たてぃさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

たてぃ

たてぃ

映画(275)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ベルファスト71(2014年製作の映画)

3.9

ジャケット見た限り「生死をかけた鬼ごっこ」だけかと思いきや、イギリス軍とテロ組織の駆け引きも展開されるサスペンス要素もあって面白かったです。

主人公の新米兵士が敵だらけの街に一人残されてそこから脱出
>>続きを読む

ヴィクトリア(2015年製作の映画)

4.0

2時間20分の作品をワンカットで作った!こういうケースだとストーリーがゆっくり目かと思いきや、結構ハラハラな場面が多くてクオリティ高かったですね。カメラワークもブレまくりってほどでもなかったし。

>>続きを読む

裁かれるは善人のみ(2014年製作の映画)

3.9

まさに「おそロシア」で夢も希望もない作品…ただただ絶望あるのみ…しかしこんなドロッドロな権力の腐敗を徹底的に取り上げたのをよく作品化できたなぁ、と感心しました…昔のロシアだったら上映禁止どころか監督の>>続きを読む

コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

4.4

「ベルンの奇蹟」に続きドイツのサッカー映画で泣かされました…( ;∀;)

1870年代、イギリス留学から帰ってきたドイツ人が英語教師として赴任。そこで、まだドイツに伝わってなかったサッカーを通してフ
>>続きを読む

バトル・フォレスト(2011年製作の映画)

3.7

ジャケットと邦題見る限り「ナチスドイツとソ連赤軍のバトルアクション?」と思いきや、全く違いました…ソ連のお宝をナチスが奪還を目論み、ソ連側がそれを死守しようとする話です。しかも、ジャケットに大きく描か>>続きを読む

ダ・ヴィンチ・プロジェクト(2004年製作の映画)

4.5

「ハリウッドじゃない方」のポーランド映画です(しかも10年以上前の作品)。予想以上に面白かったwww(*≧∀≦*)それに謎の日本人(ミスター・タナカ)も出てきたしwww

ポーランドの国宝でダ・ヴィン
>>続きを読む

アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

4.2

予告編を見た限りでは「ゴースト」のような恋愛ファンタジーかなと思いましたが、そのあたりは少なめでした。説明がかなり少なく「あとは自分で感じてね」の視聴者に委ねる系の作品でした。

で、私自身が感じたこ
>>続きを読む

ギルティ(2004年製作の映画)

3.5

スウェーデンが舞台の作品でしたが、なんてわかりやすい英語のセリフ!でしたw

湖畔の別荘で男の惨殺体が見つかり、捜査していくと、なんと被害者は若い頃にナチス親衛隊SSに所属していたことが分かり、またナ
>>続きを読む

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

いやあ、なかなか見応えある作品でした。まず、男女によって作品の見方が異なります。男にとっては「些細な出来事」と捉えがちなのだが、女はそれが許せない。一方で逆のこともあったり。

また、日本人なら「さっ
>>続きを読む

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

4.2

スカッと痛快なコメディーwwwでも最後はしっかり泣かせる…(T_T)…イタリア映画らしい作品でした。

ロンドンを拠点にしていた建築デザイナーのイタリア人女性が主人公。そんな彼女がローマに戻ったら…ま
>>続きを読む

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

4.2

アートとして&旅人目線(特に街並みと美女)で鑑賞して充分楽しめました。余計な説明は一切なしで「さぁ、考えてごらん」的な作品で好きです。ただし、「6年前に出会ったシルビアという女性を探して見つけて、そし>>続きを読む

ブロンド少女は過激に美しく(2009年製作の映画)

4.4

ひゃぁ〜〜〜〜ズッコケたぁwwwジャケットにも書いてある「驚くべき愛の結末」が「そういう結末なんかぁ〜いwww(髭男爵風)」とツッコんでしまいました…(^◇^;)

主人公の青年(ベッカム似?)が美少
>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.2

これぞジャーナリズム!な作品。権力側の不都合な真実を暴き、圧力にも臆する事なく取材し記事にする物語。実話ベース。派手なシーンは少なかったけど、記者達がカッコよかったwww

カトリック神父に沢山のロリ
>>続きを読む

影のない男(2004年製作の映画)

3.8

ドイツのサスペンスもの。レンタルした後にFilmarks覗いたら「うわっ、レビュー数少なっ!採点低っ!(こりゃハズレか…)」と思いきや、予告編で『「ラン・ローラ・ラン」や「グッバイ・レーニン」の製作陣>>続きを読む

ピエロの赤い鼻(2003年製作の映画)

3.8

若気の至りで他人の人生を奪ってしまい、十字架を背負うことになった20〜30代前半のフランス人の話のはずなんだが…役者さんが40〜50代…違和感がありましたねえ…(´Д` )それでも泣きましたが。

>>続きを読む

ベルンの奇蹟(2003年製作の映画)

4.2

サッカー映画でこんなに泣いたの初めて…(T_T)

第二次世界大戦が終わってから9年後の1954年、サッカーワールドカップが行われ、①西ドイツ代表が優勝する物語、②決勝ゴールを決めた選手と友達である少
>>続きを読む

MON-ZEN [もんぜん](1999年製作の映画)

4.0

ドイツの中年兄弟が日本に来て禅の修行体験をする話。ハンディカメラによるドキュメンタリータッチでの超低予算的作品ながらも楽しめました。

禅の修行体験のため日本へ渡航しようと計画してた弟。そこへ兄からの
>>続きを読む

ペイド・バック(2010年製作の映画)

4.0

予想以上に複雑なサスペンスものだったので最後まで飽きずに鑑賞できました。

イスラエルで英雄扱いの主人公レイチェル。1997年、その娘が母親の生き様を本に書いて出版されることに。その生き様とは、ナチ狩
>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.8

キューブリック監督の作品だから期待が大きかった分、鑑賞後は「こんなモンなかな…」って感じでした。

前半の海兵隊の訓練の部分では期待通り(教官による訓練生への罵声の連発)、後半のベトナムでの戦場の部分
>>続きを読む

彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

4.1

多くの賞を受賞した同監督の作品「別離」同様、観ているうちにどんどん引き込まれていきました。

バカンス休暇で海に向かうカップル3組&子供、そして婚活中の男と彼女(お見合い同然で引き合わせる)。そしてタ
>>続きを読む

ビハインド・ザ・ウォール ベルリンの壁・最後の脱出(2008年製作の映画)

3.8

ベルリンの壁が崩壊する2カ月前から崩壊までを描いた作品でした。5年前に壁を越えて西側に亡命しテレビ局で東ドイツの市民を鼓舞するために東ドイツの不都合な部分をニュース映像で伝える主人公。その恋人はハンガ>>続きを読む

君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956(2006年製作の映画)

4.4

予告編を見ただけで既に目から汗…そして鑑賞後も大汗…(T_T)…青春、恋愛、歴史、戦争、スポーツと見どころ満載な作品でしたが、メインは五輪に出る水球男子と学生運動幹部の理系女子の恋愛モノと自由を求めて>>続きを読む

国家の女リトルローズ(2010年製作の映画)

4.2

ナチスドイツが去った後もポーランドはユダヤ人排除を自らの手でやっていたという暗く悲しい過去のお話…

1960年代後半の東西冷戦の真っ只中、ソ連支配下の共産国家であるポーランド。秘密警察に勤める男とそ
>>続きを読む

人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.9

6つのオムニバスからなるブラックコメディ作品。死人が出るケースもあるので賛否両論ですが、個人的には楽しめました。タイトルにある「スイッチ」とは、怒りのスイッチのことで、それは瞬間湯沸し器のごとく急にス>>続きを読む

ラストデイズ・オブ・サードエンパイア(2004年製作の映画)

3.8

邦題見て「ヒトラー 最期の12日間みたいな作品か?」と思ったら全く違いました…原題は「エーデルヴァイス海賊団」…簡単に言うと、ナチスの体制に反抗してた不良少年グループの青春映画です。しかも実話ベース。>>続きを読む

ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所(2006年製作の映画)

3.1

第二次世界大戦後、ドイツ軍捕虜が真冬のソ連レニングラードの収容所へ移送され、そこには女看守たちが…ジャケット見た限りでは…「このナチ豚ども!拷問の時間だあああ」という展開かと思いきや…飯は食える!過酷>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

4.5

映画館で観るべきだったと後悔しました…それくらいカメラワークと音声が素晴らしかった…

アウシュビッツでユダヤ人をガス室へ送り、その後死体の処理&灰を川へ捨てる特別な労務を任された「ゾンダーコマンド」
>>続きを読む

スリーピング・ボイス 沈黙の叫び(2011年製作の映画)

4.2

スペイン内戦を扱ったスペイン映画ってなんでこんなに泣かせるんでしょうか…「蝶の舌」「ペーパーバード」「ミツバチのささやき」に続いて今回も…>_<

1940年、世界は第二次世界大戦に突入、しかしスペイ
>>続きを読む

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.3

フォロワーさんの方達がオススメしてたので観たら、ヒェ〜〜、傑作やんけwww Filmarksやっててよかった!フォロワーさんありがとう!

サスペンスっていうと、北欧!だったのですが、今回はスペイン映
>>続きを読む

杉原千畝(2015年製作の映画)

4.1

反町隆史さんが演じた杉原千畝さんのときは大泣きしましたが(シンドラーのリストのようなラストで)、今回はそこまで泣きませんでした。ただ、ビザを発給した後の彼らの人生が描かれていたのでトータル的にはこの作>>続きを読む

ムーンライティング(1982年製作の映画)

4.4

す、すごい…共産主義国家だった当時のポーランド情勢をたった4人の不法労働者間での出来事で表現している…ブラックコメディを交えて…いかにもスコリモフスキ監督らしい作品でした…

1981年12月、ロンド
>>続きを読む

大地と自由(1995年製作の映画)

3.8

スペイン内戦で義勇兵として戦ったイギリス人男性の話。ジョージ・オーウェルの「カタロニア讃歌」が原作か?と思わせる設定が多かった気がしました。

スペイン内戦とは第二次世界大戦の前に起こった内戦で、ファ
>>続きを読む

アグネスと彼の兄弟(2004年製作の映画)

3.8

3人兄弟の話で…
・政治家として成功を収めているが家庭に帰ると孤独な長兄(妻に夜の営みを求めるも拒否される)
・図書館の司書として働くも性欲が強くしかも覗き癖のある次兄(職場でナンパするなよ…)
・性
>>続きを読む

MY FATHER マイ・ファーザー 死の天使(2003年製作の映画)

3.8

アウシュビッツで人体実験を繰り返した“死の天使”ことヨーゼフ・メンゲレの息子ヘルマンが主人公で、その父に会うため逃亡潜伏しているブラジルを極秘で訪れた時の話。

ドイツの学校で父のせいでいじめられ先生
>>続きを読む

アマチュア(1979年製作の映画)

4.1

田原総一朗さんの若い頃ってこんな感じだったのでは?と思いました。
共産主義時代のポーランド。工場で働く主人公はまもなく子供が生まれるためビデオカメラを購入。それを知った職場の上司からパーティの模様を撮
>>続きを読む

(1959年製作の映画)

4.5

第二次世界大戦を扱ったアメリカの映画だと「ドイツ=悪者」が多いので、アメリカ映画を多く観てる方にはそう思う方も多いと思います。しかし、ドイツ軍全員がそうではないことを知るという意味では、この作品をぜひ>>続きを読む