ザムさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ザム

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楽園の夜(2019年製作の映画)

3.0

より暴力性が増した『ソナチネ』の様な構成でしっかり面白いが、監督自身がミソジニーだと批判された影響がモロに出ている。特に女性キャラを無理に活躍させようとしている感が強く、終盤の主人公追い詰め展開も『新>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

2.5

親友のキャラ立ちが良いから、前半のシスターフッドな関係性でオーディションを勝ち上がっていく別の話が観たいと思ってしまった。魔女パート全て肌に合わない。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.0

ホラー映画としてまず良い。種族の交代が行われている事実が不気味なサントラと相まって滅茶苦茶怖い。背中出産等のゴアも素晴らしい。

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.0

初見時キツかったが今観ると中々面白い。人類の知能指数の低さと出産シーンのクオリティの高さに笑ってしまう。が、俺がこのシリーズに求めているのはゼノモーフなのだと認識した。

エイリアン4(1997年製作の映画)

4.0

前作であれだけ叩かれた冒頭を懲りずにまたやる潔さに惚れた。海中ゼノモーフ戦の新鮮味、前作同様泣けるラストに持ってくる歪さが最高。

エイリアン3(1992年製作の映画)

4.0

武器を持たない囚人達が知恵を絞り一匹のゼノモーフと戦うという構図そのものにグッとくる。ラストの母性開花も感動的。

エイリアン2(1986年製作の映画)

4.2

大量のゼノモーフVS海兵隊という前作とは打って変わった激エンタメな作りが良い。ラストバトルの飛び具合も最高。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

観た。冗長さと脳内カットのメリハリのなさが気になるが、男の人生+愚かな人類映画として面白い。結局、核も戦争も政治も全て人のエゴでしかない事をその象徴とも言えるルイス・ストロースと作り出してしまった主人>>続きを読む

コップランド(1997年製作の映画)

4.5

中年保安官のスライが腐敗した街に蔓延る悪徳警官達にたった1人で立ち向かう話だが、この映画はその立ち向かい方がアクションではなく心であるという点が最高に痺れる。己と世の中の正義を信じ、全ての感情が爆発す>>続きを読む

大脱出2(2018年製作の映画)

-

まぁこの年のスタローンがアクションやってくれるだけで良いっすよ…(数分)

パラダイス・アレイ(1978年製作の映画)

4.0

この時代から伺えるスタローンの人生観や人間臭さに痺れる。皆それぞれに人生があり、友人や恋人が居て、些細な幸せがある。これらを余す事なく描写し、スポ根を通して絆の物語に仕上げる。あまり知られていないが、>>続きを読む

バレット(2012年製作の映画)

4.0

暴力成分マシマシのアクション、スタローンとサン・カンの凸凹バディ、モモアとスライのタイマン、全てに痺れる。

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

陰湿な画作りが巧過ぎてほぼホラー映画の緊張感だが、それと同時に随所でカッコ良さを感じるのが良い。長回しの殺人なんかは圧倒的だし、後味の悪い継承映画としてのラストも見事としか言えない。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.2

前半と後半の緩急の付け方が神がかっていて痺れる。邦画ではあまり観ないレベチな暴力描写や過去を用いた残虐なエピローグが素晴らしい。

ダウンレンジ(2017年製作の映画)

4.0

ワンシチュエーションの緊迫感もそうだが、警察までを巻き込む暴力性とアホなオチが魅力的

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

5.0

最高に面白い。仁義なき戦いベースの話を警察視点で展開し、ヤクザと警察の癒着、政治家の乱入を描くが、双方の本質は変わらず、どっちに転んでいたか分からない、そして実際は久能と広谷の恋愛、という話に痺れた。>>続きを読む

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.8

世代交代の話だけど結局起こってる事が変わらなくて「前作で完結で良くね?」って思ったが、この変わらなさがより「若者の命」とか「地獄の連鎖」とか「駒でしかない」というメッセージ性に繋がってる気がして素晴ら>>続きを読む

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.0

警察が介入してきたせいでよりカオス+山守と打本の影響で代理戦争と同じかそれ以上にコメディになってて面白かった。ラストの広能と武田の哀愁にも痺れたし、シリーズ通して描いてきたた「若者の命の軽さ」により焦>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.0

複雑で分かりづらいが、よく考えると「こいつらやってる事しょうもなくね?」となり謎に笑えた。が、決してコミカルに描くのではなく、「若者の命の軽さ」を強調する様な怒りを感じるナレーションなど、締め所が素晴>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.5

観た
複雑な群像劇だった前作とは打って変わり、一人の若者に焦点を当てながら切ないロマンス展開に持っていくのが好み。脇役ながら超カッコいい広能や狂気的だが筋の通った大友勝利の魅力も良かった。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

再見
文字通り仁義なしの暴力抗争の中で1人筋を通す広能の渋さや若杉との盃には痺れるが、決してヤクザを美化して描かないのが良い。ぽこぽこ死んで行く様や坂井の取り乱し方なんかもみっともなくて笑える。

DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

3.6

どんな危機的状況に陥っても全くブレないイカれた主人公が死ぬほど面白いが、一つのPOVホラー映画として見ると怖くもないし、演出も単調な為途中から飽きる。まぁ良くも悪くもこの主人公のみで成り立ってる映画だ>>続きを読む

トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

4.5

敬愛するザラー監督の初期作。まぁ荒削り感はあるが、西部劇×食人族という異色の組み合わせでここまで面白いのは監督の手腕としか言えない。この頃から会話劇の面白さやキャラ造形の巧さも卓越している。何度観ても>>続きを読む

奪還者(2014年製作の映画)

4.5

観た。傑作。終末下の中でただ一つの財産であった車を奪われた主人公が執拗に犯人を追い続けるという話だが、バディ×ブロマンス側面が強いロードムービーだった。男は何故車に執着したのか、何故レイを拾ったのか、>>続きを読む

バッド・ルーテナント(2009年製作の映画)

5.0

超面白い。アベル・フェラーラ版の贖罪的な作りとは真逆で不良刑事の人生何とかなる劇をコミカルな作りで見せてくれる。言わば底辺だった周りの人間の人生も豊かにするニコケイのその場凌ぎ力にはなんかグッときたし>>続きを読む

高地戦(2011年製作の映画)

4.5

観た。まぁ終始どぎつい話で、戦争における"無意味"さをこれでもかと追求してくる作品だが、そこに韓国映画らしいエンタメの側面を持ち合わせた傑作だった。敵味方を超えた情のドラマや2秒との決着、ブラザーフッ>>続きを読む

アジョシ(2010年製作の映画)

4.0

過去鑑賞
泣く男の方が好きだが、今作もめちゃくちゃ良い。イ・ジョンボムは何かを背負い戦う男の生き様を描くのが巧く、そこにプロ同士のブロマンスを入れてくるから随所でグッとくる。

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.7

ブロマンス濃度が高すぎてクラクラする傑作。タイトルバックも超カッコいい。が、もう少しハードな内容を期待していたから肩透かしを食らった感はある。ポップさが少し浮いてる。

ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.0

エグい。単なる復讐劇では終わらず傍観者の主人公(観客)を追求する構成が見事。前半の暴力描写とカタルシスが一切ない殺戮、後味の悪さは韓国映画の中でも随一に感じた。味噌塗れ死体のビジュアルもレベチ。

甘い人生(2005年製作の映画)

4.5

最高に面白い。兎に角シンプルな筋の中に込められた切なさとハードボイルドさに痺れる。中盤のイ・ビョンホンいじめ→反撃の場面は「その場でやり返すんかい」というツッコミ所と共にアクション演出が神がかっていて>>続きを読む