ザムさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ザム

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

観た
俺は今作で描かれた病の当事者ではないけど、何処か現代社会での生きづらさを感じていて「1人で過ごしたいな」「人と関わりたくないな」と常日頃思ってるし、同じ思考を持つ人も多いと考えてる。だけどこの映
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

観た。
胎児の脳を移植され復活した主人公が巡る人生讃歌冒険劇という話で、予想していた説教臭さは1ミリも感じなかった。1人の女性が"哀れなるもの"を経験していく成長譚としても良いし、懐疑的な様で腑に落ち
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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.5

観た。不良刑事が罪を重ねに重ね、破滅していく様を描いた作品だが、割とそこら辺に居そうなリアリティさが良い。主人公の贖罪の仕方にはグッとくるものがあったし、教訓映画を匂わせてからのラストも最高だった。超>>続きを読む

ザ・タウン(2010年製作の映画)

3.0

観た。
見応えのある銃撃戦や主人公の哀愁感は良かったが、どうも腑に落ちずラストもグッとこなかった。これならJ・レナーとの疑似兄弟物として感動的な話にした方が良かったんじゃないか。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.0

観た。原作は未読のため間々に挟むギャグには乗れなかったが、良く出来た実写化だと思った。群衆戦と肉弾戦の見応えもバッチリ。ただ、一つのアクション映画としてもう少し山場というか魅せ場が欲しかった感はある。

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

4.0

観た。コンクリート・ユートピアを観た時に思った「この世界観に化け物がいたら楽しそうだな〜」を全力で体現してくれた傑作。まぁマブリー頼りの面白さではあったが、今作の敵の方が狂気的だったし、何より暴力指数>>続きを読む

ザ・ガーディアン/守護者(2022年製作の映画)

3.7

観た。引退を決意した殺し屋が娘を誘拐され再び暴力の世界へ…と言う話だが、レフン的な色使いと、強さがよう分からんチョンウソンしか印象に残ってない。元締めとの決着もあやふやだし、端からノワールとして作ろう>>続きを読む

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

3.7

観た。暴力描写の見応えは充分だったが、連続殺人鬼を巡る三つ巴展開という派手な題材の割には話が地味で若干退屈だった。もう少し暴力以外の魅せ場が欲しかったな。まぁチャン・ドンゴンが堕ちる様は面白かった。

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

2.5

観た。想像してた倍はマイルドで全く肌に合わなかった。見せない暴力とかスローの多用はエンタメ的な意味では良いと思うが、インナムがレイと闘争する理由が皆無すぎて全くノレない。オカマもキャラは良いが普通に浮>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

5.0

完璧な暴力映画と言えるが、イ・ビョンホンとチェ・ミンシクの殺し合い演出が神がかっていてもはやアクション映画の域に来てる。殺しと復讐の果てに滲み出る2人の表情は全映画の中でもトップレベルでグッとくる。

泣く男(2014年製作の映画)

4.5

観た。最高に面白い。贖罪を背負い戦う哀しい男の生き様に『ヒート』の良さをくっつけたみたいな完璧なハードボイルド映画。中盤の団地戦以降の展開は地味だが、そこにこの映画の魅力が全て詰まってる。ラストは2回>>続きを読む

メイド・イン・L.A.(1989年製作の映画)

4.2

観た
まぁ言ってしまえば味のしないヒートだが、無駄なくタイトに締まってて中々面白かった。スケールは落ちても迫力は落ちない銃撃戦が超かっこいい。ラストは流石にヒートの方が好きだが、これはこれでありだな。

オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

4.0

再見
アツくなりたいならコレ。「人生は向こうからやって来ない」この頃からスタローンの人生観を伺えるのが良い。超面白いよ。

大脱出(2013年製作の映画)

4.2

過去鑑賞
作中の演技とは言えスライVSシュワの殴り合いがあるだけで一見の価値あり。テーマに即した頭脳戦に加え2人を起用した価値ありのアクションも多くて超面白い。スライやシュワも良いが、個人的にはジャベ
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クライム・クリスマス 〜ニューヨークの白い粉〜(2001年製作の映画)

3.3

観た。
麻薬密売で暮らしていた移民家族が大きな犯罪へと巻き込まれていく話。社会派要素を詰め込みすぎていた印象だが、他愛もない会話や暴力描写の見所はあって退屈はしなかった。ラストの幸福とも不幸とも取れる
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.0

面白い。
終末下の人間の倫理や心理状態の変化を描く会話劇が巧み。韓国映画ならもう少し残酷に人を描けたのでは?と思うが、エンタメ性と社会性を両立させた脚本には流石としか言えない。随所にらしさを感じる厭な
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.0

観た。
映像面は前作の方が優れていると思うが、話は今作の方が好き。凸凹兄弟の冒険活劇に化け物が大量に出てくるんだからそりゃ楽しい。確執を乗り越える話もグッときたし、アクションも共闘やらタイマンやらで見
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

2.0

観た。糞つまらん。
シリーズの良さを帳消しにし、そこに破綻した脚本と粗雑なVFXの味付けがされている為、面白い訳がない。イコ・ウワイスの扱いやアクションにも目ぼしい点がなく、普通にタギる要素がゼロ。こ
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ザ・テロリスト(2009年製作の映画)

4.5

観た。死ぬほど面白い。
大量虐殺の見応えは勿論、若干冗長に感じる前半すら、ルサンチマン蓄積や社会皮肉、家庭や職場環境など、歪な面白さがあって退屈しなかった。まぁブレブレのカメラには酔いかけたが、そこも
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.2

観た
正直スプラッター描写に関しては予告編で見せすぎた感はあるが、人間の狂気さを凝縮した様な冒頭と、素晴らしいチキン描写だけでお釣りが来るくらいには大満足。往年のホラーオマージュやミスリードを駆使した
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ホステル(2005年製作の映画)

3.8

イーライロスの良さはグロに混ぜるコミカルさと諄くない社会風刺だよな。後半のカタルシスもエンタメ性抜群で良い。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

観た
前半の若気の至り的社会派テーマ×陽気な降霊会というエンタメ性抜群の展開が斬新で面白い。主人公の行動理念や後半の粗さに心地良さは感じないが、テーマ性に即した描き方でそこも良かった。キレのある残虐描
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

2.8

観た
相変わらずの画力は良かったが、話に真新しさがなく、人物描写や仲間集めが単調すぎて普通に面白くなかった。アクションに関してもスロー祭りで特にアガるシーンがなく、群集戦もゴチャゴチャしてて見づらい。
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.7

過去鑑賞
統合失調症の表現が秀逸。人の温かさや愛の表現も諄さはなくて普通に泣けた。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

2.5

過去鑑賞
グロいだけで突き抜けた良さがない。やっぱアクションとかグロさとか、過剰に入れ過ぎると目が慣れて退屈だな。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.2

観た
人生を描いたオフビートで淡々としたブラッコメディ。常に殺し屋と主人公の両方に死の気配があり、妙な緊迫感を感じるのが面白い。「労働者階級に祖国はない」という台詞が良いね。

インターステラー(2014年製作の映画)

2.0

過去鑑賞
これも全く面白いと思わないが、感動はした。

TENET テネット(2020年製作の映画)

1.5

過去鑑賞
難解だし不親切。「考察読むと分かる、何度も見たら理解する」とか、それは映画としてどうなんだ。ただただ面白くない。

ノウイング(2009年製作の映画)

3.5

ごちゃごちゃしてるが普通に面白い。飛行機辺りの緊迫感も良いね。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

観た
肉体労働者2人の不器用な恋を描いたラブロマンス。オフビートさや淡々とした展開に入れるコミカルさが変わらず心地良い。不当解雇や依存性から成る日常、時折挟む現実的な戦争話に人生の険しさを連想させられ
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