てんやもん太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

てんやもん太郎

てんやもん太郎

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の・ようなもの(1981年製作の映画)

2.8

その時代のゆるさ、おおらかさのようなものは見ていて楽しいけれど、
作品としてはなんかイマイチ。。。
途中で飽きてきちゃう。
秋吉久美子はめちゃ可愛い。

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.7

俳優がとにかくみんなうまい。
結構悲惨な話だけど監督の少し距離のある冷ややかな視線が笑える。
カメラも遠くから撮る画が多くて、結構すごいことが起こっているのに、
それがまた笑える。

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.2

心地いいゆっくりとした時間が流れる作品。
慌ただしい日常を過ごしてる時なんかジワーと染みる。
いい意味であまり執着しないというか、拘らないというか、そのゆるーい感じが小林聡美の魅力に合間って心地いい作
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

4.6

人生は同じことの繰返しで、ギリギリ耐えられるか耐えられないかの特別でない不幸を抱えて行くものなのだなと思ってしまった。
もちろん本人にとっては特別なのだが、そんな不幸は街の一部に過ぎない。
なんか北海
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シュリ(1999年製作の映画)

3.0

昔これをみて、大号泣したけれど、今見返すとそうでもなかった。
ツッコミばかり入れたくなってしまう。
俳優さんはみんな素敵だけど。
自分がそれだけひねくれてしまったということか。

ハゲタカ(2009年製作の映画)

3.3

大森南朋かっこいいなー。
なんかわかりやすい、キャラじゃなくていい。
実はいいものだったみたいな、わかりやすい人物でないからいい。
どっちかに振ってないから面白い。
ドラマからだけど少しづつ、柴田恭兵
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東京ウィンドオーケストラ(2016年製作の映画)

3.5

設定や脚本が少し荒い感じかしたけど、監督さんの品があるのか、なんだ好感を持って観られる。
遠くから撮る画が可愛くてなんだか笑える。
小市さんの演技が、作品の品格をぐっとあげている。
もう一人の市役所の
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ゾウを撫でる(2013年製作の映画)

4.2

全く期待していなかったのに、すごくいい映画だった。
最初はサスペンスなのかと思っていたら、いろんな思いを抱えて映画に関わる人たちのお話。
あまり寄って来すぎない感じが観ていて心地いい。
なんだかとって
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.3

可笑しくって、可愛いらしい映画だった。
すごく親切でわかりやすい。けどそれが全然余計じゃない。
とても久しぶりに見たが、こんなに面白い映画だったのかと再認識。
子供の頃は竹中直人が可笑しかったけど(も
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眼下の敵(1957年製作の映画)

3.8

なんだかシンプルな映画!もちろんいい意味。
綺麗事は綺麗事として面白いなという感じ。
戦争は当然、悲惨なものなのだけれど。
その悲惨さではなく、人間はこうあってほしいという希望が描かれているような。
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悪名(1961年製作の映画)

4.1

勝新と田宮二郎がとにかく格好いい。
登場人物がカラッとしていて見ていて気持ちがいい。それに人情というのか、全員なんか筋は通すみたいな。
ちょっと登場する市井の人たちも狡くていい。田宮二郎に50銭とふっ
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デーヴ(1993年製作の映画)

3.5

嫌なところが一つもない優しい映画。
ただ、もう少し笑いたかった。
毒がない分、少し物足りない気も。

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.5

気持ちよーく笑える映画。
脇役もみんないい味出してる。
何と言ってものんびりしてるのがいい。
決して物語的にはのんびりしている訳ではないけれど、
切羽詰まってないというか、なんかバカっぽいというか。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

アルパチーノ!!
こんなに魅力的な気難しい老人いるか?
なんだか監督の品のあるセンス溢れる優しい映画。
後味のいい映画ってやっぱり素敵だな。
こーゆー映画って今あんまりない気がする。。。

摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)

3.8

圧巻の演技力。
ジャックレモンの演技が凄すぎる。
頭の中が高速回転していて、そのジェットコースターが最後まで全く飽きない。こんなに俳優同士のやり取りが面白いのもなかなかない。
でも、これは映画より舞台
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GONIN サーガ(2015年製作の映画)

3.1

男たちの挽歌をなぜか思い出した。
ツッコミどころ満載だが突っ込ませない何かがある。
きっと1はもっと面白いのだろうな。

母と暮せば(2015年製作の映画)

1.0

慎ましい映画。
慎ましくてお行儀が良くてなんだか退屈。
過去ばかり振り返る映画。
そして最後は笑撃のオチ。
感動的なシーンもあるけれど、ずっと湿っぽい。
別に刺激が欲しいわけではないけれど、
これはち
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淵に立つ(2016年製作の映画)

3.5

人間が面白い。
なんかみんな想像つかない。
そして一つ一つが凄い緻密。
何度も見返したくなる映画。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

感動した。
宮澤りえって言葉がとっても強いなー。
その人の言葉の背景、相手に対する思いやりがふっと見えた時、感動するなー。

恋人たち(2015年製作の映画)

5.0

ありきたりで安っぽい言葉になってしまうけど、
とてつもなく誠実な作品だと思った。
誠実過ぎて、生々しくて、繊細で、観ていてヒリヒリする。
なんでもない風景もすごく特別なものに見える。
最後のエンドロー
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ローリング(2015年製作の映画)

3.0

薄暗い全体の雰囲気が良かった。
演出は好き。
俳優の演技がなんか小賢しい感じがした。
ユーモアって本当に難しいな。
きっと微妙なさじ加減なんだろうけど。
人間のダメさを笑い飛ばさないところにちょっと消
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.7

事故に対しての向き合い方がそれぞれ面白かった。
もっと暗いのを想像してたけけど、コミカルでよかった。
ストーリー、人間の配置とかがなんかいい。
どの映画でも、良くも悪くも危なっかしい人って魅力的に見え
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.1

訓練校の雰囲気が良かった。
肉体労働の休憩中とか話してる内容とかなんかいい。
バイト経験があるのだが調度あんな感じだった。
オーバーフェンスってタイトルがいいな。
蒼井優ってすごいな。
あんなん日常に
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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

2.5

前田さんの作品、舞台だと好きなのだが。
映像はあまり面白いと感じなかった。
セットとか雰囲気とかは好きだった。
主役二人に華がありすぎるのかな。
日常感があまりないというか。
不条理は徹底的に日常感、
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痴人の愛(1967年製作の映画)

4.0

小沢昭一万歳!!
あの海パンで崖の上に立った時の冴えない顔。
いやー、笑った。
小沢昭一がやると、リアリティがあるな。
なぜか共感できる。
思いっきり舵を切らない抑えた演技が素晴らしい。
複雑な神経の
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.6

不思議だ。
最初は不条理喜劇、それともホラー?
という感じ。浅野忠信が普通過ぎてプッと笑ってしまう。
なんか松本人志のビジュアルバムを思い出した。
映像がなんか印象に残るシーンが多い。
最後はなぜか泣
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

1.8

つまらなかった。
前半は面白かったのに。
相変わらず子供は素晴らしい。
演出が悪いわけでもない。
やっぱりストーリーに冷めてしまった。
何だろう。途中からだんだんしゃらくさくなってしまった。
前半は青
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.2

子供が凄い。
凄すぎていろいろ調べてみたら、1年間WSオーディションをやったという。
演技臭さみたいなものがほぼない。
素直にいるって感じ。
うーん。眼がいい。

基本的にはじっとりした重めの作品だけ
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尊く厳かな死(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごく誠実な映画だと思った。
何を大切にして、どんな選択をすれば良いのか自分と照らし合わせながら観ていた。
あぁ。息子が母親の身体を拭くシーン。
母親の作ったお茶ってうまいよなー。
最近、涙もろくなっ
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うなぎ(1997年製作の映画)

4.0

なんだか不思議な映画。違和感というか、気落ち悪いというか。
でもそれが面白い。
ずっと見ていられる。
役所広司はどんなに真面目にやっても滑稽というか面白いな。
柄本明が説教くさくなりそうなところを人間
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.2

全てがごちゃ混ぜになった映画。
なんでもあり。
俳優の演技から映像、物語まで全てがごちゃごちゃしてる。
陰と陽が混ぜこぜ。
白猫と黒猫が交尾してるし笑
全体的に埃っぽい感じがとてもいい。
こうあるべき
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あしたのパスタはアルデンテ(2010年製作の映画)

3.8

面白かった。
同性愛の映画ってガッツリ感動かガッツリ笑わせようとするものが多い気がするけど、これはなんか控えめでいいなー。
クススス笑えるし。
もちろん感動もするけど。
しかし、女優さん可愛かったな。
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海街diary(2015年製作の映画)

2.5

ほのぼのした鎌倉観光PRのような映画だった。
ほのぼの系好きだけどこの映画は途中で飽きてしまった。
画が綺麗すぎるのかな。
四姉妹の表面には現れなくても、内面にもう少し何かあって欲しかった。
いや、あ
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セッション(2014年製作の映画)

3.8

なんと息苦しい映画だ。
全体的に照明が暗いし。
緊張感のみで最後までもたせてしまった。
潔い作品。
普通のサクセスストーリーや、成長物語とはまるで違う。
主人公の達成感や、成長を必要以上に描いてないの
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.2

この監督さん、好きだな。
煽らないところがいい。
とにかくみていて心地いい。
音響がまたいい。
役者さんも魅力的にみえる。
役所広司が走ってくるところなんか凄くいい。
小栗旬が虫の声を無視するとこいい
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.8

どこにでもいそうな主人公が映画のタイトルになっているのが凄い。
主人公の名前が映画のタイトルになってるのは相当個性的なキャラじゃないと成立しなさそうだけど。
なんだかとりとめもない話なのに、この監督の
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