすべて滑稽だけど切実。
性的暴行による友人の死という過去に執着する主人公。
重たいテーマでアンハッピーなのに、高揚感が残る新感覚。
他者に対して熱を持てない主人公に共感。
それでも「もらったら返す、返されたら受け取る」という他者との関わり方をパチンコ店で居合わせた女の子が教えてくれる。