てんやもん太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

てんやもん太郎

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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度見てもうっとりする。
主人公のシャツの色がとにかくいい。
街並みに合っている。美輪明宏が街の景色の一員になるような服を着なさいと言ってたが、こういうことか!
当然、パリの街並みも素敵でオープニング
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やりたいふたり 寝取られの美学(2019年製作の映画)

4.1



初めて劇場でピンク映画を観た。

なんか途中、後ろの方の席からいかがわしい臭いがしてきたけれど、ここはピンク専門の小屋じゃないぜ。
でも臭いも、気にならないくらい面白かった。

ちゃんとエロく、ち
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.5

前半と後半の差、、、笑
でもシームレスに移行していったというか、違和感がない。
わざわざ、あえて、嫌がらせを受けている様な映像。
不快なのだけど、じゃ観るのをやめるのかというとそうでもない。
手で顔を
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

最初、なんかよくわからなくて、眠かったのだけど、
内容がわかった時には、もう目が離せなくなっていた。
今出来うる、最良の選択を人は必死に探しているかしら。
最高の選択ではなく、最良の選択。
心の中のあ
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

4.1

よかった。
田舎らしさって綺麗な風景とか、温かい人とか、厳しい自然とか、
そんなのではなく、
車での移動時間に尽きるというのがなんだか確かになーと感じた。
『ここは退屈迎えに来て』というなんとも受動的
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ガチ星(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

渋い!!
男の映画って感じ。
華のある俳優さんがいないのがいい。
なんというか俳優全員の雰囲気のトーンと映像のトーンがとても合っていた。
主役の方、松尾スズキとリリーフランキーを足して2で割ったみたい
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.2

全く展開が読めなかった。
全てが絶妙なさじ加減。
こういうのをセンスが良いというのかな。

俳優のトーンを抑えた演技が本当に素晴らしい。
これは自分の好みなんだろうけど、盛り上げようとし過ぎるのが嫌だ
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やっさもっさ(1953年製作の映画)

4.4

なぜだろう。
全然飽きなかった。
そしてなんだか品の良い笑わせ方だったなぁ。
さらっとおまけのように笑わしてくれる。
俳優の演技もギトギトしてなくて良かった。
お話がとても良くできている。
とはいえ最
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台風家族(2019年製作の映画)

4.0

最初はなかなか、構えてしまったけれど。
兄弟が全員揃ってきてから、徐々に慣れてきた。
それはこういう風に楽しめばいいのかというような見方がわかったからか。
結構あり得ない設定が続くのだけど、そのあり得
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コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

フランシス・ハの男版みたいな印象。
コーヒーがいつまでも飲めないっていいなぁ。
コーヒーを飲むということすら思い通りにいかない青年。
もちろんそれ以外もうまくいかないわけで。
そしていつも他人にタバコ
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てんやわんや(1950年製作の映画)

1.8

退屈。
小説がとても好きなだけに非常に残念だった。
初めて映画館で寝てしまった。
なんとなく薄く全部の話をなぞったという印象。
焦点をどこに当てるのかがハッキリしなかったな。
淡島千景はすでに、淡島千
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大番 完結篇(1958年製作の映画)

4.7

ここまで来るともはや、それぞれのキャラクターが可愛くて、
ストーリーはそんなに気にならなくなってくる。
それぞれが幸せになって欲しいという気持ちで観ていた。
一人の男の七転び八起き!!
ギューちゃんに
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続々大番 怒涛篇(1957年製作の映画)

3.5

三木のり平のジャケットの着こなしって本当にかっこいい!
そして身体の使い方がやっぱ独特なんだけど、上手だなー。
十朱久雄もいい味出してる。
山茶花究にしても、みんなわずかなシーンだけどしっかりと印象を
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続大番 風雲篇(1957年製作の映画)

3.2

今回は笑える要素が少なくなったものの、お話としてはもちろん面白い。
何と言っても淡島千景がもう全開だった!
怒ったり、笑ったり、泣いたり、拗ねたり、ちょっかい出したり。
全ての仕草が可愛い。
今日のラ
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

4.5

笑った。
くだらな過ぎて笑った。
このバカらしさって本当にいいなー。
同性愛の話ってどうしても重たくなるし、もしくはがっつり笑わして泣かせるみたいな重量級のが多い気がして。
この映画、ドラマはライトに
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大番(1957年製作の映画)

3.8

健康的に面白かった。
全然押し付けがましくない、説明的でない牛ちゃんの女好き、大飯食らいに、思わず笑ってしまう。
淡島千景がいじらしい、可愛い!!!
有島一郎の品の良さ。
そして、三木のり平はやっぱり
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「エロ事師たち」より 人類学入門(1966年製作の映画)

2.0

一時期DVDが1万円くらいになってて、ずっと気になっていたのに買えなかった。
そんなた時に、ツタヤで偶然発見!!!
てか新しくDVD販売してるのか。
ワクワクしながらすぐ家に帰ったのだけれど。。。。
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天気の子(2019年製作の映画)

3.6

とにかく画がすごい!
めちゃ綺麗だし、あんまよくわかんないけど、こんなに看板広告ってアニメでしっかり描かれるもんなのか。
景色は本当に飽きないし、雨も種類が豊富で、外で雨降ってんのかって思うくらい音も
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

自分が今まで映画館で見た回数が一番多い映画。
小学校の時、本当によく通ったなー。
今見ても、鳥肌が立つし、カッコいい。
本当に細かく作ってるし、なんでこんなにリアルなのだろう!
未だに新しい発見がある
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月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

3.0

俳優さん、みんな上手だなー。
監督も割と新人の方みたいだけど、上手だなー。
観やすい。でもそれ以上の何かを感じなかった。
あれ、なんで主人公の子って泣いてたんだっけ。みたいな。

作品の中に、後ろめた
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裏窓(1954年製作の映画)

3.5

本当によくできてるなーと思いながら、そんなに見えるかなという、当たり前のことを思ってしまう。
あー見えない!!みたいなストレスがもっとあった方が面白かったかも。
あと結構笑える!
お手伝いのおばあさん
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

4.5

優雅な紳士たちの競演!
全員スーツの着こなし、立ち居振る舞いがエレガント。
緻密に練られた計画と、計画通りいかない感じ!
最後の犯人が最高にクール!
日本だと、ダラダラ身の上話になったり、泣き崩れたり
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サイコ(1960年製作の映画)

3.0

よく出来た話だなー。
全部ちゃんと動機があって、説得力がある。
でも、スリルサスペンスとしてドキドキしたかというとそうでもない。
ちょっとギャグみたいに感じてしまうところも笑

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.4

サラッとしてるの好きなんだけど、ちょっとサラッとし過ぎとちゃうやろか。
時間が意外と流れているからか、なんとなくダイジェスト感がする。
一人の一人生なんて、そんなものだろうけど、もう少しどこかに焦点を
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

2.4

巨大な才能を持った人は、光が強ぎて、側にいる人はその光に焼かれてしまうのかな。
周りのエネルギーを吸い取りながら生きているとも。
そして音楽に徹し切れるある種の非常さ。
でもなんだろう。ビルエヴァンス
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.2

もしかしたら人は、何が好きなのか、どうすることが好きなのか、
ということではなく、
何が嫌なのか、なにに対して引いてしまうのか、
ということをベースに生きているような気がした。
多分、好きなことを優先
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.9

なんだか可笑しい。
ゲラゲラ笑うわけじゃないけれどニヤニヤ、クスクス。
セリフもいいし、行間もいい。
なんて豊かなやり取りなんだろう。
字面との本人たちとの差が可笑しい。
間を埋めてくれる、コーヒーと
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おと・な・り(2009年製作の映画)

1.0

綺麗なお話を、綺麗な映像で、綺麗な男女がやってもあまりピンとこない。
モデルの男の彼女がブスだけど、いい女と付き合ってたら良かったのに。
口ずさむ歌が、マキシマムザホルモンとかなら良かったのに。
ちょ
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.8

男の願望に答えまくっている映画。
秘密を共有する共犯関係っていいなー。
大人の女性の役になんとか立ちたい笑
「靴」と「歩く」という言葉のかけかたがまたねー。

二人がどんな環境で、どのように生きている
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新・狐と狸(1962年製作の映画)

4.3

なんだか今の時代に通づるな。
行商人という職業が衰退していこうとしている中で、
どのような行動を取っていくのか。
フランキーのような若者、最後まで続ける加東大介。人それぞれ。
現在も、ロボット化が進ん
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狐と狸(1959年製作の映画)

4.0

自分の仕事とは?
疑問を持ちながら、辞める決断をする者、それでも続ける者。
このテーマは不変のものだろうな。
もちろん詐欺なので堅気より遥かに思い悩むだろうが。

加東大介の仲間との接し方がカッコイイ
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自分の事ばかりで情けなくなるよ(2013年製作の映画)

1.0

MVを無理くり引き延ばして映画にした印象。
わざわざ映画にしなくても良いのではと思ってしまった。
説得力ってなんだろうと思った。
説得力がなくても面白いものは面白いのだろうか?
意味がわからなくても面
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キャロル(2015年製作の映画)

4.6

二人の主役が魅力的過ぎる。
どのシーンも、とても複雑で豊か。
演技の繊細さ、そして緻密さ。
ラストに近い、ケイトブランシェットの演技!
高ぶる感情をなんとか理性で押さえ込もうとして、それでも溢れてくる
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.5

眼差しの映画だと思った。
どの出演者も印象的な眼差しだった。
言いたいことは、ほとんど言葉にできないものなのだなぁと。
おそらく字幕がなくても結構理解できそうな気がした。
感情のままにならず、最後まで
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.2

セリフのやり取りも、シーンも、飛躍が凄いな。
それがとっても癖になる。
大概会話の内容は予想しながら、見てるし、普段はその範囲内で収まることが多いけど。
この作品の会話のやり取りは本当に気が抜けない。
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裸の重役(1964年製作の映画)

4.1

森繁先生上手だなー。
セリフの微妙なニュアンス。
臭すぎず、でもこちらに伝わってくる。
いろんな思いが混じったセリフをそっと吐く感じ。

草笛光子のいい女感。
児玉清、かっこいいなー。
自分に合った環
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