mashiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

キャンドルの光。
ゆらゆらと覚束ない蝋燭の灯火が、彼女たちの惹かれる心、彼女たちを待ち受ける未来を示していた。それはその関係性・有限性を映し出す切なさであり、また彼女たちに残された微かな希望の光であっ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

猛暑故の爽快感
ただひたすら物語として格好良い、美しい、完璧である。
弱さは常に勝者の中に、記憶と重なることで見える世界

ブロンド少女は過激に美しく(2009年製作の映画)

4.2

外見と内面の乖離を理解しながら、その薄汚れた中身を外側で補おうとする姿勢がズルくて罪深くて可愛いと私は想ってしまいました、きっとこの繰り返しで生きてるであろうルイザの生もなんとなく切ない、あと全てを知>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

「隔たり」ってこんなにもあるのかと気付かされる、そしてそれを1つずつ埋めていく、2人の清い想い。アイデンティティやステータスに囚われることなく何者でもなくありたい

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.9

フォーキーが可愛すぎて好きすぎて涙が止まりません推しキャラ決まりました
なぜ生きてるかはわからないけど僕たちはおもちゃなんだよっていう最後の言葉がとっても温かくて切ないね

トップガン(1986年製作の映画)

3.7

むさ苦しい男のスポ根映画を溶かすトムクルーズの凛々しい顔つきと肉体そして黒髪、機転を利かせたクスッとさや賢い恋愛も盛り込まれたまさにザアメリカ映画
Weakness makes us strongって
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SEVENTEEN POWER OF LOVE:THE MOVIE(2022年製作の映画)

5.0

自分を愛してくれる人達の幸せのために生きる人たち。これに尽きる気がする。彼らの欲・自我・感情は優先されることなく、常に後回しであることが心配になる。自分にとっての幸せを他者に委ねること、それがどれだけ>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.1

シーズン2.3が待っているからこそのこの評価。共存や塗り替えという現象がどう変化していくかとても楽しみー!

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.2

欲や穢れは使わなくとも知らねばならない
悪には悪をで良いので、善には善をであってくれ世界
鈍く生きることは決して悪くなく、感情は浪費すべきで無いということの裏返しです、よく心に留めておけ私

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

5.0

変わっていくタイミングってこんなにも些細なこと。世界が広がるにつれて知りたくなかった感情まで知ってしまったキキちゃんに「前よりもずっと良い顔してる」と伝えたウルスラの言葉がとっても優しくて大好きだ。な>>続きを読む

グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013年製作の映画)

3.9

圧倒的美の後の無の生、更にそれを描けないという絶望、沼に陥りながらも、それを紛らわす空虚な鮮やかさが見事だったように思う。宗教から遊びまでこなす人間、端から端まで足を掛けられる側面は賜物として消費する>>続きを読む

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

4.8

ポスター1つに全てが詰まっている作品、葵ちゃんの視点で描かれた世界、底無しに愛すべき。大好きでたまらない人たちの幸せを願うか、我儘な自分を認めるか。みんなが経験したことのある共感材料を使うからこそ物語>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.3

あるある〜〜みたいな映画が自分にあまり刺さらないことに気づき始めている、かつダディ最高だけどこれだけどん底に突き落とされるとなかなか他人の声って響かないものだと思います、、それが家族であっても
結局救
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生きちゃった(2020年製作の映画)

5.0

セブチが愛してるを濫用する原理を見た、そして私が感じている言語の先天性を1つの作品で全て語り尽くしたクソヤバ物語
中国語と英語学ばせたの誰だし頭キレキレだし推さねばならない理由

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

生と最も距離が近いのは、死と隣り合わせであるとき

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

ネトフリオリジナルは現代社会や国家システムに超強気だから好き、物語はやや誇張気味だけど本当にクソみたいな世界を生きてるんだなと思う
隕石衝突により地球滅亡を告げられた人々は…と告知もされてるし、そうい
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.6

高校生の時に観た日から、あの屋上の景色と2人の表情だけは強く記憶に残ってた。この映画好きだったな、という漠然としたものだけど、そういう感じだった。私にしては珍しい残り方。にしても内容忘れすぎててほぼ初>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.9

結局人間、人のために生きることってできないのでしょうね。世のため人のためと言いつつ自分のため。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

ティモシーとシアーシャローナンの関係性で論文書ける
女性は結婚する以外にも沢山生き方、輝き方がある、だから私は結婚しない、だけどとてつもなく寂しいの、というジョーの言葉は、現代の核心を突いていると思う
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.1

 自分の人生がジャンプ、漫画、アニメにこんなにも触れるものになるとは、数年前なら全く想像できなかったな。ターニングポイントは絶対に去年の冬。
 友情、努力、勝利。輝かしきものの裏側にはもがき苦しむ人々
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欲望の翼(1990年製作の映画)

3.8

トニーレオンの使い方、、、
飛べない鳥は元々死んでいた話

オアシス(2002年製作の映画)

3.6

2人だけの繋がり方。
2人だけのオアシス。
「普通」って、こんなにも残酷に映るんだな
やっぱりバーニングが勝ってしまうよ。。

ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

4.5

死ぬということは、子宮の中では生後の世界がわからないということと同じようなことなのかもしれない、すぐそこにあるのに、未知であるゆえに完全な恐怖
生と死が混在する空間の中で、思考するからこそ行き着く答え
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.8

恐れを知らない少年が、愛と憎しみの間で揺れ動く作品。
現実に引き戻されすぎず、彼の自由さが圧倒的不自由に繋がるわけでもなく、曖昧なまま物語は終わる。ただの頭の狂ったサイコパス野郎と捉えるには短絡的すぎ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

100%の悪や恐怖で固められてない点がこの作品の奥深さ、核であり
ただただ不気味で不穏なわけではなく、
それを感じ取れない限り酷評に埋もれそうだ

こうゆう作品を純粋に
理解できない、結局何が言いたい
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.9

善玉でも悪玉でもなく「群れから逸れた子羊たち」という表現が素晴らしい。
誰かを失い、その事実を引きずる優しさとともに、前を向いて夢に素直になる強さを持ち合わせるとこんなにも強く、共鳴し合うことに驚かさ
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.7

「君の物語じゃない」
視聴者として、
ハッとさせられる幕開けだった

この物語を自分ごととするのではなくて
自分の人生の中の、
過去を乗り越えて、
新しい物語を生きるということ

この物語を観た者とし
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17歳(2013年製作の映画)

4.2

summer of 85の予習を兼ねて

何もかもが原色で目に写るような
揉まれて飲み込まれながら生きる17歳
その時代を切り取って、生きる麗しき女の子を映像として残し、世の女性に寄り添い続ける作品
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.5

2009年、私が小学校3.4年生の時に、こんなにも先を読めてる作品
リアルを訴えるために、ユーモアやロマンスや愛をありったけ組み込んで、人々の心を惹きつけて離さない
新と旧のどちらも否定せず受け入れ、
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